子どもに持たせるスマホの選び方&おすすめ機種を徹底解説!子どもを守る必須アプリも紹介

スマホを使う親子

子どもにスマートフォンを持たせようと考えたとき、多くの親御さんが悩んでしまうのが「機種選び」です。子どものスマホ所有率は年々低年齢化しており、機種においてもキッズケータイよりスマホの所有率の方が高い傾向です。しかしスマホは機種の選択肢が多いため、明確な選ぶ基準をもっておかなければ、機種選びに悩んでしまうでしょう。

この記事では、子どもにスマホを持たせる主な理由や、スマホを選ぶ際のポイント、おすすめの機種について解説します。また、子どもの安全を守るために、スマホ購入後に入れておきたいおすすめのアプリも紹介します。

子どもはいつからスマホを持っている?学年別所有率をチェック

スマホを見る小学生

ドコモが発表した「データで読み解くモバイル利用トレンド2022-2023―モバイル社会白書―」では、小学生のスマートフォン所有率がキッズケータイの所有率を上回っています。

では、子どもたちは何歳頃からスマートフォンを所有しているのでしょうか。2021年のデータによると、子どものスマートフォン所有率は年々低年齢化しており、小学4年生〜小学6年生ではキッズケータイの所持率が18.4%、スマートフォンの所持率が33.1%という結果でした。

さらに中学生になるとスマートフォンの所持率が78.9%まで上がります。このデータから、中学校入学と共にスマートフォンを持つ子どもが多い傾向にあることが読み取れます。

実はスマートフォン所持率がキッズケータイ所持率を上回るのは、調査が開始されて以降初めてのことです。これにはキッズケータイの次のようなデメリットが関係していると考えられます。

 

・LINEなどのアプリが使えない

LINEは無料通話もできる便利なアプリです。近年では、小学生同士がLINEでやり取りすることは珍しくありません。しかし、キッズケータイは使える機能を制限しているため、LINEなどのアプリを使用できないのです。

 

・親が携帯電話会社を変更できなくなる

例えば、元々親がソフトバンクのスマートフォンを使っており、子どもにもソフトバンクのキッズケータイを持たせたとします。その後、親がソフトバンクを解約して格安スマホに変更するとなると、子どもも現在のキッズケータイを解約しなくてはなりません。

 

・デザインが子ども向け

キッズケータイはその多くが子どもらしさをイメージさせるかわいらしいデザインとなっています。そのため、学年が上がると好みが変わってしまい持ち歩いてもらえないといったケースがあります。

 

上記のような点から、端末を長く使うならキッズケータイよりもスマートフォンを持たせるのがおすすめです。

出典:データで読み解くモバイル利用トレンド2022-2023―モバイル社会白書―

子どもにスマホをもたせる主な理由

子どもにスマートフォンを持たる理由としては「緊急時に連絡がとれるようにするため」や「現在いる場所を把握するため」などが挙げられます。

自宅から遠くの学校に通学していたり、バスや電車といった公共交通機関を利用して学校や習い事に通ったりする場合、子どもの居場所が分かることは保護者にとって大きな安心材料となります。帰宅が遅くなった際にも過剰に心配せず待てるほか、LINEを使えば緊急時の連絡が可能です。もし、大規模な自然災害の際に子どもが離れた場所にいても、自分で避難場所を調べたり、メッセージを残したりできます。スマートフォンは子どもの安全を守るために役立つアイテムでもあるのです。

また、近年では固定電話を引かない家庭が増加しています。そのため、固定電話に代わる連絡用ツールとしてスマートフォンを持たせるというケースがあるようです。両親が共働きをしている家庭では、コミュニケーション手段としてスマートフォンを利用することもあるでしょう。中には、スマートフォンのアプリや動画の配信を家庭学習に利用している家庭もあります。

 

子どもに持たせるスマホを親が選ぶときのポイント

スマホを見る親子

ここでは、子どもに持たせるスマートフォンを親が選ぶときのポイントを紹介します。スマホ選びの際は以下の点を意識してみましょう。

 

位置情報がチェックできるか

購入するスマートフォンが、位置情報を確認できるものかを事前にチェックしておきましょう。位置情報をオンにしておくことで、例えば遅い時間に自身が家にいなくても、子どもが家にいるかどうかが簡単に分かります。

