現在ドコモのガラケーを使用している方は、ガラケー用の通信サービスである3Gが2026年3月末で終了予定であることをご存知でしょうか?
2019年10月29日、ドコモは3Gサービス終了に関する報道発表資料を公開しました。この資料の中に、FOMAやiモードといった3Gサービスを2026年3月末に終了する内容が記載されています。
では具体的に、3Gサービスが終了することで、ドコモのガラケーユーザーにはどんな影響があり、どのような準備が必要となるのでしょうか。
この記事では、ドコモのFOMAやiモードといった3Gサービス終了に伴う影響や対策を紹介します。
- ドコモの3Gサービス終了とは
- ドコモの3Gサービスが終了する日時
- 3Gサービスが終了すると何が使えなくなる?
- 3Gサービスの終了に向けて備えておこう
- ガラケーからスマホへの移行なら「LIBMO(リブモ)」がおすすめ
- まとめ
ドコモの3Gサービス終了とは
現在、ドコモが提供している3GサービスはFOMAとiモードです。前述の通り、これらの3Gサービスは2026年3月末に終了を予定しています。
まずは、そもそも3Gサービスとは何か、なぜ終了するのかを解説します。
3Gサービスとは?
3Gサービスとは「3 Generation」つまり第3世代の通信規格を利用した通信サービスです。
3Gサービスはガラケーでよく利用されている通信規格で、カメラで写真の送受信を可能としました。3Gサービスという名前に聞き覚えがなくとも、FOMAやiモードなら聞き覚えある方も多いのではないでしょうか。
その後2010年ころから4Gサービスの提供が開始され、それに伴いスマホも多く販売されるようになりました。これにより、3G=ガラケー/4G=スマホといったイメージが定着するようになったのです。
幅広くスマホが普及した現在ですが、物理ボタンがあり直感的な操作が可能なガラケーは根強いファンも多く、3Gサービス自体も4Gと並行して続けられてきていました。
なぜ終了するのか
2010年頃から4Gサービスで配信サービスやSNSの利用が可能となり、2020年頃になると5Gという超高速かつ超低遅延、多数同時接続可能な通信規格が登場しました。そのため、3Gは最新の5Gと比較すると2世代前の通信規格になります。
現代では、配信サービスやSNSの利用は当たり前になり、5Gを利用してさまざまなデバイスがインターネットにつながるようになりました。携帯会社としても、2世代前の通信規格を継続するより5Gへの投資を行ったほうが、今後サービスを提供するうえで利益になると考えています。
これはドコモも例外ではなく、契約数の減少や5Gへ経営資源を集中させることから「FOMA」および「iモード」のサービスを終了するとしました。
ドコモの3Gサービスが終了する日時
ドコモの3Gサービスは、2026年3月31日(火曜日)に終了します。
対象となるのは3Gサービスの「FOMA」と、携帯電話からインターネットやメールを利用するためのサービスである「iモード」です。
ドコモ以外の大手通信事業者の3G終了日時
なお、ドコモ以外の大手通信事業者においても、3Gサービスは終了済み、または終了予定となっています。
ドコモ以外の大手通信事業者の3G終了日時は以下の通りです。
au |
|
ソフトバンク |
3Gサービスが終了すると何が使えなくなる?
