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SNS疲れ・スマホ依存の対策やアプリを紹介!子どもへの対処法も

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新型コロナウイルス感染症の蔓延により人との接し方が変化した現在、「SNS」は従来にも増して重要なコミュニケーションツールの一つとなっています。SNSで誰かと接することでメンタルケアにつながるメリットがある一方で、従来から叫ばれていたスマホをはじめとするデジタル機器への依存・SNS疲れといった問題がさらに顕在化しているのも事実です。

この記事では、子どものスマホ依存の危険性と併せ、こうした問題への対策や活用可能なアプリについて解説します。

 

 

コロナ禍でスマホを触る時間は増えた?

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コロナ禍の感染予防対策として、人と人とが距離を置く「ソーシャル・ディスタンス」が広まっています。以前のように気軽に友人・家族と顔を合わせづらくなったことから、SNSなどを活用したコミュニケーションが活発となり「スマホに触れている時間が増えた」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、深刻化するスマホ依存症・SNS疲れや子どものスマホ依存・自身のスマホ利用時間を確認する方法を解説します。

 

深刻化するスマホ依存症・SNS疲れ

ニューヨーク大学スターン経営大学院准教授であり社会心理学者でもあるアダム・アルター氏は、多くの人がデジタル機器・SNSの依存症になっていると、著書「Irresistible」にて警告しています。

彼が行った調査では成人の60%が就寝時であってもスマホを側に置き、回答者の半数が「夜間にメールをチェック」すると回答しています。またスマホをはじめとしたデジタル機器自体が、ゲーム・SNSといった中毒性のあるものを運ぶのにうってつけなツールでもあります。以前はPCや据え置きの機器でしか利用できなかったものを、今ではより手軽で身近に扱えるようになったのです。

 

実際、頻繁にSNSの情報をチェックするようになったことで、私たちの仕事・生活の形はずいぶんと様変わりしました。誰と話をしていても、心のどこかで「自分がSNS上へ投稿した内容にどのような反応が返ってくるか」という点に夢中になってしまう方も少なくないでしょう。

 

そうした中、最近メディアなどでよく聞くようになった言葉に「SNS疲れ」というものがあります。緊急事態宣言下では根拠のない情報によってトイレットペーパーなど紙製品の買占めが起こってしまったことも記憶に新しいでしょう。

その匿名性から安易なデマが拡散してしまいやすく、SNSでは多くの人々と即自的にコミュニケーションを取ることができる反面、フォロワー数やいいね数に固執してしまうことがあります。

そして、他者から短時間でより多くの関心を得ようと文章が過激になったり、危機感を煽るための情報を投稿してしまったりするケースもあるのです。

また、「すぐに気の利いた返信をしなければ」と急き立てられるように感じてしまう人もいるかもしれません。

こうしたSNSならではの匿名性・即時性・取捨選択しなければならない情報量に圧倒されてしまうことで、コロナ禍の今スマホ依存症と同時にSNS疲れが深刻化しているのです。

 

お子さんのスマホ依存にも注意

自身だけではなく、お子さんに対してもスマホ依存に対する注意が必要です。

「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」の調査では、1歳児の41.8%・2歳児の56.0%・4歳児の62.5%がスマホを使用しているということが判明しています。

また、保護者は内容にかかわらず、子供の健康・思考力へ悪影響を及ぼすリスクがあることをしっかりと認知しておくことも大切です。子供がスマホ画面を長時間見ていると視力に影響するだけではなく、前頭前野への血流量が低下し、脳の発達を妨げてしまう可能性さえあるのです。

 

こうした状況を踏まえて問題となっているのがスマホ依存です。スマホ依存は、端的に言えば日常生活の中で「スマホに触りすぎる」状態が続くことを言い、この時間が増えていくと依存症の兆候が見られる状況になります。スマホ依存の兆候として代表的なものは以下の通りです。

 

・依存症状・禁断症状

スマホが手の届く場所にないと不安を感じ、イライラするといった状態に陥ってしまいます。

・身体的な症状

画面を見続けて背中が丸まり、常時画面を触って操作し続けることで目・肩・指などに身体的不調が現れます。視力の低下・ストレートネック・腱鞘炎のほか、睡眠障害・頭痛・胃の痛みなどの自覚症状が現れる人もいます。