スマホを選ぶ際は「GPS」が搭載されているかを見るとよいでしょう。ただ、国内で販売されているスマートフォンであれば、基本は標準でGPS機能がついています。

 

フィルタリング機能が使えるか

フィルタリング機能とは、使えるアプリや課金を管理・制限したり、犯罪や詐欺に巻き込まれる恐れのあるサイトを閲覧できないように制限したりできる機能です。フィルタリング機能を活用することで、トラブルに巻き込まれる心配がなく、未成年者でも安全にインターネットを利用できます。

2018年2月、総務省は各携帯電話事業者にフィルタリングサービスを提供することを義務付けました。未成年者の安心・安全なインターネット利用環境設備の推進を目的としているため、18歳未満の方がスマホを契約する際にはフィルタリングサービスが付くことになります。フィルタリング機能の内容は各携帯会社で異なるため、大切な子どもを守るためにも事前に内容を確認しておきましょう。

参考:青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律

 

機能の利用制限ができるか

上記のフィルタリング機能でも解説したように、利用制限機能があれば使用できるアプリやWebコンテンツの閲覧を制限できます。

例えば、iPhoneではスクリーンタイム、AndroidではGoogleが提供する「ファミリーリンク」をダウンロードすれば、利用制限の設定が可能です。コンテンツに利用制限をかけることで、勉強時間を確保したり、スマートフォン依存になるのを防止できたりできます。

こちらについてはアプリを導入することで実現できるので、iPhone、Androidスマートフォンならどの端末でも問題ないでしょう。

 

子どもに扱いやすいサイズか

特に小学校低学年のお子さんにスマートフォンを持たせる場合、大きなサイズだと扱いにくく、使用中に落としてしまう可能性があります。そのため、できるだけ子どもに扱いやすい手になじむサイズのものを選びましょう。同じ理由で、重い機種も避けた方が無難です。

 

防水・防塵が付いているか

スマートフォンは防水・防塵機能が付いているものがおすすめです。

防水・防塵等級は「IP68」などといった形で表記します。3文字目の数字が防塵等級、4文字目の数字が防水等級です。特に防水機能は必須といえます。

防水等級は0〜8までの9段階で定められており、防水が最上級の8であれば水中で使用が可能ということになっていますが、これはあくまでも常温の水道水の場合です。お風呂やプールで使っても大丈夫、というわけではありません。小さい子どもはスマホをラフに使うことも多いでしょう。そのため、防水等級4〜6以上のスマートフォンがおすすめです。

また、上記に加えて耐衝撃性もあればうれしいものの、耐衝撃性を売りにしたスマートフォンは選択肢が限られており、入手が困難な状態です。耐衝撃性に関してはスマホケースなどで担保しましょう。

 

格安SIMで使えるか

SIMとは、スマートフォンの中に入っているICカード(SIMカード)です。SIMは契約した携帯電話会社から発行され、加入者の個人情報や電話番号など、そのスマートフォンを使うために必要な情報が記録されています。格安SIMは、安い料金で利用できるSIMおよび通信サービスです。つまり、格安SIMとスマートフォンを組み合わせれば、格安スマホになるのです。

格安スマホは各携帯会社からさまざまなコースが提供されており、スマートフォンの利用スタイルに合わせて最適なコースを選べます。通常、大手通信キャリアは自費でアンテナや基地局を立てたり、通信設備に投資をしたりしているため、そのコストが携帯の通信料に載せられています。しかし格安スマホの場合、大手通信キャリアに回線を借りて運営されているため、自社で通信設備を整える必要がありません。設備投資や人件費を削減しているため、通信費を安くして提供できるのです。

参考に、2020年11月時点でのスマートフォンユーザーが通信会社に支払っている金額の平均について比較したデータをご紹介します。

 

  •  大手3キャリアユーザー:8,312円
  •  格安SIMユーザー:4,424円

参考:月々の携帯料金の支払い、平均金額は大手3キャリアが8,312円、格安SIMは4,424円、MVNOは3,771円

このように、毎月の料金を安く済ませられる点が格安SIMの大きな魅力といえます。

 

端末代金はいくらかかるか

iPhoneの場合、子どもに最新の機種を持たせると月額8,000〜10,000円と高額になってしまう傾向です。しかし、最新機種ではないiPhoneだったとしても使用感や日常生活にはほとんど支障ありません。格安スマホであれば旧モデルのiPhoneが安くセット購入でき、月額の基本料金も3,000円程で使えるため、月々の支払料金は圧倒的に安くなります。

このように、子どものスマートフォンを選ぶ際は端末の料金も意識しましょう。

 

格安SIM「LIBMO」で買えるおすすめの機種はこちら!

