スマートフォンを利用する際、あまり多くのデータ通信をしない人には、3GBや6GBのプランでも十分事足りると言われています。逆に大容量が必要になるのは、動画・映画を見たり、データ通信の多いゲームアプリをしたりする人です。
以前、当ブログで公開した記事でも、30GBプランが必要な人はスマホを通してコンテンツを長時間利用する人や、利用頻度が高い人だとお伝えしました。
では、3GB・6GBのプランではどのようなコンテンツを、どれほど利用できるのでしょうか。今回は3GB・6GBにフォーカスして解説します。
3GBや6GBはどのくらいコンテンツを楽しめる?
3GBは格安SIMの中では人気のプランです。一見すると低容量に感じますが、メールや電話、LINEなどを使う分には十分な容量です。利用できる目安は以下のようになっています。
- ・Webページ(1ページあたり400KBとした場合):7,500ページ
- ・メール(文字のみ1通10 KBとした場合):30万通
- ・メール(添付ファイル含めて1通1MBとした場合):3,000通
- ・写真(1枚2MBとした場合):1,500枚
- ・音楽(1曲4MBとした場合):750曲
- ・動画:7時間〜15時間(普通画質)、2時間〜5時間(高画質)
上記はあくまで目安に過ぎません。
例えば、一般的なメールは一通で約500KBなので、3GBで約6,300通分あります。LINEでも1トークあたり約2KBなので約150万通の容量になります。6GBの場合はこれらの倍の分量のやりとりが可能です。
このように、LINEやメールといったメッセージアプリを中心に使うのであれば、毎月3GBのプランでも何不自由なく利用することができます。
3GB、6GBなどの低容量プランがおすすめの人とは?
スマホのデータ通信プラン選びは悩みのタネです。上述の通り、多くの場合は3GBでも支障なく日常使いができます。
6GBは動画で約25時間、Web閲覧では約19,200回、IP電話では324時間ほど利用できる容量です。動画や映画を見ることが多かったり、テザリングを使う機会が多い人は、6GBやそれ以上の容量を選ぶのが良いでしょう。
また、自宅にWi-Fi環境があり、通勤・通学のときにしかモバイル通信をしない人や、データ消費の大きいコンテンツを使わない人、スマホ代を安く抑えたい人、複数端末を持っていてデータ容量を使わない人は3GB・6GBの低容量プランがおすすめです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
Wi-Fi環境下でのスマホ利用が中心の人
3G・4G・4G LTEなど、携帯電話ネットワークを利用する場合、パケット通信が発生します。一方、Wi-Fi環境下で通信を行う場合、パケット通信は行われません。つまり、Wi-Fi環境下ではデータ容量を消費せずにインターネットにアクセスすることができます。
そのため、自宅や職場ではWi-Fiが使えるという方は、低容量プランでも問題なく利用できるはずです。
一方、外出先でのやり取りが多いなどWi-Fi環境下以外での通信が多い場合には、低容量プランは向いていないでしょう。
データ消費の大きいコンテンツの使用頻度が低い人
容量が少ないコンテンツであれば、3GB・6GBの容量でも問題なく利用できます。例えば、音楽ストリーミングやネットサーフィン程度の活用であれば容量は足りるはずです。
しかし、大容量のデータ通信が発生するゲームをプレイしたり、移動中に常に動画を見たりする人であれば、低容量プランではすぐに上限に達してしまうはずです。
そのため、3GB・6GBのデータ通信プランは、通信量の大きいコンテンツをあまり利用しない、シンプルな使い方をする人に向いています。
とにかくスマホ代を安く抑えたい人
月々のスマホ代にお金をかけたくない人にも低容量プランはおすすめです。
キャリアごとに多少の違いはありますが、基本的にどのプランであっても利用容量が少ないほど安く抑えられる傾向にあります。12GBよりも9GBが安く、9GBよりも6GB・3GBの方が安くなります。そのため、とにかくスマホ代を節約したい人にとっては、少ない容量のものを選ぶべきでしょう。
ちなみに、大手キャリアで3GBプランでは月額2,500〜3,000円ほどの価格帯のものが多く、一年の使用料で考えてみると約3万円の費用になります。
対して、格安SIMの3GBプランは1,500~2,000円ほどの相場になっています。年額換算で18,000円ほどになるので、その差額は12,000円にも上ります。
固定費の中でも通信費は比較的見直しやすい項目なので、今すぐに家計の節約を図りたい方はぜひ検討してみましょう。
複数の端末を持っている人
複数台のスマホを持っている場合、データ容量が少なくて済む場合があります。
例えば、会社で提供されているスマホをメインとして活用し、自分で契約した端末はサブとしてシンプルに使うなど、使用用途が明確化されている場合は、低容量プランで済むケースもあります。
メイン端末のみを大容量にして、サブはライトプランを使うといったように、メリハリをつけてみるのも良いかもしれません。
LIBMOは低容量のプランもお得!