・対人関係・精神的な症状

SNSなどネットを介したコミュニケーションがメインになると、実生活での対人関係を億劫に感じることがあります。あまりに依存しすぎると家族・友達との関係性が希薄になり、ネット上では意見が異なる人を見つけるとすぐに対立して過激な行動を起こしてしまう可能性もあります。

 

こうしたことから子供たちの健康を守るためにも、上手く節制しながらスマホを利用していくためのルールを設定しておくようにしましょう。

 

自分のスマホ利用時間を振り返ってみよう

まずは自身がスマホを利用している時間を振り返って見てみましょう。

ここでは、iOS・Androidでスマホを利用している時間を調べる方法をご紹介します。

 

・iOS
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設定画面から「スクリーンタイム」の項目を選択します。

ここでは、どのアプリをどれだけ利用していたかが利用時間とともに表示されます。

1日単位での表示と、1週間単位の表示を切り替えられ、自身の利用状況をまとめて簡単に把握することが可能です。

 

・Android
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ダッシュボード画面を開き、設定から「アプリと通知」を選択します。

アプリと通知の画面を開くと画面下部に「利用時間」という項目が表示され、これを選択することで日単位でのスマホ利用時間・受信通知数・起動回数を棒グラフで確認することが可能です。

 

まずはこうした機能を活用し、特に目立って利用時間が長いアプリを把握するなど、現在のスマホの利用状況を理解することが大切です。

 

スマホ依存を解消する方法とは?対策を紹介

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スマホ依存対策としてまず挙げられるのが「通知設定」「スクリーンタイム」など、各デバイスに標準装備されている機能です。内部にインストールされているアプリを整理するのも良いでしょう。

その他にも、スマホ依存対策に特化した外部アプリが多くリリースされています。ここでは、それぞれの対策についてご紹介します。

 

アプリの利用時間制限をかける

「スクリーンタイム機能」は、近年発売されているiOS・Androidであれば標準搭載されています。大人の場合は自身で管理しながらスマホを利用できますが、小さいお子さんであれば難しいこともあるでしょう。どうしても長時間の利用が続くようであれば、こうした機能を使って強制的に時間を区切るのも一つの手です。

 

・iOS

iOS12以降では、スクリーンタイム機能で各アプリの使用時間や閲覧するWebサイトのコンテンツを確認・制限することができ、スマホの使い過ぎ防止にも活用できます。

例えば、子どものiPhoneにパスコードを設定してアプリ使用の制限時間を設定したり、親のiPhoneから子どものiPhoneの利用状況の確認・使用時間制限を設定したりすることも可能です。

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設定の際はまず、先ほどと同様に設定画面から「スクリーンタイム」を選択、選択肢の中から「App使用時間の制限」を選択します。

 

 

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制限をかけるアプリを個別に選択するか、ジャンルから選び、具体的な時間制限の内容を設定すれば完了です。

 

 

この機能は、もちろん自分自身の端末に設定して、アプリの使いすぎを防止することもできますし、「スクリーンタイム・パスコード」を設定すれば、解除に正しいパスコードの入力が必要になるため、例えば親が子どもの端末に制限をかけることも可能です。

 

・Android

Androidのスマホにもスクリーンタイム機能が搭載されています。Androidでは複数のメーカーが多数の機種を販売しているため、機能も機種ごとに異なる場合があります。

一般的な方法の中でも、特に子どものアプリ利用時間を管理する場合は、「ファミリーリンク」アプリを使用します。

実際の設定方法については、こちらのGoogleのヘルプページをご覧ください。

お子様の利用時間を管理する
https://support.google.com/families/answer/7103340?hl=ja

 

このほかにも、端末によっては独自機能を備えている場合があります。

例えばHUAWEIのP30LITEというスマホの機種には、「デジタルバランス」という名前のスクリーンタイム機能が搭載されています。設定画面から「デジタルバランス」を開くと、現在の利用状況が確認できるほか、アプリの使用制限をかけることができます。

 

通知を止める

スマホを利用していると「プッシュ通知」が頻繁に届きます。これは ロック画面上のほか、操作中であれば画面上部に新着のメール・ニュース・SNSアプリからの通知などが届くものですが、中には自分にとって必要のない通知も紛れていることがあります。