前述のとおり、3Gサービスが終了すると、FOMAやiモードといった機能が使えなくなります。
このほかに、以下の料金プラン、サービス、端末が利用できなくなります。
・「終了する料金プラン」(124料金プラン)
FOMA旧料金プラン/ベーシックプラン/バリュープラン など
・「終了するサービス」(13サービス)
iモードメール/iMenu® など
・「ご利用いただけなくなる機種(FOMA)」(423機種)
・「一部機能がご利用いただけなくなる機種(4G)」(245機種)
VoLTE非対応機種 など
引用:「FOMA」および「iモード」のサービス終了に関するお知らせ<2024年3月21日>
このように、3Gサービスの終了により、4Gに対応していないガラケーは使用できなくなるほか、FOMAやiモードに関連する料金プラン、各種サービスも使用ができなくなります。
3Gサービスの終了に向けて備えておこう
3Gサービスが終了すると、3Gしか対応していない機種は使えなくなるため、4Gや5Gに対応した機種への切り替え、料金プランの変更などの準備が必要となります。
ここでは、ドコモのガラケーからスマホに機種変更する際のプランを解説します。
4Gや5Gに対応した機種への変更
ドコモでは、ガラケーからスマホに乗り換えた場合、以下のキャンペーンを利用できます。
いつでもカエドキプログラム
本体代金を24分割したうえで、23回目の支払いまでに利用していた端末を返却すると、残りの本体代金が免除されます。端末の購入にかかる負担が軽減するため、さまざまな機種が購入の選択肢に入りやすくなるでしょう。
オンラインおトク割
オンラインおトク割では、対象機種が最大20,000円以上割引されます。ただし、対象機種によって割引額は異なります。
5G WELCOME割
5G WELCOME割は、対象の5Gスマホ購入に対して適用されるキャンペーンです。dポイントの付与、もしくは最大22,000円の割引がされます。「新規契約」「他社乗り換え」「機種変更」「契約変更」などの手続きも対象ではあるものの、割引機種は手続きする内容に応じて異なります。
ドコモオンラインショップからの購入で機種代金が割引される
ドコモオンラインショップで販売している割引対象商品は、通常の購入に比べて安い価格で購入が可能です。割引価格は対応機種に応じて異なり、最大5万円以上もの割引が適用されるケースもあります。
5G WELCOME割と併用が可能になるため、組み合わせ次第で高性能なスマホが1〜2万円の負担だけで購入できるでしょう。
ドコモのスマホ移行向けプラン「はじめてスマホ割(はじめてスマホプラン)」
3G終了により、機種の変更だけでなく料金プランの変更も必要となります。
ガラケーなど3Gケータイからの移行でおすすめなのが、「はじめてスマホ割(はじめてスマホプラン)」です。FOMAからの契約変更の方が対象となるプランです。
プラン名 |
はじめてスマホプラン |
基本料金 |
通常の月額料金 1,815円/月(税込)
dカードお支払割+はじめてスマホ割適用時 1,078円/月(税込) ※13か月目以降 1,628円/月(税込) |
データ容量 |
1GB/月 |
通話料金 |
5分以内の国内通話が無料 |
オプション |
かけ放題オプション 1,100円/月(税込) ※国内のみ |
データ容量1GB/月の「はじめてスマホプラン」なら、各種割引適用後の料金は1,078円/月(税込)です。月々の料金負担を抑えながら、スマホを使い始めることができます。
データ容量は1GB/月と最小限の設定です。これまでガラケーを使っていて、インターネットに接続してコンテンツを利用する習慣がない方であれば、問題のない容量と思われます。以下にデータ容量1GB/月でできる通信の例をまとめました。
|
消費データ容量 |
1GBでできること |
Webサイトの閲覧 |
1ページあたり 約300KB |
約3,490ページ分 |
LINE メッセージ(500文字)の送受信 |
1メッセージあたり 約2KB |
約50万回分 |
LINE 写真付きメッセージ(500文字)の送受信 |
1メッセージあたり 約1MB |
約1,000回分 |
タイムライン閲覧 |
5分の閲覧で 平均20MB |
約250分間 |
Youtube動画視聴 (720p) |
1分間で 約10MB |
約100分間 |
参考:https://prebell.so-net.ne.jp/tips/pre_18112201.html
上記表を確認し、自身の想定している通信の範囲内なら、5分以内の国内通話無料オプションが付いてくる「はじめてスマホ割(はじめてスマホプラン)」がおすすめです。
ガラケーからスマホへの移行なら「LIBMO(リブモ)」がおすすめ
ガラケーからスマホに移行する際、ドコモのような大手通信事業者以外の選択肢として「格安SIM」という選択肢もあります。ここからは、そもそも格安SIMとはどんなSIMなのか、そしておすすめの格安SIM事業者を紹介します。
格安SIMとは?大手通信事業者とどう違う?
