初夏の梅雨時や秋の長雨などの際に、安心して屋外で利用できるのが「防水スマホ」です。防水スマホとは文字通り防水機能を有したスマートフォンで、雨の際はもちろんのこと、海やプールなど水辺のアクティビティにも安心してスマートフォンを持ち出すことができます。なんと機種によってはハンドソープで洗浄できるものもあります。
そんな防水スマホですが、一言で「防水」と言っても、その性能はさまざまです。防水性能は「IP等級」という規格で厳密に定められており、防水スマホを購入する際は、ご自身がどの程度までの防水性能を求めているのかを確認することが重要になります。この記事では、防水スマホの概要、IP等級、おすすめの防水スマホについてご紹介します。
- 防水スマホとは?
- 防水スマホはこんな人におすすめ!
- 防水スマホを使うときの注意点とは?
- 防水とあわせて知っておきたい「防塵」とは
- 防水スマホの選び方とは?
- 人気防水スマホの特徴&IP等級をチェック
- 防水スマホが安い!LIBMOのスマホ大特価セールをおさらい!
- まとめ
防水スマホとは?
防水スマホとは、水濡れなどに耐性のある防水機能を有したスマートフォンです。日常使いにおける安心感が高まるだけでなく、まるごと洗えるものであればコロナ禍における衛生対策の面でもメリットの大きな機能と言えるでしょう。海やプールなどに気兼ねなく持ち出すことができ、利用シーンが広がるのもメリットの一つです。
雨が多く海に面している日本では、以前から防水機能のニーズが高く、国内メーカーのスマートフォンは初期の頃から防水機能を備えていました。その後、国内スマートフォンシェアの4割以上を占めるiPhoneが防水に対応したのを皮切りに、海外メーカーも積極的に防水機能に対応するようになりました。現在ではiPhone・Androidを問わず、様々なメーカーの防水スマホを購入できるようになっています。
防水スマホのメリット
防水スマホのメリットは、何と言っても水濡れを気にする必要がないことです。
スマートフォンは細かな電子部品が詰め込まれた精密機器なので、水濡れは大敵です。直接水に浸けなくても、場合によっては湿気などでも故障に繋がります。しかし、防水スマホであれば雨の日でも安心です。たとえトイレに落としてしまった場合でも、洗って引き続き使うことができます。アウトドアに持ち出したり、お風呂で動画を見たりすることも可能です。
水没は必ず上位に挙げられるスマートフォンの故障原因なので、なるべく長く安心してスマートフォンを利用したい場合は防水スマホを選んだ方が良いでしょう。
防水スマホはこんな人におすすめ!
防水スマホは水濡れを気にする必要がないため、安心感が高まるだけでなく利用シーンが大幅に広がります。
そこでまずは、こんな方にはぜひ防水スマホを使ってほしい、というおすすめのシチュエーションをご紹介します。
海・プールなどアウトドアが多い方
海やプール、川などでアウトドアを楽しまれる方は防水スマホがうってつけです。夏場は水辺のアクティビティが増えるため、防水スマホであれば利用シーンが大幅に広がります。サーフィンでライドオンしたタイミングなど、エモーショナルな写真や動画を撮ることも可能です。
また、水辺以外に、天気の変わりやすい山のアクティビティでも防水スマホは活躍します。突然の降雨を気にすることなく、雄大な風景写真を撮影することができます。
海や川などの水辺に限らず、アウトドアの多い方は防水スマホを選ぶと良いでしょう。防水性能に加えて、耐衝撃性能を備えたスマートフォンならさらに安心です。
キッチンやお風呂でスマホを使う方
アウトドアだけでなく、家庭内での日常使用でも防水スマホは活躍します。
キッチンやお風呂などの水回りで気兼ねなく利用できるため、家事や入浴をしながらスマートフォンを利用できます。キッチンで洗い物などをしている時に電話がかかってきても、手が濡れたまま応答することもできるでしょう。また、料理をしながらレシピサイトや料理動画を見ることも可能です。
お風呂などでも、音楽を聴いたり湯船に浸かりながら動画をみたりすることができます。半身浴などの際にスマートフォンを利用できるのは非常に便利です。料理や長風呂が好きな方は、防水スマホを購入すると楽しみが増えるかもしれません。
防水スマホを使うときの注意点とは?
