新型コロナウイルスの感染者増加に伴い、オンラインで授業を実施する教育機関が増えつつあります。
オンライン授業は感染のリスクを低減し、自宅で受けられることが学生にとってメリットですが、家に固定回線を引いていない場合は月々の通信容量が不足する状況になりやすいです。
そこでこの記事では、休校期間中に増える通信量をカバーできるように、LIBMOが提供する通信サービスをご紹介します。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学生の通信環境を支援します
「LIBMO」はTOKAIコミュニケーションズが2017年から提供している通信サービスです。
格安SIMの一種であり、NTTドコモのLTE回線をレンタルしているので設備費用が安く抑えられていて、格安料金で安定した通信環境を利用できるようになっています。
新型コロナウイルスの影響による学校の休校措置に伴い、LIBMOは自宅から授業を受ける学生が安定した通信環境を確保できるように新たな通信サービスの提供を開始しました。
新型コロナウイルスの流行で「オンライン授業」増加
新型コロナウイルスの感染が拡大している現在、オンライン授業を実施する学校は少しずつ増えつつあります。大学の中には、オンライン授業に必要な通信環境を整えてもらうために、生徒に対して支援金を支給しているところもあるようです。
オンライン授業の実施は、学生および教員が新型コロナウイルスを含む感染症にかかるリスクの低減につながるメリットがある一方で、オンライン授業の課題も浮き彫りになっています。
それは、オンライン授業を受けるうえで必須となる通信環境を、生徒側が自前で用意する必要があるという点です。生徒側が契約している通信プランによっては、1ヶ月の途中で速度制限を受けてオンライン授業を閲覧できなくなることも考えられるでしょう。
特に通信容量が少ないプランを契約しているユーザーは、オンライン授業を受けた分だけ、休日や授業時間外で使えるデータ容量が少なくなってしまうことも問題です。また、有線に比べてWi-Fiは回線速度が安定しづらいことも問題であり、Wi-Fi環境によってはオンライン授業を受けることが困難なケースも見受けられます。
「オンライン授業」は多くのデータ通信が必要
オンライン授業を実施する際には、ライブ通話ができるサービスを用いる学校が多数を占めるでしょう。この場合、人によってはデータ容量の確保が困難になることが課題です。ここでは1回90分の大学の講義を基準として、1ヶ月にどれくらいのデータ容量が必要かを試算します。
仮にyoutubeのライブ機能を用いて授業を受ける場合、1ヶ月に必要なデータ容量は画質の高さによって異なってきますが、画質が360pであれば1時間にかかる通信量は約333MBです。
1ヶ月に受ける授業時間を合計90時間(週あたり15コマとして計算)とすると、1ヶ月に必要なデータ容量は333MB×90時間=29,970MBになります。これをギガバイト単位に直すと29.97GBです。
なお、Web会議ツールのZoomでは、1時間にかかる通信量は約334MBです。1ヶ月に受ける授業時間を90時間とすると、こちらも必要なデータ容量はおよそ約30GBになります。
いずれのツールを用いても、週に15回の講義を受ける場合は1ヶ月30GBほどのデータ容量が必要であるという結果になりました。
ちなみに上記の計算では、すべての授業がオンライン配信化されると仮定しているので、実際の状況とは異なる場合があります。
大手携帯メーカーの統計調査によると、約66%のスマホユーザーは月間10GB以下の通信プランを契約しているとされます。なお、同統計で月間30GB超のプランを契約しているユーザーは全体の1割未満であることから、オンライン授業を毎月問題なく受けられる人はかなり少ないことが分かります。
また、スマホでは動画を見たり、音楽をダウンロードしたりと日常的に通信を行うものです。そのため、週15コマも授業がない場合でも、30GB程度であればあっという間に使い切ってしまうことでしょう。
このような状況を受け、LIBMOはオンライン授業を推進するための対策として、24歳以下の学生を対象にした新たな通信プランを打ち出しました。
さっそく、プランの詳細についてご紹介していきます。
LIBMOの「学生支援30」「親子支援30」で大容量データ通信を大幅割引
大容量のデータ通信を行うユーザー向けに、LIBMOは2020年4月17日から「学生支援30」と「親子支援30」という2種類の通信サービスを開始しました。どちらもLIBMOの通常プランと比べて格安料金であることが特徴です。
それぞれの通信プランについて、具体的に解説していきます。
学生支援30とは
LIBMOの「学生支援30」は、月間30GB分の高速通信を割引価格で利用できる通信プランです。
1ヶ月オンライン授業を受けるには十分なデータ容量を確保できる点が特徴となっています。
「学生支援30」の料金は、以下の通りになっています。
「学生支援30」の料金 |
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データ通信専用SIM |
SMS機能付きSIM |
音声通話機能付きSIM |
月額 2,280円 |
月額 2,420円 |
月額 2,980円 |
※表内はすべて税抜
この料金、実はLIBMOの通常の10GBプランと同額になっています。「学生支援30」を利用することで、格安料金で月間30GBの通信ができるようになっています。
さらに、「学生支援30」プランでは、通常月額362円(税抜)の「LIBMO WiFi by エコネクト」が無料で利用できます。
「LIBMO WiFi by エコネクト」は が使い放題になる、公衆WiFi接続サービスです。対応の公衆WiFiサービスが提供されている場所であれば、スマホのデータ容量を消費することなくインターネットを楽しめます。
「学生支援30」で大容量のデータ通信が使えるとはいえ、使いすぎには気をつけたいもの。この「LIBMO WiFi by エコネクト」を使うことで、賢く節約することができます。
学生支援30プランの利用条件について
「学生支援30」は、契約時点で端末の利用者が24歳以下であることが契約条件のひとつとなっています。契約後は利用者が24歳となった学校年度の末日(3月31日)まで、割引料金で通信サービスを利用可能です。
