あなたはいくつ知っている?現代~ちょっと昔の若者言葉・ネットスラング

知らない言葉をスマホで調べる人

2007年には「ネット流行語大賞」、そして2022年には「SNS流行語大賞」が生まれるほど、SNSやインターネット上では日々新しい言葉が生まれ続けています。一見意味や使い方が分かりにくいこれらの言葉は「若者言葉」や「ネットスラング」などと呼ばれる俗語の総称です。

この記事では、「親世代に送る現代の若者言葉やネットスラング」をテーマに、インターネットに飛び交うさまざまな言葉の意味合いを解説します。併せて、健全なインターネット利用をサポートするサービスも紹介します。

 

あなたはいくつ知っている?近年登場した若者言葉・ネットスラング

スマホを操作する人々

多くの若者言葉には、自由や遊びのニュアンスが込められています。また、ネットスラングの大半は掲示板などでの書き込みが発祥です。

まずは最近~やや昔に登場した若者言葉やネットスラングを紹介します。あなたはいくつ意味がわかりますか?

 

おつ(乙)

おつ(乙)は「お疲れ様」の意味で、ねぎらいの意味だけでなく、シーンによっては感謝や皮肉として使われることもあります。「お疲れ様」から「お疲れ」→「おつ」→「乙」と徐々に短く変化していったようです。

 

www / 草

wwwは「笑う」ことを意味しており、ローマ字入力の「warau」の頭文字を取っています。ニコニコ動画で笑いの程度を「w」の数で表したのが発祥です。大勢が「wwwww」と一斉入力すると画面が草原に見えるため、転じて「草」「草生える」が使われるようになりました。草の度合いとして「大草原」「竹」「森」「アマゾン」などの発展形もあります。また、現在のSNSでは「笑=草」という認識が多いようです。

 

BAN

BAN(バン)は「禁止・停止する」を意味する単語です。ユーザーが利用規約や法令に違反した際、他の利用者や運営元に損害を与えるペナルティとして、利用権やアカウント停止することを指します。なお、停止期間や再利用の可否は利用サービス・理由などによって異なります。

 

アンチ

アンチは「反対・対抗・嫌う」という意味です。アンチという言葉単体、もしくはアンチの後に続く単語への反対(対抗)を示すもので、「反論」はドイツ語の哲学用語である「アンチテーゼ」に当てはまります。アンチ(anti)の反対語は、賛成や支持の意味で「プロ(pro)」ですが、こちらは使われている様子はありません。

 

スパダリ

スパダリは「スーパーダーリン」の意味で、通常3K(高身長・高学歴・高収入)かつ内面も魅力的な男性を指す言葉です。女性向け漫画内では、「ハイスペックだが変人。しかしそのギャップにも惹かれる」という特徴を持つキャラクターに用いられていました。

 

ま?

「ま」は「本気」を意味する言葉で、「ま?」は「本気?」という意味があります。にわかに信じがたい情報や書き込みに対して、根拠やソースを相手に聞く目的で使うケースが多い傾向です。

 

り / りょ

「りょ」は「了解」の略であり、「り」にも同じ意味があります。SNSを中心に使われ、当初は「りょ」だったものの、最近は「り」のみで表現するのが主流です。

 

リムる

「リムる」は「リムーブ(解除)する」ことの略語です。主にTwitterなどのSNSで使われ、フォローを外す(解除する)、接点を絶つ、友達解除などの意味があります。

 

はにゃ?

「はにゃ?」は、かわいらしく首をかしげる意味の感嘆詞です。かつてのNHK番組キャラクター「はに丸」の首をかしげる様子に由来しています。2020年ごろYoutuberの人気芸人が使い、再ブームとなりました。

 

dis / disる

「dis」は英語のdisrespectの略語です。respect(尊敬、重んじる)の反対で、侮辱・軽蔑・批判・否定を意味します。悪意を持つニュアンスが強く、ひどく責める言葉なので使うシーンに注意しましょう。

 

エゴサ

エゴサ(エゴサーチ)とは、インターネットで自分や自社を検索して調べる行為です。企業の場合、マーケティングの一環としても行われます。ラテン語で自分を意味する「ego」とsearch(検索)を合わせた言葉です。

 

やりらふぃー

「やりらふぃー(やりらふぃー)」はテンションが高くチャラいという意味で使われます。TikTokで人気となったノルウェーのアーティストMeland x Haukenの楽曲「CHERNOBYL 2017」のサビ部分が「やりらふぃー」とも聞こえることが由来です。

