近年はNTTドコモやKDDIなど、大手キャリアが次々と新プランを発表しています。20GBの大容量プランを従来よりもお得な価格で利用できるため、多くの人に広く注目されています。高額なイメージのあったスマホの基本料金を見直そうと、新サービスへの乗り換えを検討されている方もいるのではないでしょうか。
一方で、利便性の高そうなサービスであるものの、そもそも20GBの大容量は多くの人にとって必要なのでしょうか。なんとなく大容量プランを契約している、という方も少なくないはずです。
この記事では大手キャリアの新プランの概要を説明するとともに、20GBの必要性について詳しく解説します。また、大手キャリアの20GBの新プランと同様の格安SIMサービスもご紹介するので、ぜひサービスを選ぶ際にご参考ください。
大手キャリアの新プランとは?
大手キャリア3社である、NTTドコモ・au・ソフトバンクは、それぞれ新プランを発表しました。プラン名はNTTドコモがahamo(アハモ)、auがpovo(ポヴォ)、ソフトバンクがLINEMO(ラインモ)です。
|
ahamo |
povo |
LINEMO |
20GBプランの料金 |
2,970円 |
2,728円 |
2,728円 |
※すべて税込
サービス内容としてはいずれも20GBまでのデータ通信サービスを主軸にしています。料金はNTTドコモのahamoが月額2,970円(税込)、auのpovoが2,728円(税込)、ソフトバンクのLINEMOが2,728円(税込)です。
ahamoが少し高い価格帯ですが、1回5分までの国内通話し放題サービスが付随しています。他の2社のサービスでは有料のオプションサービスで1回5分までの国内通話し放題を利用できます。
従来の料金プランよりも大幅な値下げされていますが、いずれのサービスもデータ通信容量は20GBとなっています。では、本当に20GBもの容量は必要なのでしょうか?
本当に20GBも必要?さまざまな観点で調べてみた
大手キャリアの新プランはどれも20GBという大容量のデータ通信を割安な料金で可能にしていますが、そもそも20GBも必要なのでしょうか。
容量が大きければもしもの時にも安心と考えている方もいますが、多くの通信容量を使わずに過ごしている方も少なくありません。そこでここからは、さまざまな観点から20GBの必要性について詳しく解説します。
必要な通信容量を考える際の参考にしてください。
まずはアンケート結果をチェック
総務省「携帯電話ポータルサイト(暫定版)」によると、大手キャリア利用者のうち、約半数の49.5%のユーザーは2GB以下のデータ通信しか行っていません。次いで多いのは5GB以下の利用者で、割合は16.5%です。実際に毎月20GBを必要としている方は全体の2割ほどで、全体から考えると少数派です。
大手キャリアの新サービスの展開をみると、20GBという容量は一般的に感じてしまいますが、ユーザーの実情とは乖離があります。そのため、実際の契約プランと比較すると過剰に大容量のサービスを契約しているというケースも珍しくありません。仮に、毎月2GBしか使用していないのに20GBのプラン料金を毎月支払っていたとしたら、プランの見直しが必要です。
新サービスに代表される20GBというデータ通信量は、人によっては過剰なサービスの場合もあると認識しておきましょう。
データ通信量20GBでできることとは?
20GBのデータ通信量では、具体的にどのようなことを行えるのでしょうか。20GBという容量を理解するために、データ通信量の目安の例をいくつか紹介します。
用途 |
データ消費量の目安 |
20GBでできること |
Webサイトの閲覧 |
1ページあたり約0.3MB |
約6万6千ページ分 |
メールの送受信 |
1通あたり約0.5MB |
約20万通分 |
動画視聴 |
1時間あたり300〜500MB |
約40時間〜60時間 |
まず、Webサイト1ページを閲覧するには約0.3MBの容量が必要で、20GBでは6万6千ページ分、閲覧が可能です。続いて、メールでは1通の送受信に約0.5MBの容量が発生し、20GBでは約20万通までやり取りができます。こうしたデータ通信が少ないアクションでは、1ヶ月に20GBという容量を使い切るのは困難です。
続いて多くの情報量を必要とする代表例である動画視聴について確認してみましょう。1時間の動画視聴では約300~500MB必要で、20GBでは約40時間〜60時間視聴できます。2時間の映画を毎日1本はスマホで見るという方は、20GBのプランが向いているかもしれません。ただしこの数値は画質設定によって大幅に変動します。
ちなみに、スマホを利用する機会は多くありますが、データ通信容量を消費するモバイル通信ではなく、家庭用インターネットサービスなどのWi-Fiを活用できる場面もあります。また、通信容量の多いコンテンツはあらかじめWi-Fi環境下でダウンロードしておくなど、通信量を節約できる手段は色々とあることも覚えておきましょう。
実際の通信データ消費量をチェックする方法も
自分の実際のスマホの通信データ消費量をチェックするにはどうすればいいでしょうか。いくつかの方法がありますが、最も分かりやすいのは契約されているキャリア各社のユーザーページを確認することです。現在の通信の使用量がグラフや表などで表記されているはずです。
また、前月分など過去の通信データ消費量も確認できるので、スマホの使用状況を振り返ってみましょう。数ヶ月分の通信データ消費量が分かれば、必要としている通信容量のサービスも見えてくるはずです。
通信データ消費量を調べるほかの手段としては、アプリを利用する方法もあります。アプリによって仕様は異なりますが、Wi-Fiなどを利用した通信量も併せて確認できる場合もあるため参考にしてみましょう。
格安SIM「LIBMO」なら自分に合ったプランが選べる!
