インターネット社会の現代において、Wi-Fiサービスは日常に欠かせない存在です。
Wi-Fiは自宅だけでなく多くのカフェなどでも利用できますが、カフェの種類と同様に店舗内で使用可能なWi-Fiサービスにもいくつかの種類が存在します。Wi-Fiサービスについて詳しく知ることで、カフェなどでのWi-Fi利用がより快適になるでしょう。
この記事では、カフェの店舗内Wi-Fiサービスの種類とそれぞれの違い、さらにおすすめのWi-Fiサービスをご紹介します。
- 全国のカフェチェーン店でWi-Fiを利用する方法とは?
- 店舗が提供するフリーWi-Fiを利用
- カフェによっては公衆無線LANサービスも利用できる
- 店舗のフリーWi-Fiと公衆無線LANサービス、それぞれの違いとは?
- 全国の様々な店舗で使える!公衆無線LANサービスを便利に使うには?
- まとめ
全国のカフェチェーン店でWi-Fiを利用する方法とは?
現代では、全国のさまざまなカフェチェーン店でWi-Fiを利用できるようになりました。
カフェのWi-Fi利用者には、主にオフィス以外の場所で仕事をする「ノマドワーカー」と呼ばれる人が特に多く見られるでしょう。ノマド=遊牧民のように落ち着いて働ける場所を渡り歩くためには、居心地の良いカフェを知ることが重要です。
今回まずは、店舗内でWi-Fiサービス提供している大手カフェチェーンをご紹介します。
Wi-Fiには各店舗が独自に提供している店舗内専用のWi-Fiと、その他の公衆無線LANサービスを店内で提供するWi-Fiがあります。
日本全国に展開する主要なカフェチェーン店のうち、専用Wi-Fiを提供している店舗と公衆無線LANを提供している店舗は以下の通りです。
|
店舗専用Wi-Fi |
公衆無線LAN |
スターバックスコーヒー |
◯ |
◯ Wi2 300 など |
ドトールコーヒー |
◯ |
◯Wi2 300 など |
プロント |
◯ |
◯フレッツスポット など |
コメダ珈琲店 |
◯ |
◯Wi2 300 など |
タリーズコーヒー |
◯ |
◯Wi2 300 など |
カフェ・ベローチェ |
◯ |
◯Wi2 300 など |
喫茶室ルノアール |
◯ |
◯Wi2 300 など |
上島珈琲店 |
◯ |
◯Wi2 300 など |
WIRED CAFE |
◯ |
× |
マクドナルド |
◯ |
◯Wi2 300 など |
エクセルシオールカフェ |
× |
◯Wi2 300 など |
サンマルクカフェ |
× |
◯Wi2 300 など |
シアトルズベストコーヒー |
× |
◯FREESPOT など |
※店舗によって導入状況が異なる場合があります。
次の章では、店舗専用Wi-Fiと公衆無線LANサービスそれぞれの概要や利用方法、メリット・デメリットなどを解説します。
店舗が提供するフリーWi-Fiを利用
スターバックスやドトール、プロントなどの店舗専用Wi-Fiは、店内でのみ使えるWi-Fiを客が利用できるサービスです。
具体的な利用方法は店舗ごとに異なります。
スターバックスの場合は事前の登録などがいらず、1時間ごとに接続が切れるものの、無制限に利用できます。
ドトールの場合はQRコードを利用してゲストコードを入手する必要がありますが、やはり登録の必要はありません。時間も3時間ごとに再接続することで無制限に利用できます。
プロントの場合は先に登録が必要で、利用時間も30分ごとに再接続しなくてはならず、合計で90分までという制限があります。
このように各店舗独自の仕組みをもったWi-Fiとなっています。
店舗Wi-Fiのメリット・デメリット
店舗専用のWi-Fiは利用客にも店舗にもメリットとデメリットがあります。