 

エモい

「エモい」とは、懐かしさやセンチメンタルな感情に襲われた様を表す言葉です。英語のemotional(感傷的・情緒的)の意味の他、アメリカのロックミュージックジャンルである「Emo」の情緒的で想いがこぼれるようなトーンの楽曲であったことに由来します。

 

推し

推し(おし)とは、他の人に推薦・薦めたいほどに好感を持った特定の人物に対して使う言葉です。「同種の中で一番好き」という意味になり、推しを応援する活動は「推し活」と呼びます。単純な「好き」よりも強い好意度を持つ場合がほとんどです。

 

好きピ / ピ

好きピ(すきぴ、ピ)は「好きなピープル」という意味で使う他、好きな人・友人・芸能人・キャラクター・物に使います。恋人(両想い)としての意味合いは薄く、個人か複数であるかを問いません。

 

ちょっと懐かしい!?2000年代~2010年代に生まれたネットスラング

SNSに投稿する人々

スラングはどちらかというと短命なものが中心ですが、汎用性が高いものは長い間使われることもあります。ここでは、さきほどまでにご紹介したものよりももう少し昔、2000年代~2010年代に登場したとされるネットスラングを紹介します。

世代によってはこちらのほうが馴染みがあるという方もいらっしゃるでしょう。こちらもいくつ意味が分かるでしょうか。

 

カキコ

カキコは「掲示板(スレッド)への書き込み行為」を指す名詞です。初めての書き込みを行う際に「初カキコ失礼します」などの文言を発信することがマナーとされている他、あいさつとして扱われることもありました。

 

ワロタ

ワロタは「笑った」の意味で、「面白い」という感情表現でも使われます。強調した「クソワロタ」や思いがけないタイミングで笑う「不覚にもワロタ」などのアレンジもあります。類義語は「w」「森」などです。

 

kwsk

kwskは「詳しく説明して」の略語で、詳しく(kuwasiku)の子音をつなげた単語です。発音する意図はなく、文字のみで表現します。

 

禿同

禿同(はげどう)は「激しく同意」、つまり相手と同意見であることを示す言葉です。元々は「激同」でしたが、ある時の誤変換をきっかけに意図的に「禿同」が使われるようになりました。Twitterでは賛同の意味として引用RTで使われます。

 

メシウマ

メシウマは「他人の不幸は蜜の味」というようなネガティブな喜びの意味を持つ言葉です。建前では残念・気の毒などと言うが、本心では面白い話と思っている状態を指します。

 

8888(拍手)

8888は「パチパチパチパチ」と読み、拍手を意味しています。8の個数に決まりはなく、主に動画共有サイトでの動画コメントに使うものです。動画コメントは同じ文字が画面を埋めつくす「弾幕」が面白さやインパクトを出す目的で使われるため、そこで8888が活用されやすい傾向にあります。

 

なう

「なう」には3通りの意味があり、「自分が現在いる場所」「現在置かれている状況」「現在の行動」を示しています。語源は死語の「ナウい」と同じく英語の「now」です。

 

誰得

誰得(だれとく)は、「誰が得する(喜ぶ)のだ?」という意味の略称です。マイナーやニッチな事柄に対して、あきれたようなニュアンスを込めて使われます。「俺得(少なくとも俺は得する)」と返すのが定番のやり取りです。

 

飯テロ

飯テロ(めしてろ)とは、人前やSNS上において、見た人の食欲を激しく沸き立たせるような振舞いのことです。SNS上で食欲を刺激するような料理の写真、動画などを投稿することが飯テロに値します。特に、夜間など小腹が空きがちな時間帯ほど、飯テロと言われやすくなります。

 

イッヌ / ぬこ

イッヌ(いっぬ)は犬、ぬこは猫を表す言葉です。2ちゃんねるのなんでも実況Jで生まれました。野球のイチロー選手を「イッチ」と呼ぶ流れから派生した説もあります。ちなみに「イッチ」はその後、スレッドを建てた人を示す言葉としても使われるようになりました。

 

ニキ / ネキ

ニキは「兄貴」、ネキは「姉貴」の意味で「アニキ・アネキ」とほぼ同じ意味の言葉です。実際の血縁関係だけでなく、頼りになる年上などの敬称として名字や名前の後につけます。

 

フロリダ

フロ(風呂)リダ(離脱)、「風呂に入るためメッセージのやり取り等から離脱(離れる)する」という意味で、アメリカの地名とは関係ありません。主にSMS上で会話が盛り上がっている時や動画配信中に離れる時に伝える言葉です。

