現在、スマートフォンではない従来式の携帯電話、いわゆる「ガラケー」を使用している方にお聞きします。近い将来ガラケーの多くが使えなくなってしまうということはご存じでしょうか。
正確に言うと、「3G回線」と呼ばれる従来の回線が停波されることにより、3G回線を利用しているガラケー及び、スマホが利用できなくなってしまうのです。
そこで当記事では、3G回線のサービス終了に先立って、回線終了による影響や、現在使用している携帯がこれからも使えるのか確認する方法、古い端末を使っている人が今後行わなくてはならない対応について紹介します。
3G回線がサービス終了!
3G回線とは、現在のスマホが普及する前の、携帯電話によるデータ通信を行ううえで主流となっていた第3世代無線通信回線のことです。
3Gという呼称は英語の「3rd Generation」の略で、第3世代の通信規格ということを意味しています。
現在はその次の世代の通信規格である4G回線が広く一般に使われており、日本では2020年に5G回線というさらに新しい回線によるサービスが開始されました。
そんな3G回線ですが、大手通信キャリア3社からサービスの提供が終了すると発表されています。
ソフトバンク・NTTドコモ・auの各キャリアのサービス終了時期について以下にまとめます。
3G回線サービスの終了時期
ソフトバンク
ソフトバンクの3G回線サービスの終了時期は、2024年1月下旬であると発表されています。
サービス終了の理由としては、現在においてより高速で高品質なLTEサービスが普及したことにより、周波数の有効活用を目的としているとのことです。
NTTドコモ
NTTドコモは、2026年3月31日に第3世代移動通信方式の「FOMA」や「iモード」のサービスを終了します。
サービス終了の理由としてNTTドコモは、顧客のライフスタイルに寄り添い、5G時代を見据えて経営資源を集中するためであると発表しています。
au
auは、2022年3月末をもってauの3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」を終了すると発表しました。
本サービス終了に伴い、本サービス対応機種と、auの高音質通話サービス「au VoLTE」に非対応の機種が2022年3月末をもって利用できなくなります。
3G回線を終了する理由とは?
なぜ3G回線のサービスが終了してしまうのでしょうか。理由は大きく分けて2つあります。
1つ目の理由として、スマホの普及によりガラケーの需要が低くなってきたことが挙げられます。
そして2つ目の理由は、通信環境の快適化・高速化に伴い、古い3G回線を維持することが困難になったからです。
特に2つ目の理由である、通信環境の快適化・高速化の進化のスピードは早く、既に現行の4G回線の次の世代の5G回線は一部でサービス提供が開始されています。
この5G回線の実装に注力するためにも、古い3G回線の維持にコストを割くことが難しくなってきているというのが現状です。
携帯電話の利用者のおよそ8割がスマホを使用しているというデータがありますが、まだ残り2割のユーザーはガラケーを使用しています。
いまだ少なくない需要があるガラケーに使われる3G回線のサービス終了は、ユーザーにとっては痛手ですが、携帯電話メーカーや通信キャリアにとっては、ガラケーの部品の製造やカスタマーサポートの存続が難しくなっているという事情もあり、やむをえない決定であると言えるでしょう。
3G回線サービス終了に伴う影響とは?
3G回線サービスが終了することに伴う具体的な影響について、さらに詳しく掘り下げて解説していきます。
3G回線を利用するガラケーが通信不可能に
3G回線サービスが終了することで、3G回線を利用する古いタイプのガラケーは使えなくなってしまいます。3G回線サービス終了後も継続してガラケーを使用したい人は、3G回線対応の機種から4G回線対応の機種に買い替える必要があります。
3G回線がサービス終了するタイミングは各キャリアによって違いがあるため、前もってよく確認をしておきましょう。3G回線サービス終了間際には、多くのユーザーが携帯電話の切り替えのためにショップに殺到することが予想されます。まだ3G回線を使うガラケーを使っている人は、切り替える計画を早めに立てておきましょう。
一部のスマホも音声通話ができなくなる
3G回線サービスの終了により、ガラケーだけでなく一部のスマホでも音声通話ができなくなります。
具体的には、「VoLTE」と呼ばれる通信技術に対応していないスマホが該当します。
VoLTEとは「Voice over LTE」の略で、高速なデータ通信規格であるLTEを用いることで3G音声通話と比べてより高音質な通話と、音声通話を行いながらの高速データ通信、呼び出し音が鳴るまでの時間の短縮を可能にする音声通話のことです。
VoLTEに対応していない機種にはiPhone5s以前の古いiPhoneも含まれており、VoLTE非対応機種のiPhoneは、3G回線サービス終了に伴い音声通話ができなくなります。
詳しい情報については各通信キャリアのサイトを参照してください。
4Gに対応したガラケー・スマートフォンは問題なく使用可能
3G回線サービスが終了するからといって、ガラケーや古いスマホの全てが使えなくなるわけではありません。
サービスが終了することで使用できなくなるのは、あくまでも3G回線を必要とするガラケーとスマホだけです。
4G回線に対応しているガラケーやスマホは、今後も使うことができるという点に注意しましょう。
お持ちのスマホが4G対応か確認する方法
自分の使っているスマホが4G回線に対応しているのかどうか気になりますよね。
スマホが4Gに対応しているのかを確認するためのもっとも簡単な方法は、各キャリアのサイトに掲載されている仕様表のページに行き、使っている端末の型番を入力して検索することです。
もしも、自分が使っているスマホの型番がわからない場合は、近くの携帯ショップに問い合わせをしましょう。
ガラケー利用者は将来的に機種変更が必要に
3G回線のサービスが終了してもガラケーが使いたいという人は、現段階では4G対応のガラケーを使えば問題ありません。
しかし、長期的なスパンで考えたとき、ガラケーを10年後も20年後も使い続けられるのかは不明です。さまざまなサービスに対応できなくなっていくなど不便な点が出てしまい、ガラケーユーザーは将来的に機種変更が必要になってくるのではないでしょうか。
また、ガラケーは少なからず需要があるとはいえ、スマホに比べると圧倒的に利用者数が少ないため、メーカーが今後も新しいガラケーを作り続けてくれるかどうかはわかりません。
4G対応端末を最後に、今後新しいガラケーが開発されないという可能性も十分に考えられます。
スマホへの乗り換えで心配なのは「料金」
スマホへの乗り換えを検討するうえで心配になるのは、やはり月々の利用料金でしょう。
各携帯キャリアの提供するガラケーの利用料金は、スマホに比べてかなり安くなっています。そのため、スマホへの乗り換えをすることで、月々の料金が増えてしまうのではないかと考えている人も多くいらっしゃいます。
そこで、はじめてのスマホで料金が心配な方にも安心な格安SIMをご紹介します。
格安SIMで月々の料金を安く抑えませんか?
