毎月のスマホ代を節約するために格安SIMに乗り換える方が増えています。
もしも現在スマホを持っておらず、新たに格安SIMを利用したい場合、SIMフリーのスマホを新たに購入しなければなりません。
この記事では、格安SIM契約時の乗り換え手順や、現在スマホを持っていない方に向けてSIMフリースマホの購入方法について解説します。
- 格安SIMとは?
- 格安SIMを契約するとき、スマホはどうする?
- まとめ
格安SIMとは?
格安SIMとは、毎月のスマホ代が格安になるサービスのことです。
格安SIMを提供している会社を「MVNO」といい、NTTドコモやソフトバンク、auといった大手キャリアと契約するよりも毎月のスマホ代が抑えられるという特徴があります。
大手キャリアは携帯電話サービスを提供するために基地局を持っていますが、MVNOは大手キャリアの基地局を借りることで安価なサービスを提供できるのです。
また、MVNOはさまざまな方法でコストカットを進め、格安料金を実現しています。大手キャリアのような手厚いサポートが提供されないなど、サービス面がシンプルになっている代わりに、月々の料金が安く済むのです。
格安SIMを契約するとき、スマホはどうする?
格安SIMを契約する際は、スマホが必要です。
既に持っているスマホを使う方法や新たに買う方法など、スマホを用意する方法は主に3つあります。ここからはそれぞれの手順と、メリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。
【方法1】持っているスマホをそのまま使う
まずは、持っているスマホをそのまま使う方法です。この方法なら新たにスマホを購入する必要もなく、店舗やインターネットで手続きをした後にSIMを差し替えて端末の設定をするだけで、格安SIMに乗り換えできます。
持っているスマホを格安SIMサービスで使う場合の手順
1.格安SIMサービスに申し込む
契約したい格安SIMサービスに申し込みます。インターネットでの申し込みが基本となりますが、サービスによっては店舗申し込みに対応しているものもあります。
乗り換え後も引き続き同じ電話番号を利用するためには、MNP予約番号取得が必要となりますので、忘れずに取得しましょう。MNP予約番号には有効期限(15日間)があるため、期間内に契約を進める必要があります。
申し込みには、契約者情報やMNP予約番号などの入力と本人確認ができる身分証明書が必要です。
2.格安SIMを差し替える
インターネットで格安SIMサービスを申し込みした場合、後日自宅に格安SIMカードが届くので、スマホのSIMトレイを開いて、カードを差し替えます。
この作業はそれほど難しくはありません。説明書、もしくはインターネット上で公開されているマニュアルに従えば、初めての方でも簡単に差し替えられるでしょう。
3.端末の設定
SIMの差し替えが終わったら、次はAPNの設定です。この設定をすることで、スマホがインターネットに接続できます。
使用する端末のOSや格安SIMサービスによって設定方法や内容が異なるため、説明書もしくは公開されているマニュアルに沿って設定しましょう。
「持っているスマホを格安SIMサービスで使う」メリット・デメリット
持っているスマホを格安SIMサービスで継続して使う場合のメリット、デメリット・注意点は次の通りです。
メリット |
デメリット・注意点 |
・端末費用が掛からない ・端末のデータをそのまま使える |
・古い端末はSIMロック解除が必要 ・SIMカードの種類に注意 ・対応周波数に注意 |
それぞれ詳しく説明します。
「持っているスマホを格安SIMサービスで使う」メリット
端末費用がかからない
キャリアから格安SIMに乗り換える場合、すでに持っているスマホのSIMを差し替えて端末の設定をするだけで格安SIMの乗り換えが完了します。新たにスマホを購入する必要がないので端末費用を節約できる点がメリットです。
端末のデータをそのまま使える
電話帳や写真などのデータ移行が不要です。格安SIMに乗り換えてからも引き続き端末のデータを使用できます。
「持っているスマホを格安SIMサービスで使う」デメリット・注意点
古い端末はSIMロック解除が必要
2021年9月30日以前に発売されたスマホはSIMロックがかけられており、ロック解除してからでないと他キャリアのSIMを使用できないという問題がありました。
そのため、2021年9月30日以前に発売されたスマホはSIMロックの解除が必要です。なお、SIMロックを解除する方法はキャリアによって異なるので端末を購入したキャリアのホームページをご確認ください。
ちなみに、利用する格安SIMサービスによっては、SIMロック解除が不要な場合もあります。手持ちのスマホがどのキャリアで購入したものかを確認した上で、格安SIMサービスの回線がどの大手キャリアの回線を借りているかを調べ、同じキャリアであれば解除は不要です。
例えば格安SIMサービスの「LIBMO(リブモ)」はNTTドコモの回線を使用しています。そのため、2021年9月30日以前に購入したスマホであっても、NTTドコモで購入したものであればそのまま使用できます。