防水スマホを利用する上では、いくつかの注意点があります。
まず、防水スマホは「完全防水」ではないという点を覚えておきましょう。水滴の付着や多少の水濡れは問題ありませんが、水に完全に浸けてしまうのは避けるべきです。
また、スマートフォンが濡れてしまった場合は、なるべく早めに乾いた布などで拭き取って、自然乾燥させましょう。濡れたまま放置したり、充電したりすることは絶対に避けてください。その他、利用シーンごとの注意点をご紹介します。
海やプールで利用する場合
海の海水やプールの水には注意が必要です。海水には塩分が含まれているため、端子や内部基板を腐食させてしまう恐れがあります。プールの水には塩素が含まれており、電気を通しやすいためショートを引き起こす可能性があります。
防水スマホを海水やプールに故意に浸ける行為は、腐食やショートに繋がるため絶対にやめてください。濡らしてしまった場合は放置せずに早めに拭き取るようにしましょう。
お風呂で利用する場合
海水やプールと違いお風呂は真水なので安心と思われがちですが、石鹸や入浴剤には注意が必要です。石鹸水は表面張力があり、スマートフォン内部に入り込みやすいため故障の原因になります。また、硫黄の成分などが入った入浴剤も危険です。海水やプールと同様ショートや腐食を引き起こす可能性があります。
また、温度差にも気を付けなければなりません。あたたかい浴室で利用した防水スマホを、急に冷たい外気に晒すと、内部に水滴が溜まって水没故障の原因となります。お風呂で防水スマホを利用する場合は石鹸・入浴剤・温度差に十分注意してください。
雨の中で利用する場合
多少の雨なら問題になることはありませんが、台風やゲリラ豪雨などには注意が必要です。たとえ防水スマホであっても、長時間強い雨に晒されると水没故障してしまう可能性があります。また、雨で濡れたスマートフォンをポケットや鞄などに長時間放置するのも危険です。水分が内部に浸入し故障の原因となります。
一般的な防水スマホのSIMカードトレイにはゴムパッキンが仕込まれており、そのパッキンが水の浸入を防いでいます。しかし、きちんと閉まっていなかったり、ゴムパッキンが劣化していたりすると水没の原因となります。機種によっては充電端子にもキャップが設けられているものもあるため、これらが確実に閉じられていることを確認しましょう。
防水とあわせて知っておきたい「防塵」とは
防水スマホを選ぶ際に、スペック表などに登場するのが「防塵」です。防塵機能は、基本的に防水機能と合わせて搭載される機能です。
防水機能が「水の浸入を防ぐ」機能であるのに対し、防塵機能は「塵や埃の浸入を防ぐ」機能です。あわせて「防水防塵機能」と呼ばれています。
精密機器であるスマートフォンには塵や埃も大敵で、内部に浸入するとショートなどを引き起こし、故障の原因となります。防水スマホの多くは防塵性能も有しており、単に「防水スマホ」と言った場合は防水防塵性能を備えたスマートフォンと捉えて差し障り無いでしょう。
防塵性能についても、防水性能と同様「IP等級」という規格で厳密に定められています。
防水スマホの選び方とは?
防水防塵性能はIP規格によって定められています。防水スマホと言ってもIP等級はさまざまなので、どの程度の防水性能が必要なのかを確認する必要があります。多少の水濡れが防げれば問題ないのか、完全に水に浸けてしまっても問題ない防水スマホが必要なのかで選択肢が変わってきます。
防水スマホを購入する際はスペック表などでIP等級を確認し、利用シーンと照らし合わせて十分な防水防塵性能を備えていることを確認しましょう。
ここからは、防水防塵性能を判断する上で重要なIP等級についてご紹介します。
防水・防塵はIP規格をチェック
防水スマホの防水防塵性能は、スペック表などに記載されている「IP等級」を確認しましょう。IP等級は、国際電気標準会議(IEC)による「IP規格」に定められています。
IPは「International Protection」の略で、国際的な「保護等級」です。まずは防水性能と防塵性能の保護等級を確認していきましょう。
防水性能
防水等級は「IPX~」の形式で表され、防水性能に応じてIPX0~IPX8までの9段階に分かれています。防水性能の保護等級は下記の通りです。
保護等級 |
内容 |
0級 |
特に保護がされていない |
1級 |
鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
2級 |
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
3級 |
鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
4級 |
あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
5級 |
あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
6級 |
あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
7級 |
一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
8級 |
継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
防塵性能
防塵等級は「IP~X」の形式で表され、防塵性能に応じてIP0X~IP6Xまでの7段階に分かれています。防塵性能の保護等級は下記の通りです。
保護等級 |
内容 |
0級 |
特に保護がされていない |
1級 |
直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定) |
2級 |
直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定) |
3級 |
直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
4級 |
直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
5級 |
有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形) |
6級 |
粉塵が中に入らない(耐塵形) |
防水・防塵の両方の性能を備えている場合は、「IP(防塵等級)(防水等級)」と表記します。
例えば防塵等級「IP6X」、防水等級「IPX8」を備えた防水スマホの場合、防水防塵性能は「IP68」と表されます。
自分の用途に合ったIP規格のスマホを使おう
