夏になったら、海にプール、お祭りに旅行など、楽しみな予定を立てている方は多いでしょう。その思い出は、写真や動画で大切に残したいものです。
そこで確認したいのがスマホのストレージ容量です。容量がいっぱいになってしまうと、せっかくの写真や動画が保存できません。スマホを快適に使用するためにも、今のうちにストレージ容量を確認しておきましょう。
本記事では、スマホのストレージ容量の確認方法や、空き容量を増やすためのポイントについて詳しく解説します。
スマホのストレージとは?
ストレージは、スマホ本体に保存可能なデータ容量で「ROM」と表記されることもあります。ROMは「Read Only Memory」の略称です。
ストレージ内には写真や音楽のデータが保存されており、補助記憶装置としてスマホ本体にデータを長期保管しています。自ら削除しない限り、スマホの電源を切ったとしてもストレージ内のデータは消えません。
スマホに搭載されているストレージの容量は機種によってさまざまです。64GBや128GBあたりの機種が一般的ですが、大きいものでは512GBや1TBの容量を持つものも販売されています。
なお、データ容量は「B(バイト)」の単位で表され、
- KB(キロバイト)
- MB(メガバイト)
- GB(ギガバイト)
- TB(テラバイト)
の順で、1024倍ずつ容量が増える仕組みです。
近年のスマホやアプリは高性能化が進み、それにつれてアプリ・動画・写真などのファイルサイズも徐々に大きくなっています。
よく聞く「メモリ」との違いは?
メモリは、データを一時的に保存するための作業領域のことで「RAM」と表記されることもあります。RAMは「Random Access Memory」の略称です。ストレージと混同されやすいものの、利用する用途は異なります。
メモリは、処理作業を行うための一次的なデータ保存場所です。短期的にデータを保管するため、スマホの電源を切ってしまうと保存していたデータは削除されます。
メモリの容量が大きければ大きいほど、同時にたくさんの作業を実行できます。大容量のメモリを保有するスマホであれば、複数のアプリを立ち上げていても動作がもたつくことなく快適に利用できるでしょう。
「クラウドストレージ」との違いは?
クラウドストレージとは、インターネットを介してオンライン上にデータを保存するサービスです。スマホの内部だけでなく「クラウドストレージ」を利用して、ストレージ容量をオンライン上で確保できます。
クラウドストレージなら、個人だけでなく複数人でもファイルを共有できます。また、データを保存したスマホだけでなく、別のデバイスや遠隔地からの確認も可能です。その利便性から、近年ではクラウドストレージにデータを保管する利用者が増えています。
クラウドストレージサービスには、小容量であれば無料で利用できるものも少なくありません。足りない場合は、必要な容量のプランを有料で契約できます。
大量のデータを保存したい場合、スマホのストレージとあわせてクラウドストレージを利用すると、保存できる容量が増えて快適にスマホを利用できるでしょう。
ストレージ容量の確認方法
快適にスマホを利用するためには、ストレージの空き容量を把握しておく必要があります。ここでは、スマホのストレージ容量の確認方法を紹介します。
iPhoneのストレージ容量を確認する方法
iPhoneのストレージ容量を確認する方法は、以下のとおりです。
1.「設定」を開き「一般」を表示
2.「iPhoneストレージ」をタップ
3.本体のストレージ容量や使用量を確認
Androidスマホのストレージ容量を確認する方法
Androidスマホのストレージ容量を確認する方法は、以下のとおりです。
1.「設定」を開き「ストレージ」をタップ
2.本体のストレージ容量や使用量を確認
ストレージの空き容量が不足するとどうなる?