昨今はさまざまな会社から格安SIMサービスが提供されています。格安SIMとは、大手モバイルキャリアよりも安い値段で利用できるモバイルサービスのことです。格安SIMを提供する会社はMVNOと呼ばれ、大手通信キャリアの設備を借りることで、質を保ちながら低価格を実現しています。
「LIBMO(リブモ)」は、そんな格安SIMのサービスの一つです。
ここからは、LIBMOの料金体系とお得なプランについてご紹介します。
主な料金
LIBMOの月額基本利用料金は、利用方法やプランによって異なります。種類別に確認してみましょう。
月額基本利用料金 |
音声通話機能付きSIM |
SMS機能付きSIM |
データ通信専用SIM |
ライトプラン |
1,298円 |
682円 |
528円 |
3GBプラン |
1,738円 |
1,122円 |
968円 |
6GBプラン |
2,398円 |
1,782円 |
1,628円 |
10GBプラン |
3,278円 |
2,662円 |
2,508円 |
20GBプラン |
5,148円 |
4,532円 |
4,378円 |
30GBプラン |
7,238円 |
6,622円 |
6,468円 |
※表内はすべて税込価格
音声通話機能付きSIMは電話の利用頻度が高い方におすすめのプランです。3GB・6GBでは月額料金も非常にリーズナブルです。
SMS機能付きSIMはメッセージのやり取りが多く、電話を使わない方におすすすめのプランです。3GB・6GBで、それぞれ1,122円(税込)、1,782円(税込)となっています。音声通話機能付きSIMと比較して、さらに安い値段になっています。
データ通信専用SIMは電話でのやり取りがなく、SMS機能も不要でデータ通信のみ行いたい方におすすめのプランです。一番安いライトプランで528円(税込)、3GB・6GBが968円(税込)と1,628円(税込)となっています。こちらも一般的な携帯料金と比べるとかなり割安なので、とにかく節約したいという方にはぴったりのプランです。
速度を抑えて容量無制限の「ライトプラン」とは
LIBMOにおける「ライトプラン」は、データ容量が無制限かつ料金が安いことが特長です。
ライトプランでは、月額528円(税込)〜最大でも月額1,298円(税込)と各コースの他プランと比べて最も安い料金設定になっています。格安SIM業界を見渡しても、通信し放題プランとしては最安レベルと言える料金設定です。
ただし、ライトプランは料金が最安値に設定されている反面、通信速度が最大200kbpsに設定されています。ライトプラン以外のデータ容量プランでは、容量上限を超えた場合には通信速度が128kbpsとなるため、ライトプランの最大通信速度は一般的な速度制限時の速度と同等と言えます。
この200kbpsの速度は、画像や動画データの閲覧には向きません。SNSなどで画像をひとつ開くだけでも、かなりの時間がかかってしまいます。一方、データ容量をそれほど使用することのないテキストデータやウェブラジオ、音楽ストリーミングサービスなどであれば、問題なく利用できるでしょう。SNSにおいても同様で、TwitterやFacebookなどで文字のみのやり取りであれば支障はありません。
これらの理由から、通信量を多く使う動画の視聴やゲームなどの利用にはライトプランは向いていません。ただし、Wi-Fi環境での利用であればモバイル通信は気にせず使えるので、そういったコンテンツはWi-Fi環境下で利用し、出先ではメールやLINEをチェックする程度であれば、ライトプランで十分活用できるでしょう。
10GB以上使うなら大容量プランもおすすめ
10GB以上のプランは、格安SIMの中でも大容量に分類されるプランです。
動画など大容量のコンテンツを閲覧するユーザーに向いています。
