
NTTドコモ モバイル社会研究所が2025年4月に発表した調査によると、小学生高学年のSNS利用率は上昇傾向にあり、およそ3人に2人がSNSを利用している状況です。利用されているSNSの中ではLINEの利用率が最も高く、子どものコミュニケーション環境に深く浸透しているといえます。
LINEは友人同士のやりとりだけでなく、家族間の連絡手段としても便利なツールです。「子どもに持たせてあげたい」と思う保護者も多い一方、トラブルへの不安から踏み切れないケースも珍しくありません。本記事では、小学生に起こりやすいLINEトラブルとその対策、家庭で決めたいルール、安全機能の活用法について解説します。LINEの利用に適したスマートフォンもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
参照:モバイル社会研究所「小学生高学年のSNS利用率上昇傾向続き、3人に2人が利用している」
小学生のLINE利用でよくあるトラブルとは?

LINEを使い始めると、子ども同士のコミュニケーションが活発になる反面、大人には想定しにくいトラブルに発展するケースも多いようです。ここでは主なトラブルを4つ紹介します。
人間関係のトラブル
グループLINEや個人チャットでの行き違いは、小学生の間でも頻繁に起こります。具体的には既読がついているのに返信がない、いわゆる「既読スルー」をめぐって仲間外れや言い争いに発展するケースです。また、グループからの退出や招待を拒否されることが、関係悪化のきっかけになることも少なくありません。
文字によるコミュニケーションは表情や声のトーンが伝わらないため、大人でも誤解が生じやすいものです。小学生が感情的なメッセージを送り合うと、一度こじれた関係を修復するのが難しくなる傾向があります。
知らない人との接触
LINEでは、設定によっては電話番号検索やQRコード、招待リンクなどを通じて、知らない相手とつながってしまう可能性があります。特に「友だちへの追加を許可」がオンになっていると、電話番号を知っている相手から検索・追加される場合があるため注意が必要です。
子どもは相手の悪意を見抜きにくいため、「オンラインゲームで知り合った」「同じ学年だよ」といった言葉を信じ、個人情報を教えてしまうリスクがあります。最悪の場合、実際に会う約束をしてしまい、重大なトラブルに発展する危険性もあります。
個人情報などを送ってしまう
名前・学校名・住所・電話番号といった個人情報を写真や文章でそのまま送ってしまうケースも見られます。悪意のある相手に渡ると、特定やストーキング被害につながる危険性もあるでしょう。
また、自分の顔写真や位置情報を含む画像を無意識に共有してしまうことも、問題になりやすいポイントのひとつです。「友だちに送っただけ」という感覚でも、転送によって見知らぬ相手に情報が渡ることがあります。
LINEの使いすぎ
LINEはリアルタイムのやりとりが楽しい分、時間を忘れて使い続けてしまいがちです。使いすぎが原因で睡眠不足になったり、学習に影響が出たりするほか、データ通信量が増加する点にも注意が必要です。LINEの通話は無料でも、データ通信容量は消費される点を忘れないようにしましょう。
LINE通話によるデータ消費量や、かけ放題プランとの違いが気になる保護者の方は、「LINE通話は本当に無料?かけ放題との違いは?消費データ量も解説」もあわせてご覧ください。
子どものLINE利用に対して、保護者はどう対策している?

実は、そもそもLINEはアプリストア上の利用推奨年齢が12歳以上とされています。12歳未満の利用が一律に禁止されているわけではありませんが、小学生に使わせる場合は、保護者が利用目的やルールを確認したうえで導入することが大切です。
ただ、多くの家庭で共通して直面するのが「どこまで管理するか」という課題です。子どものLINE利用に対して保護者がとっている主な対策として、次のような項目が挙げられます。
- 利用時間やルールを設けている
- フィルタリングやペアレンタルコントロールを設定している
- 定期的に内容を一緒に確認している
一律に利用を禁止してしまうと、子どもが隠れて使うようになるリスクがあります。それよりも、使い方のルールを一緒に決め、困ったときに相談できる関係を築くほうが現実的で効果的でしょう。
内容の監視については、保護者の間でも意見が分かれるところです。「プライバシーを尊重すべき」という立場と「安全のために確認が必要」という立場、どちらも一定の根拠があります。まずは「嫌なことや分からないことがあれば話してね」と伝えるなど、相談しやすい雰囲気づくりから始めるのが自然なアプローチといえるでしょう。
モバイル社会研究所の調査では、スマートフォンを所有している小・中学生の96%が親と何らかのスマートフォンルールを決めていると回答しています。さらに、ルールを設けている子どものほうがインターネットの利用を終了する時刻が早い傾向にあることも確認されており、ルール設定が生活習慣の改善にもつながると考えられます。
参照URL:モバイル社会研究所「96%の小中学生が決めている親と子のスマートフォンのルールの内容は?」
小学生がLINEを使う際に家庭で決めたいルール