スマホのストレージ内の空き容量が不足してしまうと、さまざまな問題が起こります。ここでは、ストレージの空き容量が不足する場合に起きるリスクについて見ていきましょう。
スマホの動きが遅くなる
ストレージの空き容量は、スマホの動作に大きく影響します。ストレージの空き容量が少なくなるにつれて「アプリのダウンロード・起動が遅い」「動作が遅い」といった問題が発生しやすくなるためです。
また、ストレージ容量が大幅に不足していると、動きが遅くなるだけでなく正常に起動しなくなる恐れもあります。状況によっては個人での復旧は難しく、修理が必要になるケースもあるでしょう。
トラブルを避けるためにも、できるだけストレージの空き容量が枯渇しないように使用することが大切です。
データが保存できなくなる
ストレージの容量が不足すると、アプリや動画、写真などのデータを保存できません。 空き容量が不足した状態で新たにデータを保存しようとすると、「ストレージの空き容量がありません」と表示され作業が中断されてしまいます。写真や動画の撮影も行えなくなってしまうでしょう。
このようなトラブルを回避するために、ストレージ容量はこまめにチェックしましょう。
OSのアップデートができなくなる
ストレージの容量が不足していると、新しいOSのアップデートができません。
OSのアップデートを行う際は、ストレージに一定の空き容量が必要です。一般的に、5GB程度確保しておくと安心といわれています。ストレージの容量を事前に確保したうえで、OSのアップデートを実行しましょう。
フリーズや強制的な再起動が起きることも
ストレージの容量不足が原因で、スマホ画面のフリーズや強制的な再起動が起こることがあります。
強制的に起こる再起動は、容量が上限に近づくにつれて発生頻度が高まる傾向です。ストレージには、アプリなどが読み込み速度を上げるために使う「キャッシュデータ」というものが一時的に保存されます。ストレージの空き容量に余裕がない場合、このキャッシュデータの保存すらできなくなるため、動作が悪くなり、フリーズや強制的な再起動が起こってしまうのです。
キャッシュデータを削除して一時的に動作が改善したとしても、ストレージ容量不足が改善されないままでは、頻繁に再起動を繰り返すようになるでしょう。
ちなみに、スマホがフリーズしてしまう原因としては、メモリやSoCの性能不足なども考えられます。SoCとは、スマホのさまざまな処理を担うCPUやGPUなどの機能がまとめられたパーツです。フリーズや強制的な再起動が起こる場合は、ストレージだけでなくメモリやSoCにも問題がないかチェックしてみましょう。
スマホの空き容量を増やす方法とは?
前述のとおり、快適なスマホ操作を実現するためには、常にストレージの空き容量を十分に確保しておくことが重要です。続いては、スマホの空き容量を増やす方法を紹介します。
キャッシュの削除
キャッシュは、表示したウェブサイトやアプリのデータを一時的に保存する機能です。一度表示したアプリやブラウザで、ログインしたままの状態を維持できたり、読み込み時間が短縮されたりするのは、このキャッシュの働きによるものです
便利な機能ですが、アプリやブラウザを利用するたびにキャッシュの情報は増え続けます。キャッシュが蓄積すると、ストレージ容量は圧迫され、スマホの動作に影響が出ます。適宜キャッシュ情報を削除し、ストレージの空き容量を増やしましょう。
キャッシュ削除の方法は、iPhone、Androidスマホ共に各アプリを開き、それぞれ個別に行います。
なお、アプリごとにキャッシュ削除の方法はさまざまです。例えば、LINEアプリのキャッシュ削除は「設定→トーク→データの削除」の手順で行えます。LINEのトークはキャッシュを削除した後も残るため、心配はいりません。
しかし、一度キャッシュ情報を削除すると、ログイン情報や閲覧履歴も消えてしまいます。キャッシュの削除を実行した後は、再ログインが必要となる場合もあるため、注意しましょう。
不要な写真・動画・アプリなどを削除
近年の動画・写真などは鮮明で解像度も高くなりました。そのため、一つひとつのデータ容量が大きく、スマホのストレージを圧迫しているかもしれません。
不要な写真や動画が保存されていないか、定期的に確認して削除するようにしましょう。
アプリであれば、何度でも再インストールが可能なため、使用していないアプリがないか定期的に見直すとよいでしょう。
なお、アプリの中には、Webサイトでも同じサービスを利用できるものもあります。ストレージを節約するために、アプリではなくWebサイトからサービスを使うようにするのも有効な対策です。
クラウドストレージの活用