設定にもよりますが、プッシュ通知はデフォルトでは通常の着信と同様、振動・サウンドと同時に表示されることがほとんどです。こうしたプッシュ通知の設定を変更することで普段の生活でスマホに触れる時間を減らし、勉強・仕事などに集中して打ち込める環境を作ることもできます。

プッシュ通知の設定はiOS・Androidともに設定画面から行うことができます。方法は以下の通りです。

 

・iOSの場合

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プッシュ通知をオフにしたい場合、設定画面の「通知」を開き、設定を変更したいアプリを選択、「通知を許可」をオフにします。

部分的に設定を変えたい場合には、下の項目にある「バナースタイル」「サウンド」「バッジ」のオン/オフを設定するだけで変更が可能です。

また、設定の「アプリ」または表示されているバナーから直接プッシュ通知を個別に設定することもできます。

 

・Androidの場合

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設定画面の「アプリと通知」から「アプリ」を選択し、各アプリのプッシュ通知設定を行うことができます。機種によっては「通知」メニューから直接アプリごとにプッシュ通知設定の変更も可能です。

 

端末内のアプリを整理する

使用頻度の低いものや、反対に利用頻度が高く依存気味だと自覚しているものについては、一度思い切って削除してしまう手もあります。iOS・Androidともに、メニュー画面でアプリのアイコンを長押しすることで簡単にアンインストールが可能です。

アンインストールしてしまうことに躊躇してしまう人は、例えば「SNS」「音楽」「ゲーム」などジャンルごとにフォルダを作り格納してしまうのも良いでしょう。アイコンの表示サイズが小さくなるため注意を引かれることが減り、使用するには一度フォルダを開かなければならないため手間も発生します。

このように端末内のアプリを上手に整理していくことでスマホから離れる時間を徐々に増やしていくことも可能です。

 

スマホを「使わせすぎない」ためのアプリもある!

スマホ依存傾向を緩和させていく点で効果的なアプリは、すでに多くリリースされています。

例えば、iOSで動作する「スマ禁」もその1つです。

スマ禁では自分で「スマホ禁止時間」を設定し、この間にスマホを操作しなければ設定時間に応じてポイントを取得することができます。使い方はタイマーをセットし、設定時間が終了するまでスマホを放置しておくだけです。この際、画面を下にして置いておくと節電モードがオンになり、バッテリーを節約しながらチャレンジすることができます。

「スマ禁成功」するとポイントがもらえ、このポイントを貯めるとAmazonギフト券への交換が可能です。

 

お子さんのスマホ依存対策とは?

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スマホ依存対策の方法は多岐にわたりますが、それらを子どもが自分自身で実施することは難しいのが現実です。

ここでは子どものスマホ依存対策にも有用なTOKAI SAFEの「見守り機能」や「セキュリティ対策」についてご紹介します。

 

見守り用のアプリの導入

「見守り用アプリ」は近年よく耳にするようになった「ペアレンタルコントロール」を行うものです。

TOKAI SAFEが提供するペアレンタルコントロールでは、子どもが利用するアプリ・閲覧するサイトを把握し、それぞれの利用時間をかんたんに設定することが可能です。スマホ依存対策の要であるスマホの使いすぎ防止に役立ちます。

また、スマホの位置情報を把握することも可能なアプリもあるため、万が一の紛失や子どもの居場所の確認などにも役立てられるでしょう。

 

セキュリティ対策の導入

スマホを利用する上ではセキュリティ対策も重要です。例えば、街中に溢れるフリーWi-Fiなどはセキュリティ上のリスクが高いものも潜んでいます。

TOKAI SAFEでは世界的に評価されているスキャンエンジンを利用し、こうした身近な脅威にもしっかりと対応しています。子ども用のスマホにも降りかかる既知・未知のウイルスをブロックし、「ランサムウェア」なども高精度で検出することが可能です。

 

まとめ

コロナ禍により人と人とが距離を置くことを求められる社会へと変化している今、「SNS疲れ」「スマホ依存」といった、以前から指摘されていたデジタル機器利用に関する問題が改めてクローズアップされています。特に子どものスマホ依存は深刻化しており、早急な対策が必要となっています。

スクリーンタイム機能・プッシュ通知の設定やTOKAI SAFEのような見守り機能を備えたサービスの利用で、この機会に家族全員のスマホ利用時間を見直されてみてはいかがでしょうか。

 

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