今や携帯電話は子供からご年配の方まで一人一台を持つのが当り前の時代となりました。その種類も、キッズ携帯やスマートフォン、シニア向けデバイス、ガラケーまで、さまざまなものがあります。
中でもスマートフォンは携帯電話としての機能だけでなく、インターネットや各種アプリが利用できてとても便利です。電車の時間を調べたり、暇な時間に読書やゲームを楽しんだりと、スマートフォンの登場でできることの幅が非常に増えました。
一方で、ひと昔前の携帯電話と違って、端末費も含めてスマートフォンは高くなりがちです。できることが増えた分、通信費もかさみやすく、月々の料金が思った以上にかかってしまっている家庭も少なくないでしょう。大手携帯電話各社ではファミリー割引や家族割のサービスを展開していますが、それでも一家族分の通信料を毎月支払うのは、家計の負担になります。
そんなときにおすすめなのが、格安SIM・格安スマホです。格安スマホを使えば、月額料金を大幅に削減することができます。今回はそんな格安SIMのスマホをテーマに、安く利用する方法などをご紹介します。
あなたのスマホ代は高い?みんなの相場とは
ご自分のスマホ代について見直す前に、まずは月々にかかるスマホ代の相場について確認してみましょう。総務省やリサーチ機関の調査結果を見ると、大手キャリアのスマートフォンの月額費用は約8,000円前後です。
一方、格安SIMでは月額費が3,000円以内に抑えられるケースも多く、大手キャリアと比較してみるとその差額は5,000円にもなります。年額に換算すると、約60,000円も節約できることになります。
家計の見直しで最も効果的なのは「固定費の削減」
家計の支出を分類すると、固定費と変動費に大別できます。固定費は、住居や車のローン、スマホ代、インターネット料金の通信費、教育費、光熱費など毎月支払う一定額の費用を指します。
対して変動費は、食費や交際費、医療費、衣服費といった変動性のある支出です。
変動費はその名の通り、日々の生活の中で金額が大きく変動しますが、固定費はある一定額を保っています。そのため、家計を見直す場合には、まずベースとなる固定費の削減を行うことが原則です。
また、食事や交際に関わる変動費を節約するとストレスを感じてしまう場面も少なくありませんが、固定費の節約はそこまで圧迫感がないという点もポイントの一つです。
そんな固定費の中でも、家賃やローン、駐車料金などは削減しにくいですが、通信費であれば比較的改善しやすいはずです。
2020年現在は、コロナ禍のため、外食費や旅行代、交通費、教育費が減少していますが、携帯電話やPCの通信料は逆に右肩上がりに伸びています。これは、子供からご年配の方に至るまでスマホや携帯電話を持つようになり、契約台数が増えてきているのが一因と言えるでしょう。
さらに、テレワークやオンライン授業など、インターネット通信を活用する機会が一気に増えたことも影響しているはずです。
このように今の生活では欠かせない通信端末ですが、お子さんを含め家族全員で持つようになると当然支出も増えます。そのため、通信費をはじめとする固定費を見直し、できることからはじめるようにしてみましょう。
スマホ代を抑えたい!まずは無駄をカットしよう
では、スマホ代を抑えるためには、具体的にどういった部分を見直すべきなのでしょうか?
