「HUAWEI nova lite 3」は、2019年2月1日に発売されたばかりの新しいスマートフォンで、中国のメーカーHUAWEIが販売しています。HUAWEI は数多くの魅力的なスマートフォンを発売していますが、今回ご紹介する「nova lite 3」は、本体の値段は格安なのに性能は現行のモデルとほとんど変えずに維持し、高いコストパフォーマンスを誇っていることから人気の機種です。
今回は、「nova lite 3」の実機のレビューをお伝えします。
- 「nova lite 3」とは?
- 最大の特徴は「高いコスパ」
- 「nova lite 3」の基本スペックをチェック!
- 「nova lite 3」の外観
- 「nova lite 3」のカメラ
- 「nova lite 3」の特徴や気になるポイント
- まとめ
「nova lite 3」とは?
「nova lite 3」は、中国のメーカーHUAWEIから発売されているスマートフォンです。
HUAWEIは、1987年に設立された通信機器の大手メーカーです。スマートフォンやタブレット、ウェアラブル機器など、幅広い製品を展開。SIMフリースマホのパイオニアとして世界でのシェアはAppleに次ぐ第2位を誇り、現在も目覚ましい成長を続けている企業です。
HUAWEIは、この「novaシリーズ」以外にも「Pシリーズ」「honorシリーズ」「mateシリーズ」といった、低価格でありながら性能に優れたコストパフォーマンスの高いスマートフォンを販売し人気を集めています。「novaシリーズ」は若い世代に向けたスマートフォンで、カジュアル層をターゲットにしています。また、novaシリーズの中でliteはスペックを抑えて手頃な価格帯になっている下位モデルです。同じHUAWEIから出ているlite機種には「P20 lite」や「Mate 20 lite」などがあり、ラインナップが豊富です。
「nova lite 3」は過去に1と2が発売されていて、現在はこの3が発売されています。世代を重ねるごとに、CPUの性能などのスペック面が向上していますが、特にnova lite 2の人気が高かったこともあり「nova lite 3」に対する期待値は高く、発売当時は高い関心が寄せられました。
ちなみにこのCPUとは、スマホの頭脳ともいえる存在で、スマホを動かすのに必要なさまざまな計算や情報の処理を司るものです。このCPUの性能が良ければ、様々な命令や処理をスムーズにこなせるため、スマホ全体の動作もそのぶん軽快になります。
最大の特徴は「高いコスパ」
「HUAWEI nova lite 3」の最大の特徴は、高いコスパです。
「nova lite 3」にはオクタコアCPUやデュアルカメラといった、現行のモデルにも備わっている高性能な機能が多数搭載されています。
「オクタコアCPU」とは、「オクタ」=「8つ」のコアで構成されたCPUのことを指します。1つのコアは同時に1つの処理しか行なえませんが、これが8つ搭載されているということで、同時に8つの処理を行えることになります。2020年現在の最新スマホはオクタコアCPUを搭載する端末が主流となっています。
また、「デュアルカメラ」とはカメラのレンズを2つ搭載していることを指します。各レンズは用途が異なっており、スマホによってもどんな用途を持たせているかはさまざまですが、「nova lite 3」の場合は約1300万画素のメインカメラと、約200万画素の被写界深度測定用(被写体との距離を測定する)のカメラの2つとなっています。
こういった高性能スマホに引けを取らない機能を搭載している「nova lite 3」ですが、LIBMOで購入した場合、価格は一括払いで18,720円(税別・2020年7月現在)と非常にリーズナブルという特徴があります。
さらに、LIBMOの「端末購入サポートプログラム」を適用すると11,520円(税別)となるので、スマートフォンとしては格安の部類に入るでしょう。また、分割払いは780円(税別)/月×24回ですが、プログラム適用で480円(税別)/月×24回の安価な分割も可能となります。
格安のスマホであるのにも関わらず、高性能を誇る「nova lite 3」のスペックについて、次の章で詳しく見ていきましょう。
「nova lite 3」の基本スペックをチェック!
