現在、さまざまな通信会社から格安SIMと呼ばれるサービスが提供されています。
格安SIMとは、SIMフリーモバイル端末、もしくはSIMロックを解除した大手通信会社の端末に、格安SIM会社のSIMカードを差し込んで利用する通信サービスです。
格安SIMは月額基本利用料が1,000円台からの料金プランがあるなど、大手通信会社と比べて料金が低く抑えられているのが特徴です。
われわれ「LIBMO(リブモ)」も、そんな格安SIMサービスのひとつです。
今回は、LIBMOが提供するさまざまなプランについて、用途に合わせた選び方も含めて詳しく解説します。
格安SIMの「LIBMO(リブモ)」とは?
「LIBMO(リブモ)」は格安SIMを提供している通信サービス会社の1つで、サービス提供会社は静岡に本社を置く企業「株式会社TOKAIコミュニケーションズ」です。
TOKAIコミュニケーションズでは格安SIMの他に個人向けのインターネット接続サービスや法人向けのネットワークサービス、ソフトウェア開発などを総合的に展開しています。
LIBMOはNTTドコモの回線をユーザー数に応じて必要な分だけ借りているので通信料金が低く抑えられています。また国内全域で利用できるNTTドコモのLTE回線を使用しているので、大手通信会社のスマホと同じように快適に利用することができます。
格安SIMとLIBMOに関する詳しい説明はこちらの記事もご覧ください。
LIBMOの料金プラン
早速、LIBMOの料金プランについて詳しく見ていきましょう。
LIBMOの月々の料金はいくつかの要素によって変わるため、ひとつずつ解説していきます。
SIMカードは機能別に3種類
LIBMOでは3種類のSIMカードを提供しています。どのSIMカードを利用するかによって料金体系が異なります。
SIMカードの種類は、
①データ通信とSMS、さらに音声通話が行えるSIMカード
②データ通信とSMSが使えるSIMカード
③データ通信のみ可能なSIMカード
の3つです。料金体型は①>②>③の順に安くなります。
各プランにおけるデータ容量と月々の料金の詳細について、順に解説していきます。
データ通信+SMS+音声通信プランの料金
まずは、多くの方が利用する「 データ通信+SMS+音声通信SIM」プランから解説します。
データ容量別の月額利用料金は以下のとおりです。
プラン |
月額利用料金 |
最大通信速度200Kbpsのライトプラン |
1,180円 |
データ容量3GBプラン |
1,580円 |
6GBプラン |
2,180円 |
10GBプラン |
2,980円 |
20GBプラン |
4,680円 |
30GBプラン |
6,580円 |
(金額は全て税抜)
データ容量について、毎月使い切れずに残ってしまった分のデータ容量は翌月に繰り越すことができます。
例えば6GBプランで申し込みをし、当月の使用容量が3GBの場合、残りの3GBは翌月に持ち越すことができ、翌月は9GBのデータ通信容量が使えます。また、データ通信容量の変更(3GBプランから10GBプランへ変更など)はいつでも可能です。
なお、当月利用分のデータ通信容量が上限に達した場合は、通信速度が128kpbsに制限されますが、LIBMOマイページからリチャージオプションを購入すれば制限が解除され、再び高速通信が使えるようになります。リチャージオプションは1GBにつき1,000円です。
また、大手通信会社では基本的に利用開始から2年以内に解約すると契約解除料がかかってしまいます。
一方、LIBMOでも利用開始から1年以内に解約すると9,500円(税込)の契約解除料がかかりますが、契約解除料0円プログラムまたは端末購入サポートプログラムのいずれかを申し込めば契約解除料は免除されます。
さらに通話に関するオプションも充実しています。月額850円(税込)の「かけ放題オプション」を付ければ、回数無制限で10分までの通話は0円、10分を超えた通話は、30秒につき10円となります。
また、月額1,300円(税込)の「かけ放題ダブル」を付ければ、当月の通話料の上位3回線について、10分を超えた分も通話料が0円になります。特定の相手によく電話する人にはおすすめです。
データ通信+SMSプランの料金
データ通信にSMSを加えたプランの月額利用料金は以下のとおりです。