スマホ本体に写真や動画を大量に保存している場合は、クラウドストレージの利用を視野に入れましょう。
クラウドストレージサービスの「iCloudフォトライブラリ」や「Googleフォト」に動画や写真を保存し、スマホ内に保存されたデータを削除すれば、ストレージの空き容量を確保できます。
ただし、iCloudやGoogleドライブなどのクラウドストレージは、無料で利用できる容量が定められています。無料の容量に収まらない場合は、有料プランの契約が必要です。
ここでは、クラウドストレージサービスの「iCloud」と「Googleドライブ」の有料プランについてまとめました。
・iCloud
iCloudは、5GBの容量を無料で利用できます。
追加可能な有料プランは以下のとおりです。
保存容量 |
月額利用料金 |
50GB |
130円 |
200GB |
400円 |
2TB |
1,300円 |
※一部のプランのみ抜粋しています ※料金はすべて税込です
・Googleドライブ
Googleドライブは、無料で15GBの保存容量を利用できます。この保存容量はGoogleドライブ、Googleフォト、Gmailで共有される仕組みです。
これらのサービスで容量を追加する場合は、「Google One」という有料プランに加入することになります。追加可能な有料プランは以下のとおりです。
保存容量 |
月額利用料金 |
100GB |
250円 |
200GB |
380円 |
2TB |
1,300円 |
※一部のプランのみ抜粋しています ※料金はすべて税込です
有料プランは、使用状況に合わせた容量を選択できるため、利用者にとって使いやすいサービスといえます。
なお、空き容量を確保するためにクラウドストレージを利用する際、クラウドストレージ上に保存したいデータが大きいほど、データの移行に多くの時間を要するため注意が必要です。
SDカードの挿入
ストレージの空き容量を確保したい場合、SDカードの利用も有効な方法です。
SDカードが差し込める機種はAndroidの一部機種に限られているものの、対応した機種であればSDカードにデータを移動させ、すぐに空き容量を確保できます。
ただし、SDカードに保存する場合は紛失などのリスクもありますので、取り扱いには十分気を付けましょう。
SDカードが挿入できるAndroidスマホでSDカードへデータを移動する方法は、機種によってさまざまです。
Google Pixel、Xperiaなどの場合、標準搭載されている「Files」アプリを使用してデータを移動することができます。なお「Files」アプリが標準搭載されていない機種でも、Google Playからダウンロード可能です。
Files by Googleのダウンロードはこちら ※Androidのみ
詳しいデータ移動の手順はGoogleのヘルプページにてご確認ください。
ファイルを SD カードに移動またはコピーする|Files by Google ヘルプ
スマホを買うときはストレージ容量に注目しよう
さまざまなデータを余すことなく保存したい場合は、ストレージ容量の大きなスマホを選びましょう。
最後に、格安SIMのLIBMO(リブモ)でスマホを購入する場合のストレージ容量の確認方法について紹介します。
LIBMOで取り扱っているスマホのストレージ容量を確認する方法
LIBMOで取り扱っているスマホのストレージ容量を確認する方法は、以下のとおりです。
1.LIBMOの「取り扱い端末一覧」ページへ
2.確認したいスマホを選択
3.スマホの製品ページを表示
4.「スペック」の表まで画面をスクロール
5.「メインメモリ(RAM/ROM)」の右横にあるROMの数値を確認
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まとめ
ストレージ容量は、スマホを快適に使用するために必ず確認したい重要な項目です。空き容量が少なくなってしまうと、動作が遅くなるだけでなく正常に起動しない恐れもあります。そのため、ストレージの定期的な整理が必要です。不要なアプリ・動画・写真などのデータを削除すると、ストレージの空き容量を確保できます。
お使いのスマホの容量が自分に合っていないようであれば、最適なストレージ容量を搭載したスマホを新たに購入してみてはいかがでしょうか。LIBMOでは「スマホ大特価セール」を開催しており、さまざまな機種がお得な価格で購入できます。ぜひこの機会に、買い替えを検討してみてください。
※本記事の情報は2024年7月18日時点のデータに基づくものです。
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