防水スマホによってIP等級は異なります。機種によっては防水等級が低く「防滴」に留まる物もあるため注意が必要です。雨程度の水濡れであればIPX3程度で問題ありません。お風呂やアウトドアでアクティブに利用したい場合は、IPX7やIPX8の機種を選択した方が良いでしょう。
スペック表でIP等級を確認し、ご自身のライフスタイルや利用シーンに合わせて選択してください。
人気防水スマホの特徴&IP等級をチェック
防水防塵性能の確認方法をご説明したところで、人気の防水スマホをご紹介します。現在ではiPhoneをはじめとした様々なスマートフォンが防水防塵に対応しているため、幅広いラインナップからライフスタイルに合った一台を見つけられるでしょう。では、それぞれの特徴と合わせてIP等級をご紹介します。ぜひ、選択する際の参考にしてください。
iPhoneSE(第3世代)
非常に人気の高い「iPhone SE」シリーズの第3世代モデルです。エントリーモデルながらiPhone 13シリーズと同じ「A15 Bionic」チップを搭載しており、非常に快適に利用することができます。ディスプレイは4.7インチのRetina HDディスプレイで、画面の下部にホームボタンを備えています。
ホームボタンは指紋認証センサーを兼ねており、コロナ禍でマスク着用の機会が多い現在では非常に嬉しい仕様と言えます。また、次世代通信規格である「5G」にも対応しているため、長く使うことができるでしょう。
防水防塵等級は「IP67」で、最高性能ではないものの日常使用には困らない、十分な性能を有しています。LIBMOでは新品同様の未使用品をお得にご購入頂くことが可能です。
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OPPO Reno5 A
Androidでは、中国OPPO社の「Reno5 A」がおすすめです。OPPO Reno5 Aは6.5インチのLCDディスプレイを搭載したミドルレンジスマートフォンになります。
ディスプレイのリフレッシュレートは最大90Hzで、動画やゲームを滑らかに表示することが可能です。アウトカメラは64MPのメインカメラ・8MPの超広角カメラ・2MPのマクロカメラ・2MPのモノクロカメラの4眼構成で、ポートレートや夜景などを美しく撮影することができます。その他機能として、背面に指紋認証センサーとFeliCaを備えており、5G通信やおサイフケータイにも対応しています。
防水防塵等級は「IP68」で最高性能を誇っているため、日常利用だけでなく水辺のアクティビティにも安心して持ち出すことが可能です。
ちなみに、現在LIBMOでは大特価セールを開催中です。非常にお買い得にOPPO Reno5 Aを購入できるので、検討されている方はぜひご覧ください。
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AQUOS sense6
日本メーカーからは、SHARPの「AQUOS sence6」をおすすめします。
AQUOS sence6は6.1インチのIGZO OLEDディスプレイを搭載しており、厚さ7.9mm・重量約156gのスタイリッシュなミドルレンジスマートフォンです。IGZO OLEDディスプレイは省電力性に優れており、メーカー独自のアイドリングストップ機能を組み合わせて最大1週間の連続待ち受けを実現しています。
さらに、メインカメラは48MPの標準カメラ・8MPの広角カメラ・8MPの望遠カメラの3眼構成となっています。画面内指紋認証、おサイフケータイ、5G通信にも対応しているので、非常に便利に利用できるでしょう。
防水防塵等級はこちらも「IPX5/IPX8・IP6X」で、万全の性能を有しています。AQUOS sence6も大特価セールの対象なので、ぜひこの機会にLIBMOでお得に購入しましょう。
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Redmi Note 11
続いて、中国Xiaomi社の「Redmi Note 11」をご紹介します。
Redmi Note 11は、最大90Hzのリフレッシュレートに対応した6.43インチの有機ELディスプレイを搭載しているミドルレンジスマートフォンです。
メインカメラは50MPの広角カメラ・8MPの超広角カメラ・2MPのマクロカメラ・2MPの深度カメラの4眼構成で、AI技術によって美しい写真を撮ることが可能です。5,000mAhの大容量バッテリーと、側面の電源ボタンに指紋認証センサーを備えています。
防水防塵等級は「IP53」です。防水というよりは「防滴」と捉えると良いでしょう。多少の雨や水滴などは気にすることなく利用することが可能です。こちらもLIBMOの大特価セール対象端末なのでお得に購入できます。
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AQUOS wish
日本メーカーからもう一台、SHARPの「AQUOS wish」をご紹介します。
AQUOS wishは、「シンプルで飾らないスマホ」をコンセプトに生まれた、AQUOSの新シリーズです。約5.7インチの液晶ディスプレイと13MPのメインカメラを備えています。エントリーモデルながら5G通信や指紋認証、おサイフケータイに対応しているため、快適に利用することができるでしょう。
防水防塵等級は「IPX5/IPX7・IP6X」で、こちらも必要十分な性能と言えます。AQUOS wishも現在大特価セールの対象なので、ぜひLIBMOでご購入下さい。
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防水スマホが安い!LIBMOのスマホ大特価セールをおさらい!
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対象は「OPPO Reno5 A」「SHARP AQUOS sence6」「Xiaomi Redmi Note 11」「SHARP AQUOS wish」と「Motorola moto e7 power」の5機種。
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まとめ
防水スマホについてご紹介しました。一口に「防水スマホ」と言っても、その性能はさまざまです。
防水防塵性能はIP規格によって厳密に定義されているため、ご自身のライフスタイルや利用シーンに合わせてどの程度のIP等級が必要なのかを確認する必要があります。防水スマホであれば安心して日常使用が可能です。また、海やプール、アウトドアに積極的に持ち出すこともできます。
LIBMOでは現在大特価セールを開催しており、防水スマホも多数取り揃えています。この機会にぜひ、お得に防水スマホをゲットしましょう。