なお、契約時点で利用者が24歳以下であれば、学生でなくても「学生支援30」は契約できます。
ただし、「学生支援30」と他のキャンペーンは併用できません。すでにLIBMOを契約している場合、プラン変更前に受けていた割引特典や料金プランなどは適用されなくなるので注意が必要です。
親子支援30とは
一方、LIBMOの「親子支援30」は、複数の通信端末で月間30GBの通信容量をシェアできるプランです。親子で通信容量を分け合うほか、1人が2台の端末を使うこともできます。
こちらも「学生支援30」と同様に、「LIBMO WiFi by エコネクト」を無料で利用できます。
「親子支援30」ではSIMカードを2枚契約する必要があることが特徴です。
各SIMカードの機能別にふたつのパックが提供されており、それぞれ料金が異なります。
「親子支援30」の料金 |
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1枚目のSIMカード |
2枚目のSIMカード |
料金 |
パック1 |
音声通話機能付きSIM |
SMS機能付きSIM |
月額 4,980円 |
パック2 |
音声通話機能付きSIM |
音声通話機能付きSIM |
月額 5,680円 |
※表内はすべて税抜
2枚のSIMカードを1人または複数人でシェアできるので、月々のデータ容量を無駄なく使いやすい料金プランです。
親子支援30プランの利用条件について
「親子支援30」では、契約するSIMカード2枚のうち少なくとも1枚の利用者が24歳以下であることが契約条件です。
加えて、20歳未満のユーザーは直接契約ができず、保護者に契約してもらう必要があります。
「親子支援30」を新規契約する際には、オプションの「TOKAI SAFE 3ヶ月無料」、「スマート留守電 2ヶ月無料」、「雑誌読み放題 タブホ 2ヶ月無料」と併用できます。
なお、「親子支援30」の割引適用期間は「学生支援30」と同じく、利用者が24歳となった学校年度の末日(3月31日)までとなっています。
「学生支援30」「親子支援30」のポイント
ここからは、「学生支援30」「親子支援30」について、知っておくべきポイントをいくつかご紹介します。
プランの提供期間は?
「学生支援30」「親子支援30」ともに、プラン自体の提供終了時期は未定となっています。
このため、単純に契約時期が早いほど割引を受けられる期間は長くなります。
LIBMOの30GBプランは通常6,580円(税抜)ですが、「学生支援30」であれば2,280円~2,980円(税抜)、「親子支援30」であれば2契約分が月4,980円~5,680円(税抜)で30GBの通信容量を利用可能です。
両プランは利用者が24歳以下であることが契約条件のひとつです。したがって、契約条件を満たしている場合は早めに申し込みを検討することをおすすめします。
学生支援30の場合:どの種類のSIMでも申込可能
LIBMOでは、契約するSIMカードを「データ通信のみ」「SMS機能付き」「音声通話機能付き」の3種類から選べるようになっています。
「学生支援30」の場合は、どのタイプのSIMカードでも申込可能です。
「親子支援30」の場合は、さきほどご紹介した2種類のパックで指定されているSIMカードの組み合わせしか利用できないため、この点はご注意ください。
データ容量の繰越はできないため、当月中のご利用を
「学生支援30」「親子支援30」では、当月中にデータ容量を使い切れなかった場合は翌月に繰り越すことはできません。
つまり、1ヶ月で30GBの上限値近くまで通信容量を使い切るのが、最もお得な活用方法であるといえます。
オンライン授業があれば意識しなくてもデータ容量を消費できますが、もしそれでも容量が大幅に余ってしまうような場合は、その他のデータ容量プランへの変更の検討もおすすめします。
ただし、両プランの契約期間中に「データ通信30GB」以外の契約プランに変更したり、「LIBMO WiFi by エコネクト」を解約したりすると、「学生支援30」と「親子支援30」の割引特典は受けられなくなります。
直近で利用容量が少ない月が続いたからといって、すぐにプラン変更を行うのではなく、その後データ容量を多く使う可能性がないかどうかも考慮しておきましょう。
「学生支援30」「親子支援30」の申し込みを検討される際は、各プランの条件を改めてチェックすることをおすすめします。
「学生支援30」「親子支援30」の申込方法
LIBMOの「学生支援30」と「親子支援30」は、ホームページから申込手続きが可能です。
最初にホームページ上の申し込みフォームに必要事項を入力、送信すると4~6日後にSIMカードや端末、申込書類が郵送されてきます。
その後、申込書類に必要事項を記入して返信用封筒で返送することで申込手続は完了します。
この書類の返信をもって「学生支援30」または「親子支援30」のプログラムの適用を受けられるようになります。
なお、音声通話機能付きSIMもしくは端末の新規購入を行う場合には、本人確認書類も申込書類と合わせて郵送する必要があります。詳細は下記のLIBMO資料請求ページにてご確認ください。
https://www.libmo.jp/support/inquiry/request/
「学生支援30」「親子支援30」に関するQ&Aはこちら
LIBMO公式ホームページでは、「学生支援30」、「親子支援30」に関するQ&A集が公開されています。
具体的な申し込み手順やオプションサービスなどに関する回答も掲載されているので、LIBMOに関する不明点がある場合は公式Q&Aをご確認ください。
まとめ
この記事では、オンライン授業を受ける際におすすめの通信サービスとしてLIBMOをご紹介しました。
ご紹介したとおり、1回90分・週15コマのオンライン授業を受けるには1ヶ月30GBほどの通信量が必要となります。LIBMOの「学生支援30」と「親子支援30」では1ヶ月30GBのデータ容量が用意されているので、毎月のオンライン授業に必要な通信容量をカバーできます。
大容量の通信プランを探している方におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。