LIBMO(リブモ)は、株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する格安SIMサービスです。お得な料金プランが人気で多くのお客様にご利用いただいており、サービスのラインナップも豊富です。
LIBMOでも20GBの大容量プランを用意しているので、特徴をチェックしましょう。
大容量プランはLIBMOのほうがお得
LIBMOの20GBのプランには、「なっとくプラン(20GB)」があります。月額料金は1,991円(税込)で、音声通話機能付きSIMのプランとデータ通信のみのプランが同一料金で提供されています。
料金を比較すると、大手キャリアの3プランよりもLIBMOのなっとくプラン(20GB)の方がお得です。
|
ahamo |
povo |
LINEMO |
LIBMO |
20GBプランの料金 |
2,970円 |
2,728円 |
2,728円 |
1,991円 |
※すべて税込
もちろん、価格が安いからといって品質が劣ることはありません。LIBMOの通信はNTTドコモの回線を使用しているため安心安全です。また、10分かけ放題や留守番電話、雑誌読み放題タブホなど、オプションも充実しているので、お客様の利用環境に合わせてサービスを自由に組み合わせられます。
▼LIBMOのオプション一覧はこちらをご覧ください
契約中のプラン変更もカンタン
スマホを新しいプランで使い始めると、想定していたものとデータ使用量が異なる場合はよくあります。データ使用量が多すぎたり、少なかったり、使い勝手は実際に試してみないと分かりません。特に20GBの大容量プランとなると、思った通りに使い切れる方は少ないでしょう。
一方、LIMBOであれば契約中のプラン変更をいつでも行えます。変更の手続きはLIBMOのマイページからを簡単なステップで済ませられ、プラン変更による費用も発生しません。
例えば、スマホでお気に入りの動画をもっと見たいと大容量のプランに変更する場合も、Wi-Fi環境下でのスマホの利用が増えてプランを縮小したい場合も、LIMBOであれば柔軟に対応できます。引っ越しなどで生活環境が変化した際もスマホのデータ使用量も影響を受けますが、LIMBOならマッチするプランにすぐに変更できるので心配はいりません。
大手キャリアか格安SIMか、選ぶポイントは?