項目別にチェックしてみましょう。
不要なオプションの見直し
まずは不要なオプションの見直しをしてみましょう。過去にスマホを購入した経験がある方であれば、契約の際にさまざまなオプションを勧められたり、インストールされたりした経験もあるでしょう。
キャリアやサービスにもよりますが、ほとんどの場合オプションは300~500円ほどかかります。実際に活用するものであれば問題はありませんが、不要なオプションと数種類契約していると、それだけで費用がかさんでしまいます。
そのため、契約時の控えなどを確認し、不要なアプリやオプション契約は解約手続きを行いましょう。
契約しているプランの見直し
次に、契約しているプランの見直しです。一口に契約プランと言っても、通話プランや通信プランなどさまざまなものがあるので、まずは加入しているプランを再確認するところからはじめましょう。
そのうえで、実際の利用状況とプランを照らし合わせて考えることが大切です。
例えば、通話定額プランに加入している方であれば、実際に通話をする頻度がどの程度なのかを把握したり、月々の通信料を再確認してワンランク下の通信プランでも問題無いかどうかを確認したりする必要があります。
最近では大手キャリアでも低料金の基本プランを打ち出しているので、契約時よりも安い料金プランが新たに生まれているケースもあります。
NTTドコモのギガライト(月々1,980円~)や、auのデータMAX 4G LTE(月々3,460円~)、ソフトバンクのメリハリプラン(月々3,480円~)などは、リーズナブルな価格に設定されています。
自分の使用状況が今のプランに合っているのか、一度現在の通信キャリアと確認することをおすすめします。自分が入っているプランを再確認し、よりお得なタイプがあればそちらに変更しましょう。
Wi-Fi環境を整える方法も
Wi-Fi環境を整えることで通信費を削減できるケースもあります。
契約しているデータ通信プランの上限を超えてしまって、速度制限を受けたことのある方もいるのではないでしょうか。また、こうした状況で速度制限を解除するために、データ容量を追加購入したことがある方もいるかと思います。
このようにデータ通信には上限があり、より多くの通信を行うためには、データ容量の大きい上位のプランに契約する必要があります。しかし、上位のプランになるほど料金も高くなってしまいます。
データ通信量を節約するために効果的なのが、Wi-Fi環境の利用です。Wi-Fi環境下での通信であれば、モバイルデータ通信は行われずデータ通信量に加算されないので、月内のトータルの通信量を抑えることが可能になります。上手く使えば、低容量のプランでも上限に達することなく使うことが可能になります。
自宅にWi-Fi環境を整えることができれば、家族全員のデータ通信量を抑えることにつながるため、ご家族全員のデータ通信プランを安いものに変更できれば、環境整備にかかる固定回線の費用などを考慮しても、合計で見ると出費を抑えられるかもしれません。
格安SIMへの乗り換えでいくら安くなる?
ここからは、格安SIMへの乗り換えでどれだけの節約が見込めるのか、具体的な金額を交えてご紹介します。その前に、改めて格安SIMの概要についておさらいします。
そもそも、「SIMカード」は電話番号を特定するためのICカードのことを指します。SIMカードには電話番号をはじめとした加入者の情報が記録されており、スマートフォンに挿入されることではじめて電話機として使えるようになります。
格安SIMとは、NTTドコモ・au・ソフトバンクなどの大手携帯電話会社の料金と比較したときに、それよりも安い料金でサービスを提供しているものを指します。格安SIMを提供している会社は「MVNO」と呼ばれ、現在は数多く存在しています。MVNOは基地局を持たず、大手キャリアの通信設備を活用してサービスを実現しています。
では、大手キャリアの携帯から格安SIMへの乗り換えで、どの程度安くなるのか検証していきましょう。
大手キャリアと格安SIM、どのくらい料金が違う?
実際に、大手キャリアと格安SIMとでは、どのくらい料金が違ってくるのでしょうか。ここでは、格安SIMを提供しているLIBMOの料金を例に比べてみましょう。
まずは、一般的な3GBでの料金で比較をしてみます。NTTドコモのギガライトプランは、利用料が月額2,728円(税込)です。
一方、LIBMOの3GBプランは月額1,738円(税込)です。これには、NTTドコモのギガライトプラン同様、データ通信・SMS・音声通話が含まれています。
両社を比較すると月額利用料はおよそ1,000円ほどの差があります。
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NTTドコモのギガライトプラン(3GB) |
LIBMOの3GBプラン |
月額利用料 |
2,728円 |
1,738円 |
※表内はすべて税込
1年間使い続けた場合の違いとは
さきほどのプラン表をもとに、年換算(月額利用料 ×12ヶ月)の料金も見てみましょう。
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NTTドコモのギガライトプラン(3GB) |
LIBMOの3GBプラン |
月額利用料 |
2,728円 |
1,738円 |
年換算(x12ヶ月) |
32,736円 |
20,856円 |
※表内はすべて税込
上記の通り、その費用差はおよそ12,000円程度となります。
このように、大手キャリアと格安SIMには料金面で圧倒的に格安SIMに分があります。もし家族数名で格安SIMに乗り換えたとすると、かなりの固定費の節約につながることがわかります。
格安SIMが安い理由とは?