「nova lite 3」はliteという廉価版の機種なのにも関わらず、オクタコアCPUや3GB RAMなどいずれも、他の機種と遜色ない性能を持っています。基本スペックは下記の通りです。
製品名 |
nova lite 3 |
メーカー |
HUAWEI |
搭載OS |
Android 9 |
カメラ(メイン/サブ) |
アウトカメラ:[メイン]約1300万画素、[2nd]200万画素 |
バッテリー容量 |
3,400mAh |
メインメモリ(RAM/ROM) |
3GB/32GB |
画面サイズ |
約6.21インチ |
重量 |
約160g |
本体サイズ |
約H155.2mm × W73.4mm × D7.95mm (突起部を除く) |
SIMカードサイズ |
Nano SIM x 2 |
デュアルSIM |
〇 |
指紋認証 |
〇 |
顔認証 |
〇 |
防水・防滴 |
× |
おサイフケータイ® |
× |
・CPU:HUAWEI Kirin710 オクタコア
・対応OS:Android 9(アップデートによりAndroid 10に対応)
・メモリとストレージ:3 GB RAM / 32 GB ROM
デバイスの作業領域の大きさを表すRAMは3GBです。このRAMの値が大きければ大きいほど作業領域が大きいということになり、同時に様々なアプリを起動できるということになります。3GB程度あればおおむねほとんどの用途において快適にスマホを使うことができるでしょう。
また、保存領域であるROM(ストレージ)は32GBと、最先端のモデルと比較するとやや少なめに感じますが、価格帯から考えても標準以上の容量です。また、512GBまでのSDメモリーカードを追加できるため、容量上限を気にすることなく安心して写真や動画などを撮ることができるでしょう。
・バッテリー:約3,400 mAh (一体型)
最近の格安スマホの電池容量は2500~3000mAhが一般的ですが、その上をいくバッテリー容量となっています。電池持ちに特化したモデルとまではいきませんが、スマホを頻繁に使用する方でも1日は十分に使えるでしょう。なお、YouTubeの連続動画再生時間は、13時間25分でした。
また、「nova lite 3」より後に発売されたハイエンドモデルであるiPhone 11のバッテリー容量は3,110mAhなので、iPhoneと比較しても上回る電池容量を持ちます。
・SIMカードサイズ:nanoSIM x 2
nanoSIMを2枚挿入することができ、後述のDSDV(デュアル SIM デュアル VoLTE)に対応しています。
・センサー:加速度、コンパス、環境光、近接、指紋認証
加速度やコンパス機能といったセンサーを搭載しているのと同時に、顔認証と指紋認証にも対応しています。
「nova lite 3」の外観
次に、「nova lite 3」の外観についてご紹介します。本体のサイズは、幅約73.4 mm、縦約155.2 mm、厚さ約7.95 mmです。
表面の美しい仕上げと持ちやすいフォルム
「nova lite 3」は、セラミックのような表面の美しい仕上がりと持ちやすい3D湾曲フォルムが魅力です。また、6.21インチの大型ディスプレイに対して、幅が73.4mm、厚さが7.95mmと幅が小さく、非常に薄いので女性でも持ちやすいサイズ感となっています。さらに、重さも160gと非常に軽く持ち運びに便利です。
大画面ディスプレイとしずく型ノッチ
次に、大画面ディスプレイとしずく型ノッチについてご紹介しましょう。
ディスプレイは、6.21インチ 19.5:9 TFT、2340 x 1080ピクセルと、大画面ながらも高解像度なディスプレイです。また、 を採用することで、画面の占有率は89%と非常に大きいものとなっています。したがって、19.5:9の画面比率で映画やYouTubeなどの動画を見るときに迫力あるものとなります。
ディスプレイ上部のカメラ部分にあるしずく型ノッチは、スタイリッシュで非常に小さいため、Webサイトの閲覧や動画視聴時でも気になりません。また、ノッチ部分が目立つのが気になる場合は、ノッチ部分を隠すために上部全体を黒く表示させるモードが選択可能です。
同梱品
同梱品は、ACアダプタ、USBケーブル、保護ケース、イヤホンマイク、クイックスタートガイドの5つです。
通常はACアダプタ、USBケーブルの2つだけというスマホが多いですが、「nova lite 3」には保護ケースやイヤホンマイクが付いているので、わざわざアクセサリ類を購入する必要がありません。購入したらすぐに使い始めることができます。