家庭でのルールを長続きさせるポイントは、一方的に親が決めるのではなく、子どもと話し合いながら作ることです。モバイル社会研究所の調査でも、ルールを作る際のポイントとして「子どもと一緒に決めること」と「定期的に見直すこと」の2点が示されています。ここでは、ルールを決める際に特に重要な5つのポイントを見てみましょう。
友だち追加は知っている相手だけ
LINEの「IDで友だち追加」や「QRコードの共有」は、知っている相手以外には絶対に見せない・教えないよう徹底しましょう。見知らぬ人からの友だち申請は承認しない、というルールも明確にしておくと安心です。
また、ID検索による友だち追加を防ぐため、「IDの検索を許可」はオフにしておくと安心です。なお、LINEでは青少年保護の観点から18歳未満のID検索機能が制限されていますが、QRコードや招待リンクなど別の方法でつながる可能性はあるため、共有範囲にも注意しましょう。
使う時間帯と利用時間の上限を決める
「夜9時以降は使わない」「1日の利用時間は1時間まで」など、具体的な数字で決めておくと守りやすくなります。スマートフォンの設定機能を活用すれば、時間になると自動的にアプリが使えなくなるよう制限をかけることも可能です。
就寝前のスマートフォン利用は睡眠の質に影響する傾向があるため、寝室への持ち込みを禁止するのも有効な手段です。
コミュニケーションのとり方を教える
相手に既読スルーされても、すぐに責めたりしつこく送り続けたりしないことを事前に伝えておきます。また、自分も相手にすぐ返信することを強要しない、というルールも徹底しておきましょう。
文字だけのやりとりは誤解を生みやすいため、「冗談のつもりで送っても、文字だけでは冗談として通じないことがある」など、具体的な例を挙げながら伝えると分かりやすくなります。そのほか、スタンプや絵文字を上手に活用するよう促すのも一案です。
嫌なことがあったときの対応を決める
嫌なことを言われた時、感情的になったままメッセージを返せば大人でもトラブルにつながる危険性は高まります。そこで、送信前に一度落ち着いて内容を見直す習慣をつけさせるようにしましょう。
もし嫌な思いが続くときは、無理に返信せずに親に相談することをあらかじめ約束しておくのもおすすめです。また、どうしても我慢できないときは「無視しても良い」などの選択肢も子どもに伝えておくと、精神的な逃げ道として機能します。
送ってはいけないものを決める
名前・学校名・住所・電話番号といった個人情報のほか、自宅や学校の外観が写り込んだ写真も「送ってはいけないもの」として明確にしておきましょう。
「友だちだから大丈夫」という感覚で送った情報が、思わぬ形で広がるケースもあります。写真を送る前に「この画像に個人情報のヒントが写っていないか」を確認する習慣を、子どもと一緒に身に付けていきましょう。
LINEの安全機能と見守り設定でできること

