
9月、10月は台風シーズン本番を迎える時期です。台風や集中豪雨などの災害発生時、スマートフォンは重要な情報収集ツールとなるだけでなく、大切な人との連絡手段や安否確認の要としても機能します。しかし、災害時には通信障害や停電によって、いつものようにスマホが使えない事態も想定されます。そのため、いざというときに慌てずに済むよう、事前の備えを整えておくことが大切です。
本記事では、災害に備えるためのスマホ活用法として、役立つ防災アプリや停電対策などをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
- スマホの防災アプリで「情報収集」「緊急時の通知」
- ライフラインに関する情報が届くスマホアプリ
- 停電時に役立つスマホの設定&テクニック
- スマホの電源を確保するための備え
- バッテリー性能の高いスマホなら停電時も安心
- 通信プランも「備え」の一部。LIBMO(リブモ)の大容量なら安心
- まとめ
スマホの防災アプリで「情報収集」「緊急時の通知」

災害発生時には、正確かつ迅速な情報収集が不可欠です。テレビやラジオが使えなくても、スマホがあれば災害関連の情報を受け取ることができます。ここでは特に役立つアプリを3つ見てみましょう。
必携アプリ① Yahoo!防災速報

Yahoo!防災速報は、災害情報をプッシュ通知でいち早く知らせてくれるアプリです。緊急地震速報や津波予報、豪雨予報など、多岐にわたる災害情報に対応しています。現在地と国内最大3地点まで設定できるため、自宅や実家、勤務先など、離れた地域の情報を同時に受け取ることが可能です。
例えば、自宅にいるときに実家の災害情報を受け取ったり、職場にいるときに自宅周辺の天候急変を知ることができたりします。また、豪雨予報は強い雨が降る前に通知が届くので、ゲリラ豪雨への備えにも役立ちます。
このアプリの「災害マップ」機能では、ユーザー同士が災害状況を共有できます。道路の冠水や土砂崩れの発生、避難所の開設状況などが地図上にアイコンやコメントで表示されるため、どこでどのような災害が発生しているか、リアルタイムでの把握が可能です。
また、アプリの「防災手帳」機能では、災害時の行動マニュアルや、避難場所の確認、災害用伝言板の使い方といった、防災に関するさまざまな情報が得られます。これにより普段からいざというときに備えておけるようになるでしょう。
必携アプリ② NHKニュース・防災アプリ

NHKニュース・防災アプリは、最新のニュースや災害情報をいち早く提供するNHK公式のアプリです。速報や避難情報がプッシュ通知で届き、緊急時も正確な情報を入手できます。
マップ機能が充実しており、雨雲の動きや台風の進路予想、河川の氾濫情報などを地図上で確認できます。さらにハザードマップも搭載されているため、普段から自宅周辺の災害リスクを把握しておくことも可能です。
また、災害時には、記者会見や現場からの中継映像、各地のお天気カメラのライブ映像などの配信もあります。これにより、文章だけでは分かりにくい状況を、視覚的に把握できるため、より正確な情報を得られるでしょう。
災害発生時だけでなく、平常時にも日々のニュースや天気予報を確認するツールとして活用できるため、インストールして常にチェックしておきたいアプリです。
必携アプリ③ 各自治体が提供する防災アプリ
災害時は、自治体からの避難情報や支援情報が重要になります。自治体のアプリは、地域に特化したきめ細かな情報を受け取れる点が強みです。多くの自治体が独自の防災アプリや防災情報サイトを運営しているので、お住まいの地域や通勤・通学先の自治体の情報を事前に確認し、アプリをインストールしておきましょう。ここでは、東京都と大阪の防災アプリを紹介します。
東京都防災アプリ

大阪防災アプリ
ライフラインに関する情報が届くスマホアプリ

災害時には、停電や断水、交通機関の運行停止など、ライフラインに影響が出る場合があります。ライフライン関連の情報を得るには、各事業者が提供する公式アプリが有効です。
停電情報アプリ
台風などの影響で停電が発生した場合、電力会社の公式アプリは復旧状況を確認するための重要な手段となります。主要な電力会社のアプリは次のとおりです。
東京電力ホールディングス株式会社 TEPCO速報

登録した地域や現在地の停電情報、雷情報などをプッシュ通知で受け取れます。最大8地点まで登録でき、自宅や実家、職場など、複数の場所の情報を同時に把握できます。
関西電力送配電株式会社 関西停電情報