ここまでの説明で格安SIMが安いことはご理解いただけたかと思います。では、なぜ格安SIMはこのような低価格を実現できているのでしょうか。その秘密は通信設備にあります。
先ほども触れたように、格安SIMサービス各社では通信を行う基地局を保有していません。
そのため、大手通信キャリアの持つネットワーク設備をレンタルして、サービスを実現しています。自社で通信設備を持つ必要がないため、土地代や設備代、各種メンテナンス費が削減できるようになり、その分リーズナブルな料金で利用できるのです。
また、格安SIMサービスの多くはインターネット販売を中心にしていることも理由の一つです。基本的に大手キャリアは店舗を持ち、実店舗で販売・契約を行います。しかし、インターネット販売の形態を採ることで実店舗の数を減らしたり、多数の販売員がいなくとも運営が可能になったりします。運営コストという面でも、非常に効率的なのです。
ちなみに最近では格安SIMサービスでも実店舗を持つサービスが増えてきており、LIBMOもそのひとつ。店舗でスタッフにサービスについて詳しく聞くことができるというメリットがあります。
その他、自分で必要なサービスやオプションを選択できることも安さのポイントです。大手キャリアでは、契約と同時に加入しなければいけないサービスがいくつかあったり、プラン内にサービスが盛り込まれていたりする場合もあり、どうしても値段がかさんでしまいます。しかし、格安SIMは自分が必要なサービス・オプションを選ぶようなケースが一般的です。そのため、無駄な費用が発生しにくく、トータルの費用が膨らみにくいのです。
格安SIMにデメリットはない?
次に、格安SIMのデメリットを確認してみましょう。ご紹介したように、格安SIMサービスは実店舗を持たないケースもあります。料金に反映されて安く使えるというメリットがある一方で、困った時にスタッフと対面で相談することが難しいというデメリットがあります。
また、格安SIMは大手キャリアと比べて、通信速度が遅くなりがちです。実際の利用ユーザーからは、接続する時間帯によって遅くなるなどの声があがっています。そのため、ある程度の通信速度が必要なコンテンツを利用する場合には注意が必要です。とはいえ、SNSの利用や調べもの、ネットサーフィンなどの利用であれば、ほとんど問題なく利用できるでしょう。
その他、格安SIMサービスでは基本的にキャリア決済が利用できません。また、通信料金の支払いについてもほとんどの格安SIMサービスではクレジットカード決済のみとなっています。クレジットカードを持たない人やカード決済をしたくない人には、口座振替に対応してくれる格安SIMサービスを探す必要があるでしょう。
スマホ代を抑えるなら『LIBMO』
さて、ここまで格安SIM・スマホをテーマにご紹介しました。サービスによって特長はさまざまですが、最後に格安SIMの「LIBMO」についてご紹介します。
LIBMOはNTTドコモの回線で通話やデータ通信が行える格安モバイルサービスです。圧倒的な低価格に加え、大手キャリアと同じ回線を利用できるため、高品質かつ、安心・快適にお使いいただけます。
また、データ通信専用SIMやSMS機能付きのSIMの契約であれば、契約解除料が発生しないことも特長です。音声通話機能付きのSIMであっても、「端末購入サポートプログラム」「契約解除料0円プログラム」を適用すれば、契約解除料はかかりません。
その他、セキュリティ対策が充実していることも嬉しいポイントです。フィルタリング機能や位置情報を把握できる機能など、お子さんに持たせる場合にも安心してお使いいただけます。ぜひ、みなさんもLIBMOでお安く便利に、スマホを使ってみてはいかがでしょうか。
LIBMO公式ホームページ