ルールと並行して、LINEの機能やOSの設定を活用することで、より安全な環境整備が可能です。ここでは主な機能を3つ紹介します。
知らない相手からの連絡はブロック・通報できる
LINEでは、不審なメッセージを送ってくる相手をブロックしたり、運営に通報したりすることができます。
ブロックすると相手からのメッセージや通話を受け取らなくなるため、知らない相手から連絡があったときはすぐに保護者に伝えてブロックする、という流れをあらかじめ決めておきましょう。
通報はトーク画面のメニューから手続きでき、LINEのカスタマーサポートに内容が届く仕組みになっています。子どもが「報告する」操作を怖がるようであれば、保護者が一緒に画面を確認しながら操作しましょう。
友だち以外からのメッセージや招待を管理できる
LINEでは、友だちに追加していない相手からのメッセージやグループ招待を管理する機能があります。現在は、友だち以外から届いたメッセージや招待が専用のリクエスト欄に表示される仕組みになっており、内容を確認したうえで承認・削除などを選べます。
知らない相手からの連絡や招待があった場合は、子どもだけで判断せず、保護者と一緒に確認するルールを決めておくと安心です。
OSの見守り設定も利用する
スマートフォン本体の機能を活用した見守りも有効な手段のひとつです。
Androidをお使いの場合は「Google ファミリーリンク」で、アプリの使用時間管理・コンテンツフィルタリング・スマートフォンの位置情報確認などが利用できます。
iPhoneの場合は「スクリーンタイム」の設定により、アプリごとの利用時間制限やコンテンツ制限が可能です。LINEのアプリ設定と組み合わせることで、多層的な見守り環境が整います。
子どもに使わせるアプリの選び方で迷っている場合は、「子どもに使わせたいおすすめアプリ」の記事も参考にしてください。
小学生のはじめてのスマートフォンにおすすめ「MIVE ケースマ」
小学生にスマートフォンを持たせる際、多くの保護者が気になるのが「高機能すぎて使いこなせない、または使い過ぎてしまうのではないか」という点です。
格安SIMサービスの「LIBMO(リブモ)」が取り扱う「MIVE ケースマ」は、子どものはじめてのスマートフォンとして扱いやすい特徴を持つデバイスとして注目されています。

画像引用:アルトジャパン
MIVE ケースマは、テンキー付きの折りたたみ型スマートフォンで、韓国メーカー「ALT(アルト)」が手がけた機種です。ここでは主な特徴を4点に絞って紹介します。
- 物理キーで操作しやすい
画面タッチとテンキー操作の両方に対応しており、スマートフォンの操作に不慣れな子どもでも使いやすい設計になっています。タッチロック機能を使えば、誤って画面に触れてしまうことも防げるため、ポケットやバッグに入れている時も安心です。
- 防水防塵で日常使いでも安心
IPX4/IP5X相当の防水・防塵性能を備えているため、急な雨や日常的なホコリには耐えられる設計です。また、日常的な落下時の衝撃にも配慮した設計で、扱いが荒くなりがちな子どもが持つデバイスとして適しているといえるでしょう。
- ゲームや動画の使いすぎを抑えやすい
搭載しているOSは、軽量版のAndroid Go Editionです。LINEや地図アプリといった日常的なアプリは問題なく動作しますが、ハイスペックなスマートフォンと比べると処理性能は控えめです。高負荷な3Dゲームや長時間の動画視聴をメインにするのではなく、連絡や見守りを中心に使わせたい場合に向いているスマートフォンといえるでしょう。
- 家族への連絡機能も充実している
SOSボタンを長押しすると、登録した家族の連絡先に現在地を送信できます。また、一定時間操作がないと自動で安否確認メッセージが送られる見守り機能も搭載しており、子どもが一人で外出する際にも保護者が状況を把握しやすい仕組みです。
MIVE ケースマの詳細は、「MIVE ケースマはまるでガラケー!LINEや地図もOKの折りたたみスマートフォン」をご覧ください。
まとめ
小学生のLINE利用は、正しいルールと環境整備があれば、安全に活用できるツールです。家族間の連絡手段としても有効に機能するため、一律に禁止するよりも、使い方を整えるアプローチが現実的でしょう。
トラブルを防ぐには、家庭でのルールづくりが出発点になります。友だち追加の制限・利用時間の上限・コミュニケーションのマナー・個人情報の扱いなど、子どもと一緒に具体的な内容を話し合いましょう。加えて、LINEのブロック・通報機能やOSの見守り設定を組み合わせることで、より安全な利用環境を整えられます。
はじめてのスマートフォンとしてMIVE ケースマを選べば、使いすぎを抑えつつ、必要な連絡機能をしっかり活用できる環境を整えられます。格安SIMサービスの「LIBMO(リブモ)」ではお得なキャンペーンも実施しています。NTTドコモ回線を使った安定した通信環境のもとで、家族みんなが安心できるスマホライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2026年6月25日時点のデータに基づくものです。