格安SIMとは、毎月の携帯料金が格安になるSIMカードのことです。ドコモやauといった大手通信事業者のプランよりも安く利用できる場合がほとんどです。
なぜ大手通信事業者よりも安く利用できるのでしょうか。大手通信事業者は自社のサービスを提供するために基地局を持っているため、設備の維持のために定期的なメンテナンスが必要です。一方、格安SIM事業者(MVNO)は基地局を持たず、大手通信事業者の基地局を借りて通信サービスを提供するため、毎月の携帯料金を安く設定できるのです。
大手通信事業者の基地局を借りているため、データ通信の品質が問題ないことはもちろん、格安SIM事業者によってはお得なキャンペーンを実施していることもあります。格安SIMサービスによって実施しているキャンペーンは異なるため、どのサービスのキャンペーンがお得に利用できるのか調べてみるとよいでしょう。
なお、2024年4月現在、LIBMOではスマホ大特価セールを実施中です。LIBMOへの新規契約、またはMNP契約(電話番号を変えずに通信事業者を変更する方法)で、スマートフォンの「moto g24」が本体代金一括1円で契約できます。
他にもスマホ大特価セールの対象スマホが選べるため、詳しくはこちらをご覧ください。
LIBMOの料金プラン
2024年3月現在、LIBMOは「なっとくプラン」と「ゴーゴープラン」の2つを提供しています。今回は、スタンダードプランである「なっとくプラン」の料金プランを紹介します。
月間データ容量 |
生活応援 キャンペーン 第3弾 (最大2年間) |
3GB |
8GB |
20GB |
30GB |
音声通話機能付きSIM |
適用前 |
980円 |
1,518円 |
1,991円 |
2,728円 |
適応後 |
870円 |
1,298円 |
1,661円 |
2,288円 |
|
データ通信専用SIM |
適用前 |
858円 |
1,320円 |
1,991円 |
2,728円 |
適用後 |
748円 |
1,210円 |
1,881円 |
2,618円 |
※料金はすべて税込
LIBMOとドコモの料金プランを比較
まず、LIBMOとドコモの料金プランを比較してみましょう。
なお、下記の表に記載された価格は各種キャンペーンを適用した金額です。
月間データ容量 |
1GB~3GB |
3GB~20GB |
20GB以上 |
LIBMO (音声通話機能付きSIM+なっとくプラン) |
【3GB】870円 ※25か月目以降 980円 |
【8GB】1,298円 ※25か月目以降 1,518円 ※25か月目以降 1,991円 |
【30GB】2,288円 ※25か月目以降 2,728円 |
ドコモ(はじめてスマホプラン) |
【1GB】1,078円 |
|
|
ドコモ(eximo) |
【~1GB】2,178円 |
【3GB~無制限】4,928円 |
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ドコモ(irumo) |
【3GB】880円 |
【6GB】1,540円 |
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ドコモ(ahamo) |
|
【20GB】2,970円 |
|
※料金はすべて税込、各種キャンペーン適用後の料金
参考:ドコモ 料金プラン
上記表を見ると、いずれのデータ容量の場合も、LIBMOの料金設定が最も安くなっていることがわかります。
ご紹介した「はじめてスマホプラン」が1GBで1,078円(税込・割引適用後)に対して、LIBMOならそれよりも容量の多い3GBプランが870円(税込・割引適用後)と、よりおトクになっています。
また、スマホへの移行を機にLINEやSNSなども活用してみたいという方であれば、3GBよりも容量の多いプランを契約するとよいでしょう。
まとめ
今回の記事では、ドコモのガラケーユーザー向けに3Gサービス終了の影響と対策、乗り換える際のプランなどを紹介しました。ドコモの3Gサービスは、2026年3月末に終了するため、3Gのみ対応のガラケーを使用している方は乗り換えを検討する時期に入っています。ガラケーから乗り換える際は、大手通信事業者や格安SIM事業者のスマホ移行プランを利用して乗り換えるかもしれませんが、お得にスマホを利用できる格安SIMがおすすめです。格安SIM事業者の中でもLIBMOはさまざまなキャンペーンを実施しており、端末代金込みでもお得な乗り換えが可能なため、この機会にLIBMOでの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2024年4月25日時点のものです。最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。