電話番号を使う電話機能は利用できませんが、LINEの通話やFacebookメッセンジャーでの通話などのインターネット回線を用いた通話は利用できるため、通話はそれらで十分という方にはこちらのSIMがおすすめです。
プラン |
月額利用料金 |
最大通信速度200Kbpsのライトプラン |
620円 |
データ容量3GBプラン |
1,020円 |
6GBプラン |
1,620円 |
10GBプラン |
2,420円 |
20GBプラン |
4,120円 |
30GBプラン |
6,020円 |
(金額は全て税抜)
データ通信専用プランの料金
Webページの閲覧やメールを主に利用する方向けの、データ通信専用プランの月額使用料金は以下のとおりです。
プラン |
月額利用料金 |
最大通信速度200Kbpsのライトプラン |
480円 |
データ容量3GBプラン |
880円 |
6GBプラン |
1,480円 |
10GBプラン |
2,280円 |
20GBプラン |
3,980円 |
30GBプラン |
5,880円 |
(金額は全て税抜)
データ通信+SMSプランと同様、契約解除料はかからず、使わなかった月のデータ容量が翌月に繰り越せるのも同じです。また、当月利用分のデータ通信容量が上限に達した場合に通信速度が128kpbsに制限されることと、リチャージオプションから1GB1,000円で購入できるのも同様です。
LIBMOなら「低速通信」で節約も可能
LIBMOマイページから「利用状況確認画面へ」を選択し、表示された画面で「低速切替」を選ぶことで、通信速度が最大375Mbpsの高速から最大128kbpsの低速に切り替わります。
通信速度「低速」を選択している間は、契約している高速通信データ容量は消費されないので、データ通信容量の残量を気にせず使用することができます。
この低速モードは、容量が軽いサイトの閲覧、画像無しのTwitterの使用、メールの送受信、SNS、インターネットラジオや音楽ストリーミングサービスを長時間聴く時などに向いています。
通信速度の切り替えに料金は発生せず、LIMBOマイページで変更手続きをしたらすぐに反映されます。SIMカードをデータシェアしている場合は全てのSIMカードに適用されます。
他社の格安SIMでは低速モードで使用している時に3日で一定のデータ通信容量を使うと速度が制限されるものが多いですが、LIBMOはその3日制限もありません。
自分に合ったプラン・データ容量を選ぼう!
さまざまなプランを紹介しましたが、自分にはどのプランが合っているのか、なかなか選べなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、自分に合ったプラン・データ容量の選び方について詳しく紹介していきたいと思います。
まずは「SIMカードの種類」を選ぶ
LIBMOのSIMカードには、さきほどご紹介したように、
①データ通信とSMS、さらに音声通話が行えるSIMカード
②データ通信とSMSが使えるSIMカード
③データ通信のみ可能なSIMカード
の3種類があります。
これらのうち、①と②・③の大きな違いは「電話回線を利用した音声通話」が使えるか、使えないかです。電話番号を持てるかどうか、とも言い換えられます。
もし音声通話が必須、電話番号を持ちたいという方は①のSIMカードを選びましょう。
一方、音声通話はLINEなどのインターネット回線を使う通話のみ行う、電話番号を持つ必要がないといった方や、音声通話がついているメインのスマホとは別にサブ機を持ちたい、タブレット端末を外で使えるようにしたいが電話機能は不要などの利用シーンを想定している方は、データ通信のみが利用できる②か③が適しています。
SMSを利用するかしないかによって②か③どちらが適しているか選択しましょう。
SMSとは「ショートメッセージサービス」のことで、電話番号を知っている者同士で短い文章をやりとりできるサービスです。コミュニケーションの用途に使えるだけでなく、最近では各種サービスの本人確認時にSMSを使った認証が必要な場合があります。
そういったケースに対応できるようにするためには、②のSMSが使えるSIMカードを選んだほうがよいでしょう。
データ容量プランを決めよう
次に決めるのは「データ容量プラン」。
多ければ多いほどたくさんの通信を行えますが、料金は高くなってしまいます。
ここでは、自分に合った最適なデータ容量プランを選ぶためのポイントを解説します。
各種コンテンツのデータ消費量とは?