なお、「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」(2021年8月改正)により、2021年10月1日以降に発売された端末はSIMロックがあらかじめ解除されています。
※参考資料:総務省 SIMロック解除に関するルール及び各社の取組
SIMカードの種類に注意
SIMカードには標準、micro、nanoのサイズがあります。近年、販売されているスマホの多くはnanoサイズのSIMが使用されていますが、機種により使用するSIMのサイズは異なるので注意が必要です。SIMのサイズの確認は、メーカーやキャリアに問い合わせる、機種名で検索するなどして確認しましょう。
対応周波数に注意
スマホによって対応周波数(対応バンド)が異なるため、持っているスマホと格安SIMの組み合わせによっては電波がつながりにくくなるおそれがあります。これを避けるためには、持っているスマホの対応周波数をメーカー公式ページで調べることが大切です。
例えば、iPhone SE(第3世代)の公式サイトの携帯電話/ワイヤレス通信方式を見るとさまざまな通信方式に対応していることが分かります。持っているスマホの通信方式と契約したいMVNOがどこのキャリアの設備を借りているかを確認したうえで安定した通信が可能か判断しましょう。
また、契約したいMVNOがLIBMOの場合、LIBMOはドコモの設備を借りているのでドコモのXiエリア(4G)で通話・データ通信が可能です。ドコモのサービスエリアマップから分かる通り幅広いエリアをサポートしているので、持っているスマホがドコモのバンドに対応していれば安定した通信が可能でしょう。
※ドコモのサービスエリアマップについてはこちらでご確認ください。
【方法2】SIMフリーのスマホを自分で購入する
続いては、新品・中古問わずSIMフリースマホを自分で購入する方法です。購入店を以下にまとめました。
・中古スマホ販売店
中古スマホ販売店では、最新機能を搭載したSIMフリースマホを安く購入できます。未使用品が店舗保証付きで売られていることもあるので、在庫があればお得に購入可能です。
・Amazonや楽天などの通販サイト
通販サイトの種類は、Amazonや楽天といった大手の通販サイトや、家電量販店の通販サイトなどさまざまです。そのため、複数のサイトで欲しいスマホを検索・比較し検討できます。
・家電量販店
初めてSIMフリースマホを購入する方は、家電量販店のスタッフと相談しながらスマホを選ぶことをおすすめします。実店舗ならスマホを直接触ってサイズ感や動作を確認できます。
・ドコモやソフトバンクなどのキャリア
電気通信事業法が改正されたことで、サービスを契約しなくても端末のみの購入が可能となりました。
※参考資料:総務省 電気通信事業法の一部を改正する法律の円滑な施行に向けた取組に係る 携帯電話事業者への要請
「SIMフリーの中古スマホはどこで買う?おすすめの購入方法をご紹介!」でSIMフリースマホを購入する方法をより詳しく解説しているので、SIMフリースマホをどこで購入すればよいのか迷っている方はぜひ参考にしてください。
SIMフリーのスマホを購入する際の流れ
購入の流れは以下の通りです。
1.SIMを契約する前に前述の方法でSIMフリースマホを購入
2.インターネットでSIMを契約
3.SIMが自宅に届いたら新スマホにSIMを装着
4.端末の設定(APN設定)を行う
なお、4.端末の設定はスマホのOSによって設定方法が異なるので、付属の説明書、インターネットで公開されているマニュアルを参考に設定しましょう。
「SIMフリーのスマホを購入する」メリット・デメリット
SIMフリーのスマホを購入する場合のメリット、デメリット・注意点は次の通りです。
メリット |
デメリット・注意点 |
・端末に豊富な選択肢がある ・携帯電話会社の制限がない ・2台持ちが簡単 |
・携帯電話会社の回線に対応していないスマホもある ・端末に関するサポートが受けられない場合がある |
それぞれ詳しく説明します。
「SIMフリーのスマホを購入する」メリット
端末に豊富な選択肢がある
現在、SIMフリースマホは国内外問わずさまざまなメーカーが販売しており、豊富な選択肢から自分好みの端末を選べるのは大きなメリットといえるでしょう。価格もエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い価格帯から選べます。
携帯電話会社の制限がない
SIMフリースマホはSIMロックが解除された状態なので、端末の周波数さえ対応していれば、どんな携帯電話会社のSIMを入れても通信できます。また、海外のSIMカードを使うことも可能なため、旅行や仕事など頻繁に海外で携帯を利用する方におすすめです。
2台持ちが簡単
前述の通り、SIMフリースマホには価格の安いエントリーモデルも多く販売されており、携帯電話会社の制限もありません。そのため、費用を抑えてサービスを契約できます。月々のスマホ代に負担をかけず、仕事用とプライベート用でスマホを使い分けることも可能です。
「SIMフリーのスマホを購入する」デメリット・注意点
携帯電話会社の回線に対応していないスマホもある
携帯電話会社によって使用している周波数帯が異なるので、スマホの種類によっては利用したいSIMが対応できないこともあります。事前にスマホの対応周波数帯と利用したいSIMの周波数帯が一致しているかを確認しておきましょう。