利用客にとっては、Wi-Fiが使えること自体がメリットです。Wi-Fiが使えることでノマドワーカーが仕事場として利用するなどさまざまな利便性が生まれます。インターネット環境を利用する場所の選択肢が、家や職場以外で確保できることは大きなメリットです。
一方デメリットは、フリーWi-Fiの安全性の低さです。店舗側も自身のイメージにつながるためセキュリティに気を遣ってはいますが、リスクを完全に排除することはできません。そのため、店舗Wi-Fiを使うときは、パスワードやカード番号などの入力はなるべく避けるべきです。
カフェによっては公衆無線LANサービスも利用できる
カフェによっては、店舗専用のWi-Fiではなく一般の公衆無線LANサービスを利用している場合もあります。公衆無線LANサービスにはさまざまな種類があり、中には携帯電話の三大キャリアが提供するサービスもあります。
公衆無線LANサービスは、多くの場合有料にはなりますが、店舗専用Wi-Fiと比べて「同じサービスを複数店舗で利用できる」「安全性が高い」などのメリットがあります。
利用する際には事前登録してユーザーIDを取得します。
公衆無線LANサービスが利用できるカフェチェーン店
店舗専用でない公衆無線LANサービスを利用できる主要なカフェチェーン店には、
・エクセルシオール
・サンマルクカフェ
・シアトルズベスト
などがあります。これら3店舗のすべてで、携帯電話キャリア3社の無線LANサービスが利用できます。
その他にエクセルシオールはドトールの系列店であるため、ドトールの店舗Wi-Fiも利用できます。
また、シアトルズベストではFREESPOTも使えます。
公衆無線LANサービスを使うメリット
公衆無線LANサービスには、店舗専用Wi-Fiとは違ったメリットがあります。
公衆無線LANのもっとも大きなメリットは、さまざまな店舗で使用できるという点です。店舗専用Wi-Fiの場合、スターバックスやプロントなどのそれぞれの店舗でしか利用できず、利用する店舗ごとに設定し直さなくてはなりません。
一方、公衆無線LANならば、ある店舗での設定をそのまま別店舗でも利用できます。例えば、エクセルシオールで行ったWi-Fi設定をシアトルズベストでもそのまま使うことができます。店舗をまたいでスムーズに接続できるため、利用開始時の手間を減らせます。
公衆無線LANのひとつである「BBモバイルポイント」というサービスは、全国のJR主要駅や空港、各種店舗や学校など非常に広範囲での利用が可能です。対応端末も幅広く、ノートパソコンやスマートフォンだけでなく、携帯ゲーム機やデジタルカメラなどでもWi-Fiを利用できます。
その他のメリットとして、公衆無線LANサービスは店舗専用Wi-Fiよりも比較的安全性が高いことも挙げられます。誰でも使える公衆無線はセキュリティ上の脆弱性が問題視されることが多いですが、通信事業者が提供しているサービスなどは、利用時の安全性を重視した設計になっています。
特に「WiFiスクエア」というサービスは、「利用開始時にアクセス認証が必要」「使用時間に制限がある」「もし何らかの事件が起きても警察対応をWiFiスクエア側で行ってくれる」などの仕様設計と対応により、公衆無線としては高い安全性を確保できているサービスです。
公衆無線LANサービスの利用方法
多くの場合、公衆無線LANサービスを利用するためには事前の登録が必要です。
あらかじめ登録を行いユーザーIDなどを取得します。その後、対象のWi-Fiに接続した際にログインページでユーザーIDなどを入力することで利用できます。
サービスの種類によっては利用料金が発生するものもあるので、自分が利用を考えている公衆無線LANサービスの利用料金はいくらなのか事前に確認しておきましょう。
店舗のフリーWi-Fiと公衆無線LANサービス、それぞれの違いとは?