 

履修

オタク用語の一つで、作品を履修科目に見立て、ある作品に関する全てのジャンル(漫画やアニメ、ゲーム、映画、実写化など)の知識を増やす・全てを得ることを意味します。漫画のみなど一部のジャンルのみ知っているという方は「漫画以外は未履修」といった形で使います。

 

TL

TLはSNSにおいて投稿が並ぶ画面である「タイムライン」のことを示します。もともとTime Lineはスケジュールや予定の一覧を示す言葉でしたが、派生してこのような意味も持つようになりました。

 

FF外

SNSなどで、自分からも相手からもフォローしていない関係、つまり無関係な赤の他人のことです。FFという言葉が「フォロー・フォロワー」という意味があり、その「外」の関係だということを示しています。主に、定型的なあいさつの意味で「FF外から失礼」と使われます。

 

ググる

検索サイトグーグル(Google)で調べることを意味します。書き言葉の域を越え、話し言葉としても使われるようになりました。グーグルに限らず「ウェブ検索する」という用例も見受けられます。

 

ktkr

感情が高まった時に使われる「キタコレ」をローマ字に変換し、4文字を取った言葉です。主に「おどろく出来事」「待ち望んでいたアニメなどの制作発表」「意中の人から連絡が来た時」などで使います。

 

親は子どもが使う若者言葉・ネットスラングにどう向き合うべき?

スマホと勉強

若者言葉やネットスラングは、コミュニケーションや楽しさのために使われるものだけでなく、相手を中傷したり差別的な意味合いを持ったりする言葉もあります。では、親世代の方々は子どもが使うこれらの言葉にどのように向き合えば良いのでしょうか。

 

インターネットの使い方にルールを設ける

最近の小学校では情報モラル教育として、インターネットリテラシー(インターネットの情報や事柄を適切に理解し、判断、運用する能力)の教育を行っています。親世代も一方的に制限するのではなく、これらの教育に関心を持つ必要があるでしょう。具体的には「相手が傷つくようなことはしない」「面と向かっていえないことは言わない」など、道徳的な約束事を設けるのは効果的です。

なお、安全なインターネット利用に関して警視庁は「ネチケット」を公表し、相談ダイヤルも設けています。

参考:守っていますか?ルールとマナー

 

インターネットに潜むリスクを伝える

ニュースでは度々、SNSを通じて出会った方が巻き込まれた痛ましい事件や詐欺事件が報道されるのを目にします。インターネットやSNS上には、人間の欲望をかきたてるさまざまなコンテンツがあふれ、ネットショッピングやゲーム、SNSなども一大産業として確立されました。便利さや楽しさ、充足感が得られる一方で、インターネットに潜むリスクも理解し、対策を立てることが必要とされています。

主なトラブルにつながるリスクとして、「ウイルス」「情報発信トラブル(プライバシー)」「詐欺」などの他、「脆弱性のある機器端末の使用し続けること」が挙げられます。これらのリスクを正しく理解し、トラブルに巻き込まれない・巻き込まない方法を親子間でよく話し合いましょう。

 

インターネット上のリスクを軽減する「TOKAI SAFE」

TOKAI SAFE

インターネットが生活に欠かせないからこそ、トラブルに巻き込まれることを防ぐ意識や対策は誰にとっても重要です。LIBMOが提供する「TOKAI SAFE」は、安全かつ快適なオンラインサービスの利用をサポートします。インターネット検索やショッピング、SNSなどのコミュニケーションツールを利用する手持ちのデバイスを、さまざまな脅威から守るサービスです。

PCやアンドロイド、iPhoneなどマルチプラットフォームに対応しており、1つのライセンスで7台まで管理できます。また、世界レベルで評価されたウイルス検知レベルを誇り、スマートフォンの使いすぎを防止する使用時間制限機能もあります。

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まとめ

ネットスラングはコミュニケーションの要素の一つとして便利な反面、ネガティブなニュアンスを含んだものも多いため、使うシーンには十分な注意や配慮が必要です。

新しいネットスラングが次々と生まれ、ごく自然に飛び交うSNSやインターネットは、生活に欠かせない要素であるとともに深刻なトラブルにつながるリスクも潜んでいます。今回の記事をきっかけに、子どもだけでなく大人も含め、快適かつ安全なインターネット利用をサポートするTOKAI SAFEを検討してみてください。

 

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