また、クイックスタートガイドがあることで、初心者でも安心してスマホの設定を行うことができます。最近は取扱説明書がない場合もありますが、クイックスタートガイドがあればスマホ初心者でも扱いやすいでしょう。
「nova lite 3」のカメラ
次に、「nova lite 3」のカメラのスペックや機能についてご紹介していきます。
カメラのスペック・機能
「nova lite 3」は、前述のとおり最近のトレンドであるデュアルカメラを搭載しており、本体背面にカメラレンズが2つ付いています。このうちメインカメラの画素数は1,300万画素、サブカメラの画素数は200万画素です。サブカメラが最適な被写界深度を測定して、背景を上手くぼかすことが可能になったことで、ポートレート写真も簡単に撮影できます。また、照明効果も調整できるため、カメラ上級者のような撮影が可能です。
さらに、AIカメラにより22のカテゴリーと500のシーンを自動認識し、最適な写真設定を行ってくれます。INカメラ(正面カメラ)にもAIが搭載されていて、8つのカテゴリーを自動認識し、セルフィーでも美しい写真を撮れます。
加えて、撮影したものを検索したり、ショッピングサイトを提案したりしてくれる「AI Vision」という機能が備わっているため、日常生活がより便利なものになるでしょう。
「nova lite 3」の特徴や気になるポイント
今までご紹介した基本スペック以外にも「nova lite 3」にはまだまだ魅力的な特徴があります。ここでは特徴と気になるポイントをまとめてご紹介します。
指紋認証・顔認証を併用可能!
スマホの生体認証には指紋認証や顔認証といった方法がありますが、たとえ両方搭載した端末でも、認証として普段利用できるのは片方の方法に制限されているケースがあります。指紋認証もしくは顔認証だけだと、認証しなかったときにパスコードをいちいち入力する手間が発生します。
しかし、「nova lite 3」の場合は、指紋認証と顔認証を併用することができます。
例えば、マスクをしているときは顔認証が使えないので指紋認証で対応、手袋をしているときなら顔認証で対応、という形で使い分けができます。
DSDV対応
「nova lite 3」は、DSDV(デュアル SIM デュアル VoLTE)に対応しています。
DSDVとは、2枚のSIMカードを挿してLTE回線を2つ利用できるというもので、2つの電話番号を1つのスマホに持つことができる機能です。そのため例えば、仕事用の電話番号とプライベート用の電話番号を1つのスマホで使い分けることができます。プライベート用のスマホと仕事用のスマホの2台持ちをする必要がなくなります。
「ツインアプリ」でアプリのクローンを作成できる
HUAWEIの端末には、ツインアプリという機能があります。これはアプリのクローン(複製)を作成できるというものです。
例えば、LINEのアプリをアプリごと複製したとしましょう。通常、LINEアプリは1端末に1アカウントが常識でしたが、ツインアプリを使って複製すれば1端末に2アカウント以上を入れて使うことができる便利な機能です。
NFCは非搭載
「nova lite 3」は、NFC非搭載です。そのため、いわゆるお財布ケータイとしての機能が使えません。つまり、SuicaやPASMOなどはICカードを用意する必要が出てきます。
ただ、QRコード決済(paypay、LINEpay、楽天payなど)は使用できますので、に賢く使い分けすることで、NFC非搭載の問題はカバーすることができるでしょう。
まとめ
今回は「HUAWEI nova lite 3」の実機レビューをお届けしました。
「HUAWEI nova lite 3」は8コアCPUとメモリ3GBといった高スペック、バッテリー容量が3,400mAhと大容量なことから、価格の割に高性能で高コストパフォーマンスのスマートフォンです。
また、6.21インチ大画面のディスプレイ、しずく型ノッチを搭載し、迫力のある動画視聴が可能です。さらに、高性能なデュアルカメラが背景を上手くぼかしてくれ、上級者並みの写真が撮りやすくなっています。他にも、「顔認証と指紋認証がどちらもできる」「DSDV対応」「ツインアプリ搭載」など便利な機能がたくさんあります。
気になる点は「NFC非搭載」であるという点ですが、ハイスペックを求めるなら上位機種のnovaシリーズなどを選ぶと良いでしょう。
「HUAWEI nova lite 3」は、現在LIBMOで販売中です。価格は一括払いで18,720円(税別・2020年7月現在)、「端末購入サポートプログラム」を適用すると11,520円(税別)となります。
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