店舗専用のWi-Fiと公衆無線LANサービスにはさまざまな違いがあります。
大きな違いは料金とセキュリティに関するもので、料金面では店舗Wi-Fiに、セキュリティ面では公衆無線LANに分があります。
接続手順や時間制限に関しては、店舗Wi-Fiか公衆無線LANかという区別で決まるのではなく、それぞれの店舗・サービスごとに異なります。
それでは、ポイントごとに詳しく見ていきましょう
料金
|
店舗専用Wi-Fi |
公衆無線LAN |
料金 |
無料 |
提供サービスによっては利用料がかかる |
料金の面では店舗Wi-Fiが優れています。
公衆無線LANサービスは種類によって利用料金がかかりますが、店舗専用Wi-Fiはいずれも無料で利用できます。
セキュリティ面
|
店舗専用Wi-Fi |
公衆無線LAN |
セキュリティ |
安全性が不十分な場合がある |
接続方式によっては安全に接続できる |
セキュリティの面では公衆無線LANサービスが勝ります。
利便性を重視した店舗専用Wi-Fiは、無料で誰でも使えるためセキュリティ対策が十分とはいえません。
対して公衆無線LANは通信を暗号化して安全性を上げることができます。
特にノマドワーカーが仕事で使う場合などは、通信の安全性を少しでも高く確保した方がより安心して作業できます。
ただし公衆無線LANであっても、接続方法によっては通信が暗号化されないこともあります。サービス利用時には接続方法に気を付けて、通信の安全性を確認する必要があります。
接続の手順や時間制限
|
店舗専用Wi-Fi |
公衆無線LAN |
接続の手順や時間制限 |
店舗ごとに接続手順が異なる。また、店舗によっては接続に時間制限がある |
事前に登録等が必要だが、一度登録すれば同じサービスを導入している店舗なら共通して使える |
Wi-Fi接続のための手順や、利用時間の制限は各店舗やサービスごとに異なります。
公衆無線LANサービスの場合は契約プランによる差異もあり、一概に店舗Wi-Fi、公衆無線LANという区分では説明できません。
接続手順については、すぐに接続できるものや空メールを送るなどしてID取得の必要があるものなどがあり、時間制限については、短いものや制限のないものなどサービスごとにさまざまな違いがあります。
全国の様々な店舗で使える!公衆無線LANサービスを便利に使うには?
店舗専用Wi-Fiと公衆無線LANはそれぞれに異なるメリット・デメリットがありますが、全国各地の広範囲で利用したい場合は公衆無線LANがおすすめです。
ここでは、特におすすめできる公衆無線LANサービスの概要と利用可能場所、料金や申し込み方法までを解説します。
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利用可能な店舗・施設
LIBMO WiFi by エコネクトは全国のさまざまな店舗・施設で利用できます。
飲食店ではスターバックス・ルノアール・マクドナルドなど、量販店ではビックカメラ・ドンキホーテなど、さらに図書館や空港などの公共施設での利用も可能です。
東京や大阪など都市部の街中はもちろん、日本全国のさまざまな場所で使える無線LANサービスです。
LIBMOでは株式会社エコネクトと協力して、エコネクトのWebページやスマートフォンアプリからサービス利用可能施設を検索できるようにしています。
こちらもぜひご活用ください。
料金は月額362円(税抜)!さらに利用開始月は無料
LIBMO WiFi by エコネクトの利用料金は、月額362円と非常に安価です。
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また、LIBMOについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
格安SIM『LIBMO(リブモ)』とは?料金・サービスを徹底解説 - LIBMO BLOG|SIMでちょっと素敵なコミュニケーション
まとめ
現代の生活にはインターネットが必需品であり、カフェなどの施設内で使えるWi-Fiはとても便利なサービスです。
施設内で使えるWi-Fiには、店舗専用のフリーWi-Fiと広範囲で利用できる公衆無線LANサービスがあり、どちらも違ったメリットを持っていますが、カフェ内の快適性を大きく上げてくれることは変わりません。
「行きつけのカフェで使えるWi-Fiサービスを調べる」「自分の利用スタイルに適したサービスを提供するカフェを探す」など、より快適にWi-Fiを使う方法を考えてみるとよいでしょう。