端末に関するサポートが受けられない場合がある
大手キャリアであれば端末やサービスに関するさまざまなサポートを受けることができますが、SIMフリー端末の場合は、そういったサポートが受けられないケースがあります。
また、端末の保証の有無は、SIMフリー端末をどこで買ったかによっても異なります。
事前に購入先で受けられるサポート内容や保証内容について、確認しておきましょう。
【方法3】格安SIMサービスが販売するスマホを購入する
最後に紹介する方法は、格安SIMサービスが販売するスマホを購入する方法です。この方法でスマホと格安SIMを同時に契約すれば、後述するキャンペーンでお得にスマホを利用できるうえ、中古スマホを購入する場合でも安心して購入できます。詳しい手順を見ていきましょう。
格安SIMサービスのスマホを買う場合の流れ
現在、各MVNO会社から多種多様なスマホが販売されています。
ここからはLIBMOでスマホ購入とSIM契約を同時に行う場合の流れを紹介します。
1.必要書類などを準備する
クレジットカード、メールアドレス、本人確認書類が必要です。
2.プランを決定する
適用する特典を決定するために利用するプラン、音声通話機能の有無、端末購入の有無などの質問に答えます。
3.オプションを決定する
音声通話かけ放題や端末補償オプションなど、その他希望するオプションを選択しましょう。
4.契約者情報を入力する
氏名や住所といった個人情報、支払方法などを入力して契約書面の確認方法をチェックします。
5.スマホが届く
最短3日でスマホとSIMカードが届きます。
6.利用開始
スマホにSIMカードを挿入し、利用スタートです。
「格安SIMサービスのスマホを買う」メリット・デメリット
格安SIMサービスのスマホを買う場合のメリット、デメリット・注意点は次の通りです。
メリット |
デメリット・注意点 |
・お得なキャンペーンを利用できる ・中古品でもサポートがあるから安心 |
・キャンペーンを利用するには条件がある ・キャンペーンには実施期間がある |
それぞれ詳しく説明します。
「格安SIMサービスのスマホを買う」メリット
お得なキャンペーンを利用できる
格安SIMサービスはさまざまなキャンペーンを実施しているので、条件を満たせばお得にスマホを入手できます。
例えば、LIBMOの「2.2万円還元プログラム」はスマホの新規契約・MNP契約が条件ですが、適用されれば「Redmi 12C」が実質0円で入手可能です。
また、このキャンペーンはすべてのスマホが対象となっているので、未使用品のiPhoneSE (第3世代)64GBが実質34,760円で購入できます。
さらに、LIBMOの申し込みと同時に購入すれば「つながる端末保証by LIBMO(月額550円)」に加入できるところも魅力的です。破損や水ぬれ・水没といったよくある事故に対応しているので安心してスマホを利用できます。
中古品でもサポートがあるから安心
格安SIM会社なら中古美品を安価で購入できるのもメリットの一つです。もちろん自分で中古のSIMフリー端末を探す方法もありますが、格安SIM会社での購入がおすすめです。
格安SIM会社が責任をもって販売している中古のSIMフリー端末は、性能についても問題なく、購入後のサポートも充実しています。
デメリット・注意点
キャンペーンを利用するには条件がある
前述の通り、端末の購入と同時にSIMの申し込みをしなければ、キャンペーンは受けられません。
例えばLIBMO「2.2万円還元プログラム」の場合、SIMの申し込みのみの場合は別のキャンペーンである「生活応援キャンペーン第2弾」が適用となり、還元額は最大で10,560円となります。もちろんこちらもお得なキャンペーンに変わりないのですが、いま手持ちのスマホがないのであれば、端末とセットで購入したほうがよりお得です。
なお、LIBMOのキャンペーンの適用条件について知りたい方は公式サイトをご確認のうえ、お申し込みください。
キャンペーンには実施期間がある
条件だけでなく、キャンペーンには期間が設けられています。
利用したいキャンペーン期間にあわせてサービスの新規契約やスマホ購入の検討が必要になるでしょう。
まとめ
今回は、格安SIMを契約するときにどうやってスマホを用意するかを紹介しました。既にスマホを持っている方は、現在使用中のスマホに格安SIMを挿入することで簡単に乗り換えできます。しかし、スマホの性能などに不安を抱えている方は、この機会にスマホの購入も検討してみてはいかがでしょうか。SIMの契約とスマホ購入でキャンペーンを最大限利用できるプランもご用意しています。
また、スマホを持っていない方にもLIBMOが取り扱っているスマホ購入がおすすめです。2023年11月現在、LIBMOでは「2.2万円還元プログラム」を実施しており、スマホの新規契約・MNP契約をすることですべてのスマホが2.2万円引きで入手可能です。
※本記事の情報は2023年12月15日時点のデータに基づくものです。
※掲載中のキャンペーンは予告なく変更になることがあります。ご利用前に、必ず適用条件をLIBMOの公式ページでご確認ください。