データ容量を決定する際の目安として、1GBで1ヶ月間どのくらいのことができるのか、各種コンテンツのデータ消費量を見ていきましょう。
また、1ヶ月1GBを30日で割るとおよそ33MBとなるため、1日の容量33MBでどのくらいのことができるかもあわせてまとめました。
|
消費データ容量 |
1GBでできること |
33MBあたり |
Webサイトの閲覧 |
1ページあたり 約300KB |
約3,490ページ分 |
約116ページ分 |
LINE メッセージ(500文字)の送受信 |
1メッセージあたり 約2KB |
約50万回分 |
約1.6万回分 |
LINE 写真付きメッセージ(500文字)の送受信 |
1メッセージあたり 約1MB |
約1,000回分 |
約33回分 |
タイムライン閲覧 |
5分の閲覧で 平均20MB |
約250分間 |
約8.3分間 |
Youtube動画視聴 (720p) |
1分間で 約10MB |
約100分間 |
約3分間 |
参考:So-net https://prebell.so-net.ne.jp/tips/pre_18112201.html
このように、文字が主体となるコミュニケーション等は1GBでもある程度行えますが、画像や動画などを含んだコンテンツの閲覧は、1GBでは心もとない場合もあります。
現在の利用データ量をもとに選ぶ
どのデータプランを契約するかは、1日にどのくらいの通信量が必要となるかによって変わります。
さきほどコンテンツやアプリでどのくらい通信データを消費するかについてご紹介しましたが、実際の消費量は現在使っているスマホで確認することで正確な数値が分かります。
例えばiPhoneでは、設定Appを開き、モバイル通信をタップするとインストールされているAppの通信データが消費量順に並んで表示され、それぞれのAppの通信量が分かります。
自分の利用状況を鑑みながら適切なデータ通信容量を選び、アプリの通信量を考えながら使い方を工夫して、通信制限対策をしましょう。
もし頻繁に通信制限にかかってしまうようであれば、自分の利用スタイルとデータプランが合ってないと考えられますので、データプランの見直しをしましょう。
例えばYouTubeの高画質動画をよく見る方は大容量プランにすることがおすすめです。HD高画質720P、1分あたり12MBとしても1GBでは動画を1.5時間見ただけでデータ通信容量を消費してしまいます。自分がどのくらい動画を見るかを調べ、それに合ったデータプランを契約しましょう。
スマホの利用シーン別、おすすめプランから選ぶ
ここではスマホの利用シーン例ごとにおすすめのプランを紹介します。
皆さんの生活と照らし合わせてみて、最適なプラン選択の参考にお使いください。
スマホの利用が主に通勤・通学時という方は
自宅はWi-Fi環境があり、外出先、学校や会社ではスマホを使わない、あるいはWi-Fi環境下にいるなどの理由から、データ通信を利用するのは通学・通勤時が中心という場合。
もしも大容量コンテンツを外では利用しない方なら、3GBか6GB程度のデータ通信容量で十分足りるでしょう。
意識的にWi-Fi環境下でしか大容量コンテンツを閲覧しないようにすれば、データ容量が少ないプランでもまかなえるので、月々の通信費の節約にも繋がります。
外出先でも動画などをよく見る方は
続いて、通学・通勤時や外出先で、YouTubeの動画やオンラインゲームなど、多くのデータ通信を必要とするコンテンツを楽しみたい場合。
高画質動画を1日30分見る場合は1ヶ月で約10GBデータ通信容量を消費しますので、データプランは10GB以上はあると安心でしょう。
まとめ
人気の格安SIM「LIBMO」について、各プランを詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
LIBMOのプランは、まず「SIMを選ぶ」、そして「データ容量を選ぶ」の2点が重要となります。
実際にはこれ以外にも、便利なオプションサービスを組み合わせることで、よりあなたに合った使い方を実現することが可能です。
まだLIBMOを利用していないという方は、一度自分のスマホ利用状況とLIBMOの料金とを照らし合わせてみて、さらに今お使いの携帯電話の料金と比べてみてはいかがでしょうか。
LIBMOの詳しい利用料金については
こちらのWebページよりご確認いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。