事前に登録した地域で停電が発生または復旧した場合にプッシュ通知で知らせます。停電情報のほか、復旧に向けた作業の進捗や復旧見込み時間も確認できます。
九州電力送配電株式会社 九州停電情報提供アプリ

事前に登録したエリアの停電発生や復旧見込み、停電復旧などの情報をプッシュ通知で受け取れます。地図上で九州エリア全体の停電状況を視覚的に確認できる機能も備わっています。
水道局・交通各社の公式アプリ
停電と同様に、断水や交通機関の運行停止も生活に大きな影響を及ぼします。各事業者が提供する公式アプリも、いざというときに役立ちます。
東京都水道局アプリ

断水や濁水に関する情報が通知されます。また、災害時に開設される給水ステーションの場所を、スマホの位置情報を使って確認することが可能です。
JR東日本アプリ

台風や大雨などの影響で運行情報に変更があった場合、プッシュ通知で知らせてくれます。運行状況や列車位置をリアルタイムで確認できるため、災害時の移動計画を立てるうえで役立ちます。
これらのアプリを事前にインストールし、通知設定をしておくことで、災害時の状況変化に素早く対応できるようになるでしょう。
停電時に役立つスマホの設定&テクニック

台風や集中豪雨などで停電が長期化すれば、スマホの充電がなくなってしまうリスクが生じます。災害時は電源の確保が難しくなる可能性があるため、スマホのバッテリーを少しでも長持ちさせる工夫が重要です。ここでは、少しでもスマホの電池を長持ちさせる方法を紹介します。
電池を長持ちさせるには?
停電時にスマホのバッテリーを節約するには、日ごろからできる設定変更や使い方を覚えておくことが大切です。
低電力モード(バッテリーセーバーなど)の活用
多くのスマートフォンには、バッテリー消費を抑えるための「低電力モード」や「バッテリーセーバー」といった機能が搭載されています。この機能をオンにすると、バックグラウンドでのアプリの自動更新やメールの取得などが制限され、バッテリーの消費抑制が可能です。
不要なアプリの通知停止
頻繁に通知が来るアプリは、画面が点灯したり振動したりするため、バッテリーを消費する大きな要因となります。そこで、災害時はSNSやゲームアプリなど、防災関連以外の通知はオフにすることで、バッテリーの節約につながります。通知が来るたびに画面が点灯するだけでも、少しずつ電力を消費するため、事前に設定を変更しておきましょう。
ディスプレイの明るさを抑える
スマートフォンのディスプレイは、バッテリーを消費する要素のひとつです。停電時には、ディスプレイの明るさを可能な限り暗く設定することで、バッテリーの消費を大幅に抑えられるようになります。
Wi-Fi・Bluetoothをオフにする
Wi-FiやBluetoothは、常に通信先を探しているため、オンになっているだけでバッテリーを消費します。停電時に使用しない場合は、オフに設定しておきましょう。
事前ダウンロードの活用で通信を抑える
災害時は通信環境が不安定になるケースも少なくありません。そこで、地図情報や避難所情報などを事前にダウンロードしておけば、インターネットにつながらない状況でも、オフラインで情報を確認できます。
連絡は「SMS」のほうが届きやすいことも
災害時は通常時以上に多くの人が電話やデータ通信を利用するため、回線が混み合いつながりにくくなる傾向があります。このような状況では、データ通信をほとんど使わないSMS(ショートメッセージサービス)の利用がおすすめです。また、災害用伝言板や災害用伝言ダイヤルも活用すると、安否確認がより確実になります。
スマホの電源を確保するための備え