LIBMO

LIBMOは、TOKAIコミュニケーションズが提供している格安SIMサービスです。NTTドコモのLTE回線を利用してサービスを提供しており、提供エリアが広く格安SIMの中でも特に安いという特徴があります。ここでは、格安SIM「LIBMO」で買えるスマホデビューにおすすめの機種を紹介します。

▼LIBMOでご購入いただける端末ラインナップはこちら
端末ラインナップをチェック

 

iPhone SE

親が iPhoneユーザーの場合、子どものスマホデビューにおすすめなのが「iPhone SE」です。

iPhone SEはiPhoneシリーズの中では比較的安価で、小中学生でも持ちやすいサイズ感が特徴です。また、iOSに標準搭載されているファミリー向けの管理機能により、安心して子どもに持たせられます。

iOSの機能「ファミリー共有」は、保護者と子どものApple IDをひも付けし、子ども用のアカウントを管理しやすくします。13歳未満の子どもは自分でApple IDを作成できませんが、保護者が子どものApple IDを作成すれば自動的にファミリー共有グループに追加され、さまざまなサービスを利用できるようになるのです。

また、「iPhoneを探す」もしくは「友達を探す」アプリは、子どもが持つiPhoneの現在地の把握にも活用できます。前述した機能はすべてiOSに標準搭載されているため、アプリの追加ダウンロードや費用が不要なのもうれしいポイントです。

iPhone SE の詳しい情報はこちら

 

Aquos Wish

「AQUOS wish」は、シンプルなデザインと最小限の機能が特徴のエントリーモデルです。端末本体には再生プラスチックが35%使用されており、環境への負荷も少なくなるように配慮されています。しかしプラスチックの安っぽさはなく、マットな質感と優しい手触りに仕上がっています。

サイズは5.7インチとコンパクトで、最近のスマートフォンとしてはかなり小さめです。片手でも握りやすいサイズ感なので、小さな子どもにも扱いやすいでしょう。

また、AQUOS wishは高耐久であることを示す「MIL規格」をクリアしています。防水・防塵に加えて、低温・高温といった過酷な環境でも動作が確認されているため、万が一のトラブルや災害の際にも心強いでしょう。子どもがスマートフォンをラフに扱ったとしても、壊れる心配が少なく安心して使えます。

Aquos Wishの詳しい情報はこちら

 

OPPO A73

長時間持つことが多いスマートフォンは、重さも重要なポイントです。たった数グラム重いだけでも、手が疲れたりポケットに入れた際にズッシリと感じたり、落としたときに故障しやすかったりといったデメリットがあります。その点、この「OPPO A73」は最新のスマホの中でも軽さが際立っている機種であるため、長時間の使用や持ち歩きで疲れてしまうことはないでしょう。また、筐体の薄さもOPPO A73の特徴であり、小さなお子さんでも比較的扱いやすい機種といえます。

また、OPPO A73には「キッズスペース」というフィルタリングアプリがデフォルトで搭載されています。利用時間や利用可能アプリ、Wi-Fi下のみでの利用だけにするかどうか、などの項目が設定できます。利用可能アプリについてはダウンロードしたアプリごとにオンオフが可能なので、使わせたくないアプリだけをオフにしておけば安心です。

OPPO A73の詳しい情報はこちら

 

保護者のおさがりのスマホを使うのもおすすめ!