さて、この大容量プランですが、もともとデータ通信を沢山行うことが分かっている場合には、10GBプランではなく最初から30GBなどより容量の大きいプランにした方が、料金や容量の観点から見ればお得になります。
例えば、LIBMOの音声通話機能付きSIMの10GBプランは月3,278円(税込)、
一方、30GBを2枚のSIMでシェアして使える「TLCプラス&ペア割30」プランは月6,248円(税込 ※)で、約3,000円の差があります。
(※「TLCプラス&ペア割30」の2枚のSIMの組み合わせが、音声通話機能付きSIM×2枚の場合の料金です)
もし10GBプランを選択して、データ容量を上限まで使ったとすると、それ以後の通信速度は128kbpsに制限されます。
このとき、リチャージオプションを購入することで制限が解除され、再び高速通信を利用できるサービスもあります。このリチャージオプションは追加1GBあたり通常1,100円(税込)となっています。
つまり、10GBプランで契約して、リチャージオプションを使うことになった場合、2GB分の容量を追加購入した場合と、30GB使える「TLCプラス&ペア割30」を選択した場合、どちらも同程度の料金になるのです(以下の表の【例2】の場合)。
|
音声通話機能付きSIM |
「TLCプラス&ペア割30」 |
月額基本利用料金 |
月額 3,278円 |
月額 6,248円 |
【例1】データ通信を10GB使った場合 |
月額 3,278円 |
月額 6,248円 |
【例2】データ通信を12GB使った場合 |
月額 3,278円 |
月額 6,248円 |
※表内はすべて税込価格
この例のように、リチャージオプションを使って後から補充するのであれば、最初からより容量の大きいプランを利用したほうがおトクになるケースが多くなります。
ちなみに、「TLCプラス&ペア割30」は2枚のSIMで30GBのデータ容量をシェアすることになるため、仮にSIM1枚あたり15GB使うと仮定すると、1枚あたりの料金は実質3,124円(税込)と考えることができます。この金額は通常の10GBプランのご契約とほぼ同額です。
そのため、ご家族で複数名まとめて大容量のプランをご検討の場合は、「TLCプラス&ペア割30」を候補とした方がおトクにお使いいただけます。
ちなみに10GBの容量があれば、Webページ閲覧なら2万ページ、メールは33万通、LINEのスタンプ送受信100万回、46~118時間程度の動画閲覧が可能です。
インターネットコンテンツを存分に楽しみたいとう方は、10GBやそれ以上の容量での契約をおすすめします。
まとめ
今回は3GB・6GBの容量にフォーカスしてご紹介しました。
3GBや6GBも容量として少ないわけではありません。3GBでメールは約6300通分、LINEでも約150万通のやり取りが行えるので、普段使いする分には困らないでしょう。
これら低容量プランがおすすめなのは、Wi-Fi環境下でのスマホ利用が中心の方や、データ消費の大きいコンテンツの使用頻度が低い方、とにかくスマホ代を安く抑えたい方などです。
LIBMOには低容量向けのプランが充実しているので、検討している方はぜひお試しください。特に、容量無制限の「ライトプラン」は、多くのデータ通信をしない方にはうってつけのプランです。
一方で、もし通信を大容量使うのであれば、初めから10GBや30GBを選択するのも良いでしょう。制限を使ってリチャージオプションを利用するよりは、30GBを選択しておいた方がお得なケースもあります。
LIBMOの料金プランや各種キャンペーンについては、LIBMO公式ページにて詳しくご紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
自分のデータ通信利用頻度をよく考えて、料金プランを検討するように心がけましょう。