最近、利用料の安い格安SIMの利用を検討する人が増えています。
しかし、格安SIMを扱う会社は20社以上あり、どれを選んだらいいのか分からず迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方々のために格安SIMの選び方をご説明するほか、格安SIMがそもそもなぜ安いのか、その理由の解説や、申し込み方法、メリット、注意点などをご紹介します。
いま話題の格安SIMとは?
格安SIMは、大手通信キャリア(NTTドコモ、KDDI(au)、SoftBank)に比べて、安い月額料金で利用することができるサービスです。
「SIM」って何?
SIMとは、スマホのスロットに挿されているICチップ内蔵のカード(SIMカード)のことで、利用者の電話番号などの基本情報が記録されています。
SIMカードは、契約した携帯電話会社から発行されます。このSIMカードを刺すことで、スマートフォンで携帯電話回線を使った通信を行うことが可能になります。
SIMカードに必要な情報が記録されているため、例えば機種を変更する際、新しい機種で通信を利用したい場合には、SIMカードを差し替えるだけで済ませることができます。
ただし同じSIMカードを刺すだけで使える端末には一定の制約があります。
SIMカードには「標準SIM(miniSIM)」「microSIM」「nanoSIM」の3種類のサイズがあり、スマホ本体のSIMスロットの大きさに合わせたサイズのSIMを用意する必要があります。
格安SIMが安い理由とは?
続いて、なぜ格安SIMが安いのか、その理由について詳しく解説していきましょう。
秘密は格安SIMの仕組みにあり
格安SIMの仕組みを知るためには、まず大手通信キャリアの役割について知っておく必要があります。
大手通信キャリアは自社で回線を構築しており、アンテナや基地局を立てるといった通信設備の設置・整備に投資を行っています。
その通信網構築費は、ユーザーが支払う利用料金によって賄っています。
一方、格安SIMを利用した格安スマホは、自前の通信網を持たず、大手通信キャリアに回線を借りて通信サービスを提供しています。
通信設備の投資や整備が必要ないため、大手通信キャリアに比べて必要となる設備費や人件費は少なくなります。
そのため、大手通信キャリアよりもユーザーが支払う利用料金を安く抑えることができるのです。
また、大手の通信キャリアは独自のスマホを開発したり、独自のコンテンツを展開したりと、全国にショップを展開して手厚いサポート体制を敷いています。
一方で格安SIMでは、もちろんサービスによって違いはありつつも、独自スマホの開発を行わずSIMフリースマホを利用し、店舗を持たずにWebでサービスを提供するなど、提供するサービスを絞ることで様々なコストを抑えています。
その結果、ユーザーの支払う料金も安く抑えられているのです。
格安SIMを利用するメリット・デメリット
格安SIMを利用するにあたっては、大手通信キャリアと比べてメリット・デメリットをよく理解しておくことが大切です。
価格が安いのが最も大きなメリットですが、デメリットもあります。
メリット
メリットとしては、価格が安いことの他に、
・料金プランがシンプルで分かりやすい
・契約期間・解約金などの縛りが緩い
などといったことが挙げられます。ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
とにかく価格が安い!