スマートフォン

スマートフォンは毎年新しい機種が出ており、その度に機能も向上しています。OSのアップデートが打ち切られた古い端末の中には、各種アプリが使えなくなってしまったものもあるでしょう。また、新しいスマホを購入し、1〜2年で物足りなさを感じて買い替える方も少なくありません。

しかし、古い端末でも通話やインターネット、メールといった基本的なツールは利用できます。子どもに持たせるスマホを基本的な使い方に限定したい場合、古い端末はぴったりなのです。また、おさがりのスマホを持たせることによって端末を新たに購入するための費用も節約できます。

 

おさがりのスマホを活用するポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しております。併せてご覧ください。

 blog.libmo.jp

 

こどものスマホに入れておきたいおすすめアプリ

最後に、子どものスマートフォンに入れておきたいおすすめのアプリを紹介します。なお、紹介するアプリはすべて無料で利用可能です。

 

保護者による管理アプリ

iPhoneのペアレンタルコントロール機能

・AppStoreや各機能に関する使用の可否、使用制限が可能

・不適切なコンテンツの購入やダウンロードを制限

・成人向けサイトへのアクセスを制限

iPhone端末に標準搭載されている利用制限機能です。

 

Googleファミリーリンク

・アプリ管理(使用の可否、時間制限)

・スマホの利用時間制限

・親のスマホから子どものスマホをロック可能

・スマホの利用時間を親に通知

・居場所の確認

Androidに対応した利用制限機能です。

 

あんしんフィルター

・アプリ管理(使用の可否、時間制限)

・スマホの利用時間制限

・親のスマホから子どものスマホをロック可能

・スマホの利用時間を親に通知

・居場所の確認

・歩きスマホ防止

各携帯会社で用意されているフィルタリングサービスです。利用できるフィルタリング機能は各携帯会社ごとに若干異なります。

 

位置情報がわかるアプリ

Life360

Life360は、誰がどこにいるかがすぐに分かるアプリです。家や学校など、あらかじめ拠点となる場所を登録しておくと、子どもがそのエリアに到着・出発した際に通知が届きます。また、緊急時にはメンバーと登録された緊急連絡先に「緊急通知」が可能です。

 

GPSで子供見守り・位置情報を共有アプリ Lunascope

Lunascopeはシンプルで操作が簡単なGPSアプリです。地図上にメモを設置しメンバーに共有可能なため、行きたい場所の記録にも使えます。また、省電力設計でバッテリー消費が少ない点も魅力です。操作が簡単で、子どもだけでなくシニアの方にも使いやすくなっています。

 

Find My Kids: チャイルドロケータ

Find My Kids: チャイルドロケータは、特に心配性な方におすすめのアプリです。子どもが持っているスマホの周りで起きていることを音声で聞く機能があるため、連絡がとれないときや緊急時に役立ちます。また、GPSウォッチも接続可能です。

 

セキュリティアプリ

ウイルスバスターモバイル

基本無料でWebサイトやメール、SNSなどの安全性を確保できます。ブロックするサイトをユーザーが選択できるため、子どもにスマホを持たせる際にも安心です。

 

ノートン360モバイル

危険なサイトを事前に通知してくれるため、Webサイトの閲覧も安心して行えます。複数台で使うと料金割引がありお得です。親のおさがりスマホを子どもが使用する際にもおすすめのアプリです。

 

LIBMOの「TOKAI SAFE」

格安SIMのLIBMOでは「TOKAI SAFE」というサービスを提供していますがあります。TOKAI SAFEは、オンラインの世界でユーザーの情報を保護するために開発された機能で、ペアレンタルコントロール(保護者機能)によって、子どもが使用するアプリや閲覧サイト、使用時間などを簡単に設定可能です。なお、PC・mac・Android・iPhoneに対応しています。

この機能は、あらゆる危険から子どもを遠ざけるだけでなく、スマホの使い過ぎを防ぐことにも役立ちます。

▼TOKAI SAFEについて詳しくはこちら
TOKAI SAFEをチェック

 

まとめ

「緊急時の連絡方法として」や「現在いる場所を把握するため」といった理由で、子どもにスマートフォンを持たせる家庭が増えています。

子ども用のスマートフォンを選ぶ際は、位置情報がチェックできるか、フィルタリング機能が使えるか、防水・防塵が付いているか、格安SIMで使えるか、といったポイントを意識して選びましょう。

もしも機種選びで迷った際は、今回の記事で紹介した格安SIM「LIBMO」で買えるおすすめの機種も参考に、より便利で安心な生活を送りましょう。

▼LIBMOについて詳しくはこちら
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