
引越しは人生の大きなイベントですが、新生活を始めるにあたってインターネット環境が整わないと大きなストレスになります。特に在宅ワークが増えている昨今、Wi-Fiがつながらない、速度が遅いといった問題は仕事や生活に直接影響を及ぼしかねません。
本記事では、引越し後によくあるWi-Fiの不調の原因と、快適なインターネット環境を構築するための知識を解説します。現在、引越しを検討されている方はぜひ参考にしてください。
- 引越し後にWi-Fiがつながらない!遅い!そのよくある原因
- そもそもONUやルーターって何?基本的な役割
- Wi-Fiの置き場所のNGとは?
- 知っておくべきWi-Fiの周波数帯「g」「a」の違い
- 理想的な設置場所を決めるためのチェックポイント
- Wi-Fiの不調に備えて「LIBMOの大容量プラン」
- まとめ
引越し後にWi-Fiがつながらない!遅い!そのよくある原因

引越した後でWi-Fiがつながらない、もしくは速度が遅いといった場合、その主な原因は次の3点です。
置き場所の問題
Wi-Fiルーターの設置場所は、通信品質に大きく影響します。引越し先では、前の住居とは間取りや壁の材質が異なるため、以前と同じ場所に置いても同じように電波が届くとは限りません。
例えば、床置きや棚の中への収納は電波を遮り、受信が弱くなることがあります。また、部屋の隅に置くと、家全体に電波が行き渡りにくくなるでしょう。Wi-Fiの電波は障害物があると減衰するため、設置場所の選定は非常に重要です。
電波の問題
Wi-Fiの電波は、さまざまな要因で干渉を受ける場合があります。特に2.4GHz帯の電波は、電子レンジやBluetooth機器などと同じ周波数帯を使用しているため、これらの機器が稼働していると干渉が発生しやすくなります。
また、集合住宅では隣人のWi-Fiルーターと電波が干渉し合うケースも少なくありません。引越し先が集合住宅の場合、周囲のWi-Fi環境によっては電波が混雑し、速度低下につながる可能性もあります。
回線側の問題
ルーターの設置や電波環境に問題がなくても、回線側に原因がある場合もあります。引越しに伴ってインターネット回線を新規契約した場合、開通工事が完了していない、設定が正しく行われていないといったケースも多いようです。
また、プロバイダや回線事業者側で一時的な障害が発生している可能性も考えられます。そのため、ルーターやONU のランプ状態を確認し、異常がないかチェックしてください。
そもそもONUやルーターって何?基本的な役割

Wi-Fiがつながらない、遅いといった場合、多くの場合はONUやルーターに問題があるケースが多いようです。ここでは、そもそもONUとは何か、ルーターと何が違うのかなどについて解説します。
- ONU(光回線終端装置)とは
ONUは「Optical Network Unit」の略で、光回線終端装置と呼ばれる機器です。光ファイバーケーブルを通じて送られてくる光信号を、PCやスマートフォンなどのデジタル機器が認識できる電気信号に変換する役割を担っています。
光回線を利用する場合、ONUは必須の機器です。通常、回線事業者からレンタルされる形で提供され、工事の際に設置されます。ONUがなければ、光回線を利用したインターネット接続はできません。
- ルーターとは
ルーターは、複数の機器を同時にインターネットに接続するための機器です。ONUから受け取った信号を、PCやスマートフォン、タブレットなど複数のデバイスに分配します。
Wi-Fiルーターの場合は、無線でインターネット接続を可能にする機能も備えています。有線接続のみのルーターもありますが、現在では無線LAN機能を搭載したWi-Fiルーターが主流です。
- ONUとルーターの違い
ONUは光信号を電気信号に変換する装置であり、ルーターは複数の機器をネットワークに接続するための装置です。つまり、ONUは「信号変換」、ルーターは「通信の交通整理」という異なる役割を持っています。
最近では、ONUとルーターが一体化した「ホームゲートウェイ」と呼ばれる機器が提供されるケースも増えています。1台の機器でONUとルーターの両方の機能を果たすため、配線がシンプルになるのが大きなメリットです。
Wi-Fiの置き場所のNGとは?