格安スマホは、大手の通信キャリアに比べて平均月額利用料金が4割から5割安くなります。各社、料金の安さ、通信速度の速さ、データ容量の大きさなどで競い合っています。
例えばLIBMOでは、音声電話つきSIMカードの場合、3GBプランが通常価格1,580円(税抜)、6GBプランは通常価格2,180円(税抜)となっています。
大手通信キャリアよりも大幅に安い価格設定となっています。
また、通話を多くする方に向けて、格安SIMでも「かけ放題」オプションを提供しているサービスがあります。
たとえばLIBMOでは、10分以内の通話がすべて無料となる「10分かけ放題」を月額850円(税抜)で提供しています。
さらに、よりお得な「かけ放題ダブル」なら、「10分かけ放題」の機能に加えて、各月の電話回数の上位3番号の通話料が10分を超えた分も含めて通話料無料になります。こちらは月額1,300円(税抜)で提供しています。
料金プランがシンプルでわかりやすい
格安スマホは、料金プランがシンプルで分かりやすいのが特徴です。
大手キャリアのスマホは、家族割引、2年契約、自宅のインターネットと固定電話との同時契約割引など、契約時に選択しなければいけないプランが多く、1つ1つ理解しながら料金プランを組み立てていかなければなりませんが、格安スマホの多くはデータ容量に応じた料金プランになっており、自分が1か月にどの程度のネットやデータ送信をするかを選ぶだけで料金プランを選べます。
LIBMOでは、SIMカードのタイプ選択と、データ容量を3GB、6GB、10GB、20GB、30GBの5種類の中から選ぶことができます。基本的なプランであればこれだけで選択完了となります。
様々なサービスをオプションで付けたい場合も、それぞれ必要なものをつければOK。複雑なサービス内容を理解する必要はありません。
契約期間、解約金などの縛りが緩い
大手キャリアでは契約の際、2年以上の契約をすることを条件とした割引が行われ、2年以内に途中解約すると場合には解約金が必要となることが多くあります。
一方で、格安スマホでは最低契約期間がない、もしくは短いものや、解約金もかからないものが多く、縛りがあっても大手キャリアより緩くなっていることがほとんどです。
また、大手キャリアは2年ごとに契約が自動更新されますが、格安スマホでは最低契約期間を過ぎればいつでも解約金なしで解約が可能で、自動更新もない場合が多数です。
デメリット
ご紹介してきたように、格安スマホは上記のように多くのメリットがありますが、知っておくべきデメリットもいくつかあります。
特に、大手キャリアと比較した場合のデメリットをご紹介します。
通信速度が遅いことがある
格安スマホは大手キャリアの回線をレンタルしているので、アクセスが集中するお昼休みの時間帯(12時から13時頃までの間)や、夕方から夜にかけての時間帯(17時から22時頃までの間)は通信速度が遅くなることがあります。
また、格安スマホ会社によって、大手キャリアからレンタルしている設備の容量に違いがあるので、会社によって通信速度が異なります。
時間帯によってはインターネットの利用が不便なくらい遅くなるものもあります。導入の際は口コミなどで比較しておきましょう。
キャリアのメールアドレスが利用できない
格安スマホでは、@の後に「docomo.co.jp」、「ezweb.ne.jp」、「softbank.ne.jp」などがつく大手キャリアのメールアドレスは使えません。
対策として、GmailやYahoo!メールといったフリーメールを使うことで代用できます。これらのメールボックスの容量はキャリアメールよりも大きいことが多く、一般的な使用で不便を感じることはないでしょう。
格安SIMの選び方とは
格安SIMを選ぶにあたってはいくつか注意すべき点があります。
ここでは選び方について3つのポイントを解説します。
まずは自分に合ったプランを考えよう
格安SIMの購入にあたっては、通話もネットもするのか、ネットのみに使用するのか、そして月々どの程度のデータ通信をするのかによっても料金プランが異なるので、自分が使うシチュエーションを考えて選びましょう。
また、SIMロックを解除する必要があるスマホを選ぶ時に、SIMロック解除の条件を満たしているかも忘れずにチェックしましょう。
音声通信SIMか、データ専用SIMか
格安SIMには、
・メールやネットのデータ通信のみのデータ通信専用SIM
・データ通信とSMS(ショートメッセージサービス)ができるSMS機能付きSIM
・データ通信・SMS・音声通話ができる音声通話付きSIM
の3種類があります。前者2つをデータ専用SIMと呼び、後者を音声通信SIMと呼びます。
データ専用SIMでも、LINEや050 plus、スカイプといった電話アプリを使えばデータ通信を利用した音声通話が利用可能です。
音声通信SIMでは、通常のスマホ同様音声通とネットの両方ができますので、MNP(ナンバーポータビリティ)を使うことによって今まで使っていた電話番号を新しいスマホに移すことも可能です。
月々の必要なデータ容量は?