色々な新プランが大手キャリアと格安SIMより発表されていますが、サービス選定はどうすれば良いでしょうか。ここではさまざまな切り口でプランを選ぶポイントを解説します。
必要なデータ通信容量と料金
まずは必要なデータ通信容量を明確にして、プランの料金を比較しましょう。料金については同じ20GBのプランであれば、LIBMOに代表されるように格安SIMの方が安い価格設定です。割安な価格設定で人気の新プランをよりお得に使い始めるなら、格安SIMのサービスから選んだ方がコストパフォーマンスは高めです。
また、20GBより使用量が多い場合や、逆に5GBあれば十分に足りる場合、そのどちらでもぴったりのプランが格安SIMのサービスには用意されています。どのようなタイプのお客様でも、スマホの月々の代金をより安く抑えたいのであれば、格安SIMの利用がおすすめです。
電話の使用頻度
サービスを選ぶ際には、改めてスマホでの電話の利用頻度を振り返ってみましょう。
LINEなどの無料通話をメインで利用される方は、データ通信容量が割安の格安SIMのプランがおすすめです。一方で、よく電話を利用する方は、電話に関するオプションサービスの有無を確認しておきましょう。
例えば、大手キャリアの新プランは電話かけ放題系のサービスが含まれていたり、オプションサービスとして追加できたりするため、長時間の電話がお得に利用できる場合があります。
格安SIMでもかけ放題サービスはオプションで用意されている場合もありますが、一部の事業者に限られます。電話サービスが必須の場合は、検討中の事業者でオプションが提供されているかを確認しておきましょう。
また、オプションは追加料金がかかるため、最終的な金額の合計でサービスを比較検討しましょう。
海外での利用
海外でのスマホの利用が多い方は、大手キャリアのプランの方が向いています。
例えば、NTTドコモのahamoでは追加料金不要で海外82の国や地域でデータ通信を利用できます。スマホのデータローミングをオンに設定するだけで利用できるので、海外への渡航が多い方などにとっては便利なサービスです。
しかし、全く海外へは行かない方や、年に1度ぐらいしか海外旅行はしないという方であれば、海外利用のサービスはあまり必要ありません。海外利用のサービスは一見魅力ですが、多くの人にとって海外への滞在は日常のイレギュラーなイベントです。いつ使うか分からないサービスであれば、あまり重要視しない方が良いでしょう。
また、海外非対応のプランを利用していたとしても、海外旅行する際にはモバイルWi-Fiを格安料金でレンタルすることも可能なため、利便性はやや劣りますが経済的な負担はあまり発生しません。
共通の注意点とは
大手キャリアの新プランと格安SIMともに、共通の注意点がいくつかあります。
まず、いずれのサービスでもキャリアメールが使えません。キャリアメールとは「xxx@docomo.ne.jp 」や「xxx@au.com」などに代表されるメールサービスです。キャリアメールを現在でもよく使用するという方は注意しましょう。
次に、Webサイトのみで契約の申込みを受け付けていることです。大手キャリアの通常プランはショップ窓口などで手続きが可能でしたが、新料金プランについてはコスト削減のため基本的にオンライン専用での取り扱いに限られています。格安SIMも店舗を持っていないケースが大半のため、一般的にはWebサイトのみでの受付となります。
ただし、一部の格安SIMは実店舗でのサポートを受け付けています。例えばLIBMOでは、静岡県内に11店舗のショップがあり、ご契約や機種変更などの手続きを行っていただけます。
▼LIBMOの店舗一覧はこちら
https://www.libmo.jp/support/libmo_shop/
続いての注意点は、家族割引系サービスが使えないことです。大手キャリアの通常プランには家族で利用すると料金が割り引かれる家族割引系サービスが存在しましたが、新プランでは適用外となっています。格安SIMも家族割引系のサービスはない場合が多いですが、そもそも通常料金が安いという点は覚えておきましょう。
ほかにも、電話サポートが利用できない、留守番電話サービスが利用できないなど、制限されるサービスがあります。新プラン・格安SIMの導入を検討する際は、各サービスの公式Webサイトなどで注意点を前もって確認しておきましょう。
選ぶポイントまとめ
ここまでにご紹介した内容を振り返ってみましょう。
料金についてはLIMBOなどの格安SIMの方が大手キャリアよりも割安です。また、格安SIMでは20GB以外にもさまざまな種類の通信容量のプランが用意されており、スマホの利用状況にマッチしたサービスを選定できます。
ただし、電話の使用頻度が高い場合や海外でもスマホを利用する場合は、大手キャリアのプランの方が向いている場合もあります。
そして、大手キャリア・格安SIMともに、キャリアメールや家族割引系サービスなどが利用できないなど、いくつかの注意点があるため、事前によく確認しておきましょう。
まとめ
大手キャリアが新料金プランの提供を開始し、競争が激化しています。全体的に料金は安くなっており、大容量のプランもより手が届きやすくなりました。サービス内容もシンプルで分かりやすくなっていますが、自分に合ったプランを選ぶことが失敗しないためのポイントです。必要としているデータ通信量を明確にして、ぴったりなプランを選びましょう。
LIBMOであれば、より割安にスマホの通信サービスを利用できます。さまざまなデータ通信容量プランが用意されており、契約中のプラン変更も簡単です。そして、通信品質もNTTドコモ回線を使用しているので、どなたでも安心してご利用いただけます。
LIBMOで通信サービスを見直して、スマホのさまざまなサービスをお得に使いましょう。