Wi-Fiは機器の置き場所により、つながりにくい、遅くなる場合があります。ここでは引越し後にスムーズなネット接続を実現させる上で知っておきたいNGな置き場所について見てみましょう。
引越し後にやりがち!NGな置き方例
引越し後は配線を隠したい、見た目をすっきりさせたいという理由で、Wi-Fiルーターを不適切な場所に置いてしまいがちです。次のような置き方は電波の届きを悪くする原因となるため、避けるようにしましょう。
- 床に直接置く
床に直接ルーターを置くと、電波が床面に吸収されたり反射したりして、効率的に拡散されなくなります。Wi-Fiの電波は上下左右に広がります。床置きにすると上方向の電波が弱まり、2階建て住宅では2階に届きにくくなります。
- 棚や収納の中に入れる
見た目を気にして、棚の中や収納スペースにルーターを隠してしまう方も多いようです。しかし、周囲を家具や壁で囲まれると、電波が遮られて大幅に弱くなります。Wi-Fiルーターは開放的な場所に置くことが重要です。
- テレビや電子レンジなどの家電の近く
テレビやPC、電子レンジといった電化製品の裏や近くに置くのも避けるようにしましょう。これらの機器は電磁波を発しており、Wi-Fiの電波と干渉する可能性が高くなります。特に電子レンジは2.4GHz帯に影響することがあるため、同じ周波数帯を使う Wi-Fi の接続に影響を与える可能性があります。
- 部屋の隅や壁際
部屋の隅や壁際にルーターを置くと、電波が一方向にしか届かず、家全体をカバーできなくなります。Wi-Fiの電波は360度全方向に放射されるため、できるだけ中央に近い場所に設置するのがおすすめです。
- 水回りの近く
キッチンや洗面所、浴室などの水回りの近くも避けるべき場所です。水は電波を吸収しやすい性質を持っているため、水槽や花瓶の近くに置くのもおすすめできません。湿気が多い場所は機器の故障リスクも高まるため、注意が必要です。
家具や壁材の影響も考慮しよう
Wi-Fiの電波は、家具や建物の壁材によっても減衰します。木製の家具やドアは電波を多少通しますが、金属製のラックや扉、コンクリートの壁は電波を大きく遮断します。
また、最近の住宅では断熱材や遮音材が使われているケースも多く、これらの材質によっては電波が通りにくくなるケースも少なくありません。引越し先の建物構造を考慮したルーター設置場所の検討が重要です。
ほか、水槽や本棚などの大きな家具も、電波を遮る障害物となります。ルーターからよく使う部屋までの間に、こうした障害物がないかをチェックしておきましょう。
知っておくべきWi-Fiの周波数帯「g」「a」の違い