格安スマホの料金プランは、データ容量によって料金が決まる仕組みになっていますので、自分が月々どのくらいのデータ通信をするのかを元にプランを選ぶことになります。
データ通信容量別に見ると、外出先ではあまりデータ通信をしない人や、LINEやSNSを利用する程度の人は1GBや3GB程度で問題ないでしょう。音楽ストリーミングサービスや、SNSでも画像・動画コンテンツを多く閲覧する人、さらに動画配信サービスを利用する人なら、10GB以上の大きめの容量を選ぶと良いでしょう。
スマホの「SIMロック」をチェック
大手キャリアのスマホは、他社のSIMを装着しても使えないという制限が組み込まれている場合があります。これがいわゆる「SIMロック」と呼ばれるものです。
ただしこの「SIMロック」は、各キャリアが定める条件をクリアすれば解除することが可能です。
条件の内容は会社によって異なりますが、契約者本人で、購入してから一定の期間が経過していること、利用料金を滞納していないことなどが条件です。
ちなみに大手キャリア以外から販売されているスマホは、最初からSIMロックが解除されていますので、特別な手続きは必要ありません。
データ量と料金で比較
前述したように格安スマホは、データ容量によって料金が異なります。データ容量ごとの相場はおおよそ以下のとおりです。
・1GB 480円~
・3GB 880円~
・6GB 1,380円~
・10GB 2,280円~
格安スマホを選ぶ際、ついつい料金に目が行ってしまいますが、通信速度の違いを押さえるようにしましょう。
大手キャリアの通信網をレンタルしている格安スマホは、アクセスが集中する時間帯は通信速度が低下する傾向があります。自分が利用する時間帯でストレスなく使えそうかなど、あらかじめチェックしておきましょう。
キャンペーンで比較
格安スマホ各社はさまざまなキャンペーンを展開して販売促進を図っています。キャッシュバック、各種手数料割引、端末割引、通信データ容量増量などがその一例です。
キャッシュバックでは、一定の指定期間を利用した後に手続きをすると現金が戻ってきたり、ギフトカードや商品券が送られてきたりします。
各種手数料割引では、契約の際にかかる初期費用や事務手数料が割引になり、中には無料になるものもあります。
端末割引では、格安SIMと端末を同時に購入すると、端末代金が1万円から2万円ほど割引されます。
通信データ容量増量では、無料でデータ容量の増量が受けられます。
キャンペーンは期間を限定して展開しているケースがほとんどなので、タイミングを逃さないようにネットで各社のキャンペーン情報をチェックしましょう。
格安SIMの申込方法とは?
格安スマホは店頭販売しているのは少なく、一般的にはWeb上で申し込みます。
例えばLIBMOでは、用意するものは、本人確認書類、クレジットカード、メールアドレス、MNP予約番号です(MNPを利用する場合のみ)。
本人確認書類は、運転免許証や健康保険証を撮影し、その画像を申し込み完了後にメールで送られてくる本人確認書類提出の案内に従ってアップロードします。
MNP予約番号は、MNP(他社携帯乗り換え)をする時に必要な10桁の番号です。乗り換え前のキャリアで発行をしてもらって入手し、MNP予約番号入力画面で登録します。
以上の手続き・入力が完了すればSIMカードが郵送されてきます。SIMカード到着後、LIBMOお客様センターに電話し、音声ガイダンスに従って開通手続きを行います。
手続き完了後、SIMカードが使えるようになり、普段通りスマートフォンを使用できるようになります。
まとめ
この記事では、格安SIMが安い理由、メリット・デメリット、注意点などについて解説しました。
大手キャリアに対して、格安SIMであれば月々の利用料を大きく抑えられる可能性があります。
そんな格安SIM、使ってみようかなと考えていらっしゃるのであれば、ぜひLIBMOをご検討ください!
LIBMOは、データ通信容量3GBで月額880円(税抜)~と非常に安く利用開始できます。
また、端末購入時に「端末購入サポートプログラム」によって端末代金が実質7,200円(税抜)引きとなるキャンペーンや、「LIBMO学生応援プログラム」では学生を対象に最大1,000円(税抜)の割引が13ヶ月間適用されるキャンペーンも行っています。
もともと安く設定している利用料金がさらにお安くなります。
その他にも、オプションの「TOKAI SAFE」では、ウィルス対策、ペアレンタルコントロール、Webフィルタリング、デバイスの位置情報把握など、お子様やご自身のスマホに安心を提供するサービスもご用意しています。
その他にもサービスが充実していますので、LIBMOホームページでぜひ詳細をご覧ください!