停電時にスマホを使い続けるためには、バッテリーを長持ちさせる工夫に加えて、電源を確保するための備えが欠かせません。ここでは、スマホ電源を確保するためにやっておくべきことを紹介します。
予備バッテリー(モバイルバッテリー)を用意しておく
災害時の備えとして、モバイルバッテリーは有効なアイテムのひとつで、スマホを複数回充電できる大容量のものがおすすめです。目安としては、個人であればスマホ2回程度充電できる10,000mAh以上の容量があれば安心でしょう。
また、ケーブルを別途用意する手間が省けるケーブル一体型や、災害時に便利なLEDライトつき、屋外でも充電できるソーラー充電機能つきなど、さまざまな付加機能を持つ製品もあります。用途に応じて最適なものを選択しましょう。
また、モバイルバッテリーを選ぶ際は容量に加え、出力(W)やポート数も確認しましょう。出力ワット数が高ければ、充電時間を短縮できます。さらに、複数のポート(USB-A、USB-Cなど)を備えたものであれば、複数のデバイスを同時に充電できるため、家族のスマホもまとめて充電できて便利です。
モバイルバッテリーは、非常時にすぐに使えるよう、常に満充電にしておくことが大切です。定期的に充電状況を確認し、劣化していないかをチェックしておきましょう。
カーチャージャーや手回し充電器も有効
車を所有している場合は、シガーソケットから充電できるカーチャージャーも有効な選択肢です。ただし、車種によっては利用できない可能性もあるため、自車で対応できるかは事前に確認しておきましょう。
また、手回し充電器は、外部電源に頼らずに充電できるため、モバイルバッテリーが尽きてしまった場合でも、スマホの電源を確保できます。ただし、30分間手回しを続けても数%しか増えないケースもあるため、あくまでも最終手段として準備しておくようにしましょう。
バッテリー性能の高いスマホなら停電時も安心
災害時に備えるなら、大容量バッテリーを搭載したスマートフォンを選ぶこともひとつの手です。バッテリー容量が大きければ、モバイルバッテリーがない状況でも、長時間スマホを使い続けられるため、安心感が向上します。
OPPO Reno13 A

OPPO Reno13 Aは、5,800mAhの大容量バッテリーを搭載したスマートフォンです。4年間使用してもバッテリー容量が80%以上を維持する長寿命バッテリーを実現しています。
さらに、45Wの急速充電「SUPERVOOC フラッシュチャージ」にも対応しており、約30分で1%から44%まで充電できるため、短時間でバッテリーの回復が可能です。
また、IP69の防水・防塵性能に加え、米国の国防総省が制定するMIL規格に準拠したテストをクリアしており、耐久性にも優れています。
LIBMOで販売中のOPPO Reno13Aはこちら
OPPO A3 5G

OPPO A3 5Gも、5,100mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これにより、長時間の連続通話や待受が可能となり、災害時でも安心して使い続けられるでしょう。さらに45Wの急速充電に対応しているため、短時間で充電を済ませられる点も大きなメリットです。
LIBMOで販売中のOPPO A3 5Gはこちら
現在、格安SIMサービス「LIBMO(リブモ)」では、OPPO Reno13A、OPPO A3 5G、どちらもスマホ大特価セールを実施しています。バッテリー性能の高いスマホをお探しの際はぜひ、LIBMOでの購入をご検討ください。
「スマホ大特価セール」について詳しくはこちら
※掲載中のキャンペーンは予告なく変更になることがあります。ご利用前に、必ず適用条件をLIBMOの公式ページでご確認ください。
通信プランも「備え」の一部。LIBMO(リブモ)の大容量なら安心

災害時は、ニュースサイトやSNSでの情報収集、安否確認などで、通常よりもデータ通信を多く利用する可能性があります。停電によって自宅のWi-Fiが使えなくなれば、なおさらスマホのデータ通信に頼ることになるため、大容量のデータ通信プラン契約がおすすめです。
LIBMOでは、「なっとくプラン(60GB)」を提供しています。大容量の60GBプランを契約していれば、災害時にWi-Fiが使えなくても、データ容量を気にすることなく、情報収集や連絡手段としてスマホをフル活用できるでしょう。
LIBMOのなっとくプランについて詳しくはこちら
まとめ
台風や停電といった災害は、いつ発生するか予測がつきません。しかし、事前に備えをしておくことで、災害時のリスクを軽減できます。スマホを最大限に活用するには、防災アプリやライフライン関連のアプリを事前にインストールしておくこと、そしてスマホのバッテリーを長持ちさせる工夫や電源確保の手段を準備しておくことが重要です。
日ごろからこれらの対策を習慣化することで、万が一の事態に冷静に対応できる可能性が高くなります。いつ起こるか分からない災害に備えるためにも、まずはスマホを使った防災対策から始めてみてはいかがでしょうか。本記事で紹介した内容を参考に、災害への備えを整えてみましょう。
※本記事の情報は2025年10月7日時点のデータに基づくものです。