Wi-Fiをより快適に活用するには、周波数帯を知っておくことも重要です。ここでは、Wi-Fiの周波数帯である「g」と「a」の違いについて見ていきましょう。
「g=2.4GHz」「a=5GHz」それぞれの特徴
Wi-Fiでよく使われる周波数帯には主に「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があります。一般的には「2.4GHz帯=g」「5GHz帯=a」と略されることが多く、それぞれ異なる特性を持っています。
2.4GHz帯(g)と5GHz帯(a)の比較
2.4GHz帯を利用するメリットは、障害物に強く遠くまで電波が届きやすいという点です。壁や床を越えて電波が伝わりやすいため、ルーターから離れた部屋や別の階でも比較的安定して接続できます。
一方、デメリットは電子レンジやBluetooth機器、コードレス電話など、多くの家電製品が同じ周波数帯を使用しているため、電波干渉が起きやすいという点です。また、利用できるチャンネル数が少ないため、集合住宅などでは混雑しやすい傾向があります。
5GHz帯を利用するメリットは、通信速度が速く、電波干渉を受けにくいという点です。他の家電製品との干渉がほとんどなく、安定した高速通信が期待できます。
デメリットは、障害物に弱く、壁や床を越えると電波が減衰しやすいという点です。そのため、ルーターと同じ部屋や近い場所での使用に適していますが、遠い部屋や別の階では電波が届きにくくなる可能性があります。
2.4GHz帯(g)と5GHz帯(a)の比較
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2.4GHz帯(g) |
5GHz帯(a) |
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電波の届きやすさ |
遠くまで届きやすい。障害物を越えやすい |
障害物に弱い。近距離向き |
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通信速度 |
比較的遅い |
高速通信が可能 |
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電波干渉 |
家電製品との干渉が多い。混雑しやすい |
干渉が少ない。安定している |
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おすすめの使用場所 |
ルーターから離れた部屋、別の階 |
ルーターと同じ部屋、近い場所 |
この表から分かるように、2つの周波数帯にはそれぞれメリットとデメリットがあります。使用する場所や目的に応じ、適切な周波数帯を選ぶことが、快適なWi-Fi環境を実現するためのポイントです。
理想的な設置場所を決めるためのチェックポイント
引越し先で理想的な設置場所を決めるにはどのようにすれば良いのでしょう。ここでは一般的な手順について解説します。
置き場所によって適切な周波数帯を使い分けよう
Wi-Fiルーターの設置場所が決まったら、接続する機器の位置に応じて周波数帯を使い分けることで、より快適な通信環境を構築できます。
- ルーターと同じ部屋や近い場所で使う場合
リビングなどルーターと同じ部屋でPCやゲーム機を使う場合は、5GHz帯(a)がおすすめです。高速で安定した通信が可能なため、動画視聴やオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなどに適しています。
在宅ワークでビデオ会議を行う際も、5GHz帯を使用することで映像や音声の途切れを防ぎ、スムーズなコミュニケーションが期待できます。
- ルーターから離れた部屋や別の階で使う場合
寝室や子ども部屋など、ルーターから離れた場所でスマートフォンやタブレットを使う場合は、2.4GHz帯(g)が適しています。障害物を越えて電波が届きやすいため、壁や床を隔てた場所でも比較的安定して接続できるでしょう。
また、2階建ての住宅で1階にルーターを設置し、2階で使用する場合も、2.4GHz帯の方が電波が届きやすい傾向があります。
- 電子レンジなど家電の影響がありそうな場合
キッチンに近い場所で使用する際や、電子レンジを頻繁に使う環境では、5GHz帯(a)の利用がおすすめです。電子レンジは2.4GHz帯と同じ周波数を使用するため、使用中は2.4GHz帯のWi-Fiに大きな影響を与える可能性があります。
5GHz帯に切り替えることで、電子レンジの影響を受けずに安定した通信の維持が可能です。ただし、距離が離れている場合は電波が届きにくくなるため、ルーターの設置場所を工夫する必要があります。
- 周波数帯の切り替え方法
多くのWi-Fiルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しており、それぞれ異なるSSID(ネットワーク名)で表示されます。一般的に、SSID末尾に「-g」や「-2.4G」と表示されているものが2.4GHz帯、「-a」や「-5G」と表示されているものが5GHz帯です。ただし表記ルールはメーカーや機種で異なり、2.4GHz/5GHzを同一のSSIDで自動的に切り替えるタイプもあるため、実際の表示はお使いの機器で確認するのが確実です。
接続したい周波数帯のSSIDを選び、パスワードを入力することで切り替えられます。状況に応じて使い分けることで、引越し先でも快適なインターネット環境が実現します。
Wi-Fiの不調に備えて「LIBMOの大容量プラン」

さまざまな方法を試してもなかなか解決しない場合、インターネットが満足に利用できず不便ですよね。こういったときにおすすめなのが、Wi-Fiがつながりづらい・遅い場合の保険として、スマホの大容量プランを利用することです。
そもそも引越しによるネットが使えない期間の備えにもなる上、いざネットが通ってもWi-Fiが調子悪い場合の保険となります。
LIBMOのなっとくプラン(60GB)・なっとくプラン(30GB)がおすすめ
格安SIMサービスの「LIBMO(リブモ)」では、月間30GBまたは60GBの大容量データが利用できる「なっとくプラン」を提供しています。引越し直後のインターネット環境が整わない期間や、Wi-Fiの不調時にも安心してスマートフォンを使用できるでしょう。
30GBもしくは60GBであれば、在宅ワークでビデオ会議が多い方、動画視聴を頻繁に行う方にとって、Wi-Fiが使えない期間でも仕事や娯楽を継続して利用できます。
また、引越しシーズンは回線工事が混み合い、開通までに時間がかかるケースも少なくありません。そうした期間の備えとして、大容量プランに加入しておくことで、ストレスなく新生活をスタートできます。
まとめ
引越しにより、インターネットがつながらない、遅くなってしまうのは大きなストレスです。特に在宅ワーカーの方にとっては仕事にも大きな支障が出てしまうため、スムーズかつ快適なWi-Fi環境を構築するのは引越しの中でも重要なポイントの1つとなります。
設置場所を変えてみる、2.4GHz帯(g)と5GHz帯(a)を使用場所や目的に応じて適切に使い分けることで、より快適なインターネット環境を実現できるでしょう。
それでもWi-Fi環境が安定しない場合や、引越し直後のインターネット開通までの期間もネットを使いたい場合は、LIBMOの大容量プランがおすすめです。万が一の際にも安心してインターネットを利用でき、新生活をスムーズにスタートできる心強い味方となります。
※本記事の情 報は2026年2月12日時点のデータに基づくものです。