格安SIMとは、大手キャリアに比べて格安の料金で利用できる通信サービスのことを指します。
なぜ大手キャリアよりも利用料金を安く抑えられるのかというと、格安SIMを提供している通信キャリアは、高額の通信設備への投資を自社では行っていないためです。
大手通信キャリアは、通信回線をつなぐために通信設備を設営したり、維持したりするのに多額のお金をかけています。その多額の投資コストを回収するために、大手キャリアの利用料金は比較的高くなってしまうのです。
一方で格安SIMは、大手通信キャリアの持つ回線の一部を借りることで通信サービスを提供するという仕組みをとっています。自社で通信設備を整えるためのコストがかからないため、その分利用料金も安く抑えられるというわけです。
また、格安SIMサービスは大手にも引けを取らない充実のサポートを提供しているものも多くあります。例えば、スマホの設定がわからない場合に訪問して対応してくれるサービスなど、はじめてスマホを利用する方にも安心のサービスを提供している会社もあります。
これらの点から、はじめてのスマホで料金を安く抑えて安心して使いたいという方は、大手キャリアに比べて圧倒的にお得になる格安SIMをおすすめします。
次の章ではおすすめの格安SIMサービスをご紹介します。
端末購入とセットで割引!おすすめ格安SIM「LIBMO(リブモ)」
はじめてスマホを利用するという方におすすめの格安SIM「LIBMO(リブモ)」をご紹介します。
LIBMOは、「データ通信+SMS+音声通話」が利用できるプランが月額利用料580円(税抜)~と、大手キャリアに比べてかなり低価格です。
「安いぶん通信品質が悪いのでは…?」といったご心配の必要はありません。LIBMOでは国内広域で利用できるNTTドコモのLTE回線を使用していて快適に利用できるほか、契約の際に端末もセットで購入すると割引が適用されるサービスもあります。
さらにLIBMOは、電話のかけ放題オプションも充実しており、「10分かけ放題」と、「かけ放題ダブル」という2つのオプションがあります。
「10分かけ放題」は月額850円(税抜)で、1回あたり10分間以内の国内通話が何回でもかけ放題になるオプションです。通知番号を付けて発信することで、NTTコミュニケーションズのネットワークを経由した通話となり、インターネットを通すIP電話と比べて、遅延や雑音が少なく品質の良い快適な通話が可能です。
その上位版にあたる「かけ放題ダブル」は月額1,300円(税抜)で、1回あたり10分以内の国内通話がかけ放題であるのに加えて、当月の国内通話料上位3番号に対しては通話料が無料となり、通話時間・発信回数無制限でかけ放題となるオプションです。対象となる上位3番号は月ごとに自動で抽出されるので、ユーザーからわざわざ申請する必要がない点も魅力です。
さらに、万が一に備えたサポートも充実しています。
月額500円(税抜)で加入できる「つながる端末保証 by LIBMO」というオプションでは、LIBMO以外で購入した端末であっても、故障した場合に無償修理、もしくは交換機の特別価格での提供をしてもらうことができます。思わぬ落下で破損してしまった場合や、水濡れ・水没による故障、予期せぬ自然故障にも対応してくれます。
LIBMOに関するさらに詳しい情報は、こちらの記事にもまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
また、LIBMOでは、ガラケーからスマホに機種変更する方に向けて、スムーズに機種変更を進めるための便利な情報をまとめております。
こちらのページもぜひご確認ください!
端末購入サポートで実質7,200円(税抜)割引に
「LIBMO(リブモ)」では「端末購入サポートプログラム」を提供しています。
こちらのプログラムをご利用いただくと、LIBMOの契約と同時に端末をセットで購入した場合に限り、
・LIBMOのデータ通信月額利用料から毎月300円(税抜)が最大24か月間割引!
・さらに音声通話機能SIMを申込んだ場合なら、利用開始から1年以内の解約で発生する契約解除料9,500円(税抜)が免除!
といった割引・特典を受けることができます。
つまり、「端末購入サポートプログラム」なら、端末の購入代金が実質7,200円(税抜)割引と非常にお得になります。
3G回線のサービス終了のこの機会に格安SIMに乗り換えるなら、「LIBMO(リブモ)」を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、3G回線のサービス終了に伴い、使えなくなってしまう携帯電話端末と終了後も使い続けられる端末について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
また、今後に備えて安心してスマホデビューするための格安SIMについてもご紹介しました。
3G回線サービスの終了は今後順次行われていきますが、その時に備えて、早めに機種変更などの準備を進めておくことをおすすめします。